カイバ第4話の記事です。
1~3話はこちら。
すでの視聴済みの方向けの記事です。ネタバレあり。
おさらい&解釈のヒントにどうぞ!
詳しいストーリー・解説
第4話 ばあさんの記憶の部屋

灯台の星ババ到着
船内アナウンス『下船する方にご注意願います。本惑星の重力は通常の半分程度のため、大きくジャンプなどいたしますと、思わぬ事故が起こることがございます・・』
灯台がある星”ババ”に上陸したカイバとひょーひょー&バニラ。
普通に走っているだけなのに、重力が小さいためぴょんぴょん飛び跳ねています。
てか星の名前が”ババ”って・・今回のお話がおばあちゃんの話だからだろうか・・
足元には青いつぼみをつけた植物が生えています。
カイバの後をつきまとうバニラ。
バニラ『つけていってるわけじゃないんだけどぉ・・
君のいく方向と僕のいく方向が同じってかさぁ・・』
私含む視聴者『うわぁ・・』

あまりにしつこいのでカバのボディにこっそり乗り換え、バニラを撒きます。

灯台守のばあさん
そこへばあさん登場。
カイバのお腹の傷を見て、自分の家にひっぱって連れて行きます。
ばあさんの家は灯台守の家系で、ばあさんと孫、ケラ&ボリの三人で暮らしています。
カイバのお腹の傷を治してくれるばあさん。
優しいじゃん、と思ったらお金を要求するのね・・
まあ、ちょっとちゃっかりしてるけど悪い人ではなさそうかな。

ケラ『お前さっきから何だまってんのー?もしかして俺らの宝物狙って・・?』
ケラはカイバとひょーひょーの存在を怪しんでいます。
そこへバニラ登場。
クロニコを血眼で探しています。
逃げようとするカバボディのカイバ。
バニラがホーレイトーを使ってカイバの記憶の中に侵入します。
カイバの記憶の中
カイバの記憶に入り込んだバニラ。
やたら入り組んだ通路を見てバニラは言います。
『こいつ、タダ者じゃないな・・』
記憶の中で、見られてはいけない記憶?(本)を抱え、バニラから逃げるカイバ。
そこでひょーひょーがホーレイトーをいじり、カイバの記憶の世界を閉じてくれます。
記憶の外にはじき出されるバニラ。
ひょーひょーがホーレイトーをバニラに向け、バニラは停止します。
死んだじいさん 眠るばあさん
そこへもう一人の孫・ボリがばあさんの家に帰ってきます。
『腹のエグれたカバに気を付けろ』と。
カイバを追っている宇宙船の保安官から聞いたのでしょう。
バニラのカーバイルを奪ってカイバたちに向ける孫。
ケラ『こいつら死んだじいちゃんの宝物泥棒なんだー』
ボリ『バカ!ばあちゃんの前で”じいちゃん死んだ”って言うなー!』
じいさんの死、という現実が受け入れられないばあさんは、”じいちゃん死んだ”という言葉を聞くと深い眠りに入ってしまうらしい。
この間もうっかり言ってしまい、なんと4か月間も寝続けてしまって、やっと昨日目が覚めたところだった、と・・
今回も多分に漏れず、ばあさんは眠りこけてしまいます・・
ばあさんの記憶に入るカイバ
孫二人に脅され、カイバはばあさんの記憶の中に入り込みます。
『死にたくなかったら一仕事しろよ』と。
目的は”じいさんの宝物のありかを探る”こと。
言われた通り、カイバはばあさんの記憶の中で記憶の書を片っ端から読み漁り、宝物についての情報を探りますがなかなか見つかりません。
隠し部屋を見つけ入り込むカイバ。
そこにはばあさんが座っていました。
記憶の中ではカイバはカバのボディでも話をすることができます。
やはりここでも、じいさんは死んでいない、とばあさんは言い張ります。
カイバ『でも、灯台のてっぺんからじいさんは落ちたって・・』
ばあさん『じいさんは落ちたりせん!!』
一冊の本がバタバタ暴れていて、それを大きなピンチが挟みこんで開けなくしています。
これは”じいさんの死に関する記憶の書”なんでしょうね・・
そこにばあさんの過去の姿、幼女・少女・女の時代の三人が現われ、口をそろえて言います。
ばあさんの過去の姿たち『じいさんは死んでしもうたんよ』
暴れていた本がついにピンチを弾き飛ばし、ばあさんは大泣きします。
じいさんが落ちた理由
ばあさんの記憶の中。
泣いているばあさんの元へじいさんが現われます。
やはり自分は灯台から落ちて死んだ、と。
なぜ落ちたか聞かれると・・
じいさん『おめえ、ホチの花好きじゃったろう?』
”ホチ”というこの星では珍しいとされる美しい花。
どこの星からか種が飛んできて芽を出し、若い頃のじいさんはその花をばあさんにプレゼントしました。

