いよいよ後半に突入です、カイバ7話め。
この話でバニラの恋が終わり、それを境に物語が大きく動き始めます。
この記事はすでに視聴が済んでいる方向けの記事です。
ネタバレあります。
ストーリーのおさらいや解釈のヒントにどうぞ!
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詳しいストーリー
第7話 記憶に残らない男
7話スタッフ
横山彰利:脚本・絵コンテ・演出
以東伸高:作画監督
海底都市の星ネネ デートスポット月
宇宙船を降り、カイバを海がある惑星ネネに連れ出すバニラ。
盛り上げようとしてがんばります。
この星ではなぜか、海の水の一部が宙に分散されてしまい、それに機械をつけ元の海に吸い戻しています。
バニラ『この星の人はもともと陸に上がらず、急激な進化を遂げたんだ。』
海の中には巨大な海底都市が広がっています。
バニラはこの星のデートスポット、月にカイバを連れて行こうと計画しています。
そこに行けばクロニコ(カイバ)もきっと・・・とても素敵な場所らしい。
月に行くボートに乗ることを提案するバニラ。
カイバは渋々誘いを受けます。
その際ワープの顔がついている、像のようなものがうつります・・
入国管理所にて
バニラの上司であるバボがバニラとクロニコの居場所を、入国管理スタッフに問いただします。
スタッフは2人が明け方入国したこと、男が月に行きたがっていることをバボに伝えます。
『ボートを貸し出していないからあきらめたと思うよ』とも。
バボは一想団の赤い制服を着たような人物に話しかけます。
顔はうつってないけど・・ポポかな??
バボ『またやっかいなとこだねぇ。惑星ネネの月、リベラ。独立挫折過激派暴戻の砦。一想団て無茶なことするねぇ・・』
『もう人っ子一人生きちゃいないけど、街の記憶が死者の記憶をとどめている。閉鎖されているけど街はまだ生きているつもりなのさ。』
『犯行の妨げ?あのおいちゃんは知らんぷり装ってるけど、街一人がまだみんなが生きてるように体面を保とうとしているわけ。それってやばくねえ?』
バボとテロリスト一想団て・・
対立する関係にあると思うんだけど・・
どういうことでしょ。
月を目指すバニラとカイバ
バニラとカイバはボートに乗って月を目指します。
ボートと言っても潜水艦のようなもので、完全に水中に潜って進んでますね。
私『これ乗ってみたい。』
入国のおっちゃんが『危ないからボートを貸してない』って言ってたので・・
バニラが勝手に拝借したんでしょうね。
バニラ『あれがネネの月、リベラさ。あの抜けたところの海の水がネネにまで漂ってるんだ』
カイバ『ふ~ん・・ロマンチック。』
頬杖をつきながらしゃべるカイバ。
ふたりの温度差をだいぶ感じます・・
その時、バニラの左腕に小さく点滅した光が映ります。
こっそりつけられたGPS的ななんかでしょうか。
リベラ通りの展示
月リベラに到着したふたり。潜水服を着て探索を始めます。
いろいろな写真が展示されている”リベラ通り”を進むふたり。
バニラ『この星の歴史的な写しがすべて展示されるのだ』
よく見るとワープの顔写真も展示されています。
それに気づいたカイバはハッとします。
感情はだれのもの?
バニラから、ゲルの事が好きなのかどうかたずねられるカイバ。
前回の話の時から気になってたんでしょうね。
カイバ『彼、女よ。気がつかなかった?』
自分が男であることは言えません、だって知られたら船に乗れなくなっちゃう。
コインを海底に投げるカイバ。
そのコインからいくつかの記憶が海面に浮上していきます。
カイバ『うじうじしてないでもっと強引に誘ってみなさいよ!』
好きな人以外にこんなこという女(男)いなくない??
カイバ、やっちゃったな。
興奮したバニラから逃げ出すカイバ。
一人になって落ち着いたカイバはボディの持ち主であるクロニコの事を考えます。
カイバ『ごめん、クロニコ。君だったらどんな男がいいのかな。ゲルを好きだったのは君?バニラなんてのは・・君はアリなのかな・・?どう思う?』
カイバはクロニコのボディを利用していることに罪悪感を抱いている様子。
そしてクロニコの体に入っている時の気持ちが、自分の感情なのかクロニコの感情なのか、、分かっていないようですね。
バニラの顔が浮かんで身震いするカイバ。
これもだれの感情なのか、はっきりとしないんでしょうね。
バニラ・保安官免許のはく奪
バニラの持つ携帯的なものが”保安官ニュース”を伝えます。
★ロロで起きた爆破事件の犯人がゲルであるとほぼ断定され、行方が分からなくなっていること
★逃走の手助けをしたバニラとその一味クロニコ(カイバ)・ひょひょーが捜索されていること
を伝えています。
そしてバニラ宛てにメールが届いています。
バニラの保安官免許がはく奪された、出頭しろ、と。
『3日前までの最終更新保険データも全て没収、消去されました。』とも。
バニラは手に握った、母の記憶チップに話しかけます。
バニラ『ごめん、かあちゃん。体買ってあげるの、もう少し後になっちゃうかも・・』
ゲルの記憶コピー ネイロの記憶
トイレにこもり、ゲルの記憶のコピーを再生するカイバ。
そこにはネイロの記憶があることが示されています。
ホーレイトーってそんなこともできるのね・・
私『てかなんですかあのトイレ。何か動いてるけど・・・
食すの?食すのか??』
ネイロの記憶の中に入るカイバ。ひょーひょーもついていきます。
そこで見たものは・・・
ネイロの記憶の中はところどころ黒いペンキのようなもので荒らされています。
1話でポポが持っていた、黒いペンキは・・・これ?
