先日イルキャンティの記事で、”ボンゴレの塩気が強かったでも美味しかったよ”的なことを書いたんですが・・
我が家は基本的に薄味を心掛けているので、このお店に限らず外食すると”味濃いめだな~”と思うことも珍しくありません。
そういえば・・・
記事を書きながらふと思い出したことがありました。
昔、料理人の友達に作ってもらったオイル系のパスタがやっぱり塩味が強めで、まさに”外食の味・お店の味”だったんですよね。
ソースが濃いというわけではなく、麺にしっかり塩味がついている感じ。
料理の学校も出ている人だったので、本格的なオイル系パスタの麺は塩気が強いものなのか?とふと疑問に感じました。
(作ってもらったパスタはもちろんおいしかったです!)
この”塩気が強い”というのも個人的な感覚になっちゃうんですけど・・
例えばファミレスとかで食べるものよりずっとしっかり塩味がついている、と言えば正しく伝わるだろうか・・
そんなわけで今日はパスタを茹でるお湯に入れる塩の適量を調べてみました!
パスタを茹でるお湯に塩を入れる意味

そもそもなんでパスタを茹でる際に塩を入れるのか?
”塩を入れて沸点を高くし茹でムラを無くすため”
とか
”麺のコシをだすため”
などとも言われているようですが、実際は
”麺に味をつけるため”
これがいちばんの理由のようです。
(沸点を高く、コシを出すというのも間違いではありませんが、一般家庭では使わないくらいの多めの塩が必要になる、というのがネット上での多くの意見です)
お湯に塩を入れて茹でることでまろやかな塩味が麺に含まれるんですって。
確かに、茹で上がった麺に直接塩をふっても表面だけが塩からくなっちゃいますからね。
一般家庭向けレシピでは塩分濃度0.5%~1%のものが多い
よく見かける家庭料理用のレシピでは塩分濃度0.5~1%くらいのものが多いです。
お湯1リットルに対して、塩5g~10g(小さじ1~2)
私も料理をはじめた頃にこんな感じのレシピを見て覚えたので、いつも0.5%くらいを入れています。
これでも”けっこう塩使うな~”と思っていましたが・・
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プロは1%以上が基本 多い人では2.5%の濃度で茹でる人もいる
調べたところやはり!
プロの料理人の方が塩をたくさん入れる傾向にあることが分かりました。
多い人で2.5%って、なかなか濃いですね~
味をつけるだけでなく、先ほどの一般家庭向けではないと書いた、お湯の沸点を上げてムラなく茹でる、麺にコシを出すためといった理由も合わせて多めに塩を使うプロが多いようです。
そして外食は濃い味の方が好まれる傾向にあるんだろうな、というのも個人的な見解です。
パスタを塩なしで茹でてみた
パスタを塩なしで茹でたことがないけど・・どうなるのか?
ちょっとやってみました。
安いけどおいしいと料理人もほめる評判のディ・チェコを用意。(no.11)

ひとつは塩なし。もうひとつは1%濃度。ふたつの鍋で同時茹で。
食べるのは私一人しかいないので50gずつ、と少量です。

茹で上がりました。左が塩なし右が塩あり。見た目の違いは全くありません。
写真いらなかったなってくらい違いはありません(笑)
(麺を切った断面とかも撮ったんですけど、違わなすぎて不採用です)
ちょっと食べてみると・・
塩なしはまあ塩なしで茹でた麺だな、と(そのまんま)
ボヤっとしている感じです。
一方塩ありは・・
1%の濃さでもコシがあると感じました。もちっとしたいい感じのアルデンテ。
もちろん味の違いもあって、よくレシピで”塩を少々入れて味を調える”という表現がありますが、まさに”調える”という表現がぴったりな塩気でした。
※ちなみに塩なしでパスタを茹でると水分が出る、というものを見かけましたがそんなことはありませんでした。
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実験後はおいしくいただきました
麺と塩分濃度の関係を調べる。
こんな実験をするくらいですからね、よほどおいしいソースが準備されているんでしょうね!
・・・・・・

・・・・おいしいソースに違いはない!
このS&Bのたらこうまいよね。
ちなみにこのソースに塩なし塩ありの麺を混ぜて食べましたがけっこうしょっぱかったです。
このたらこソースを一番おいしく食べるおすすめの塩分濃度は、麺80gなら塩なし、麺100gなら0.2%くらいがベスト!と思います!
主旨が変わってしまいましたが、いい実験結果を得ることができました!(私得)
いや~主婦ブロガーがひとりで家で食べる昼食ほど手を抜くものはない!
麺茹でた後の残り湯を使って茹で卵も食べましたよ。あ、あとみかんも
・・・
まとめ
パスタを茹でる時の塩分濃度は一般家庭向けレシピは0.5~1%が平均、濃い味が求められるorムラなく茹でる&コシを出したいプロは多めになる傾向にあります。
ソースの味の濃さに合わせて調整したり、健康に気をつかって塩なしでも問題ありません。
お好みの濃さを探してみてください!
また、麺にもよるのかもしれませんが、1%程度の濃度でもコシの違いを感じることができたので、興味がある方はいろいろな麺と塩の濃さで試してみてください。
・・そしてたらこソースはうまい!
それではまた