しかしふたりはそれ以来ホチの花を見つけることはできずにいました。
それを100年ぶりに見つけたじいさん。
『灯台のてっぺんの壁に生えているホチの花を取ろうとして落ちてしまった』と・・
じいさんはばあさんに、ばあさんの好きな花をプレゼントしたかったんですね。
ばあさん『あんた・・あほじゃ・・』
じいさん『いやあ、すまんすまん』
ばあさんはそっちに行っていいか、とじいさんに聞きます。
じいさんは止めますが、ばあさんはじいさんが帰って行く扉に一緒に飛び込むのでした・・
ばあさんは『宝物は灯台のてっぺんにある』と言い残し、じいさんと一緒に行ってしまいます。
じいさんの宝物
閉じていくばあさんの記憶から抜け出したカイバ。
ケラとボリに宝物のありかを伝えます。
ふたりがそこで見つけたのは、じいさんとばあさんの写真やドライフラワーにしたホチの花、孫が使っていたおしゃぶり・・など思い出の品が入った箱でした。
クロニコの体に戻ったカイバは、停止していたバニラを元に戻し言います。
カイバ『この人のお墓をつくってあげたいの』
二つ返事でOKするバニラ。
クロニコのいうことは何でも聞いちゃうのね・・
ふたつのお墓が並んでいて、すぐそばにはたくさんのホチの花のつぼみが花を開かせようとしています。
カイバをのせた宇宙船はババを発つのでした。
一瞬の記憶を取り戻したカイバ
宇宙船に戻り、ロケットのネイロの写真を眺めるカイバ。
そこへバニラがやってきます。
パンのようなよく分からない食べ物らしいものをクロニコに見せながらバニラは言います。
バニラ『クロニコ!パリの毛が三本になってたよ。毛が三本になったら食べ頃なんだ』
その言葉にカイバは反応します。
ネイロ『おしりの毛が三本になってるから、もうじき弾ける。』
カイバは昔ネイロが言ったこの言葉を思い出します。そしてキスをするカイバとネイロの姿も・・
カイバの記憶の断片が、たまたまバニラが言った言葉に反応したのでした。
・・・いやそれにしても、え?おしり?毛?三本?はじける??なんのことやら・・・
って感じですよね・・でもなんか耳に残る気になるフレーズ・・
作り手さん、さすがだ・・
ケラとボリ 密航するも・・・
両親のように船に乗って灯台の星を離れることを夢見ていたケラとボリ。
じいさんの宝を売って船に乗るつもりでしたが、宝は売れるようなものではありませんでした。
カイバたちの乗る宇宙船に忍び込むも、重力に耐えられず息を引き取るのでした・・
ババは重力が極端に小さかったため、体が耐えられなかったんですね。
まとめ
今回は、悲しいけれど救われる部分も多いかな、というお話でした。
じいさんばあさん、良かったね・・
ちなみにホチの花。
じいさんは100年見つけられなかった、と言っていましたが、最初からよく画面に映っていて、どうやら実際はこの星でも珍しい花ではないようなんですよね。
これはきっと童話”青い鳥”と同じメッセージが込められているのだと思います。
オマージュ?モチーフ?なのかもしれませんね。花も青だし・・
カイバが次に降り立つ星ではどんな出会いがあるのでしょうか・・
それではまた。
↓5話の解説はこちら↓
考察 テレビアニメ『カイバ』まとめ記事 第5話”憧れの星アビパ”
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