ネイロはポポに記憶の一部を操作された??
と感じさせますね。
一枚の記憶を取りだすカイバ。
そこには寝ているクロニコ(カイバ)の姿が。そしてゲルの姿も。
ゲルを思い出してときめくカイバ。
かわいいね。
そしてゲル(ネイロ)が記憶タンクに装置を仕掛け、爆破させる記憶も。
もっとさかのぼり、ひょーひょーのぬいぐるみが並んでいる、記憶屋キチの部屋が再生されます。
ポポ『ネイロ、準備はいいか。ロロで破壊装置を仕込んだボディを用意している。お前はそれに乗り込み、任務を果たせ。これは殉教だ。ダダ様も喜ばれるぞ。』
そしてゲルの中に入るネイロ。
手が丸い爆弾になっています。ここでゲルの手がなぜ丸いのか、判明します。
ネイロは一想団のテロのひとつとして、ロロの記憶タンク爆破を命じられたのですが、ポポのセリフを聞いていると、ポポはネイロを殺そうとしているようにも受け取れます。
カイバ『やっぱりゲルがネイロ・・それに爆破犯・・』
カイバは別の記憶を取りだします。
カーバイルについての記憶。
たくさんの人が撃たれる姿、つるされる姿、ある夫婦(ネイロの両親でしょう)が殺される姿・・
そしてそれはワープにより人々が惨殺されるシーンでした。
次に取り出したのは・・
顔がペンキで黒く塗られている人物に関しての記憶。
記憶の中の人物の黒いペンキをはがそうとするひょーひょー。
その下の顔は・・カイバですね。
そしてカイバがネイロをカーバイルで撃ち殺すシーンが再生されます。
この時のカイバは頭に光がついていて、胸に穴はありません。
私『これがワープ?胸に穴が開いているカイバとは違うの??』
何かの記憶を取り戻したのか、カイバは茫然とします。
カイバ『ララに戻らなきゃ・・』
リベラのお祭り
トイレから出てバニラの元に戻るカイバ。
突然お祭りが始まっています。
このお祭りは言葉で表現するのは難しいですね、なんか飛んだり浮いたり演奏したり、飲んだり・・・
半魚人のような人?が盛り上げています。
はしゃぎ過ぎたバニラがミラーボールのようなものにぶつかり、ワインのサーバーのようなものにぶつかり・・
そこで急にお祭りの雰囲気が変わります。
住人 『こわしたな雰囲気を・・この星を見たな~!』
マスターコンピューターに直結しているという、ミラーボールのようなものが怪しいと見たひょーひょーはミラーボールを壊してしまします 。
すると楽しそうにしていた魚人たちは骨の姿に。
そして海中の都市がどんどん崩れていきます。
ミラーボールは幻影を映し出していた・・ってことでしょうか。
謎の声『リベラの者よ。今こそ立ち上がれ。この命、この海が枯れ果てても・・ララの独裁を打ち負かし、自由をこの手につかみ取れ!!』
バニラの最後 流送されたカイバの記憶
逃げ出してところ、バボが待ち受けています。
私『バボみたいなのって何人いるの??双生児か??』
隙をついてバニラはカイバを連れて逃げ出します。
逃げる途中で撃たれるバニラ。
一瞬で溶けないのは・・・・・・・・・・・・ナゼ・・??
”水中だから”ってことにしておきますか・・・
バニラにかみついていた黒い部下が爆発します。爆弾機能あったのね・・
溶けなかったものの、傷を負ったバニラ。
ボートに乗り込みバボから逃げようとしますが、バボは容赦なく銃を打ち込んできます。
クロニコの気をそらすためか、ヘッドホンを耳にあててあげるバニラ。
もう逃げられないと悟ったバニラはクロニコの記憶だけ流送して守ろうとします。
流送先のアドレスを入力するひょーひょー。
バニラ『俺の記憶は随時飛ばしているから、どこで死のうとまた新しいボディですぐ生まれ変われるんだ。このボディは気に入ってるからずっとこのタイプのボディだったんだ。』
バニラは保安官はく奪となった際、記憶も消去された、的なことも言われていました。
カイバを不安にさせないよう強がっていますね・・・
そこでバニラはカイバにキスをしながら、クロニコボディから記憶チップを抜きます。
記憶を抜かれたクロニコボディは・・・・
キス、めちゃくちゃ拒否の体勢・・バニラさん・・・どこまでもかわいそう。
バニラ『クロニコ・・本当はこの体、自前なんだ。一つだけの体だ。かあちゃん・・クロニコを一目みせたかったなぁ・・』
『元気でな、クロニコ』
ハイスピードを出したボートは破壊され、外に投げ出されるふたり。
もぬけの殻のクロニコボディを抱き締ながら、バニラは死んでいきました。
バニラは母のボディを買うため、保安官になってコツコツ積み立てもしていたんでしょうね。
クロニコ全てを捧げた、バニラの最後です。
クロニコの長靴だけがぷかぷか漂っています。
そのに記憶を食べる伝説の植物のカイバが。
ムシャムシャと惑星を食べるシーンで7話は終了します。
この星は・・・リベラかな・・
まとめ
今回の話では報われない悲しい恋の最後と、ネイロによるワープの記憶が少しだけ出てきました。
ネイロの記憶を覗いたカイバは少し記憶を取り戻したようでしたが・・
流送先のカイバはどんな行動にでるのか??
8話のまとめはこちら。
また次回。
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