私は肌があまり強くありません。見た目にはあまり分からずアトピーではないものの、乾燥しやすく敏感肌に傾きやすい肌質です。(花粉や金属などの軽いアレルギーあり)
何年も前に敏感肌について調べまくり、その結果石鹸シャンプーにいきつきました。
(ノンシリコンシャンプーが一般的に出回るよりも前のお話・ちなみにお湯のみのシャンプーは挫折済み)
そしてついこの間までシャボン玉石鹸のものを長らく使っていました。途中ノンシリコンシャンプーを使ったり、結局戻ったりしながらトータルで7、8年は使っていました。
肌の調子はいい、でも使用感は・・と、ちょっと疑問をいだきつつも使い続けていたのですが、先日美容師さんとの会話でしっくり腑に落ちた、というか自分の中でまとまったということがあったので書いてみます。
結論から言うとせっけんシャンプーには向き不向きがある、ということがわかりました~
石鹸シャンプーとは

名前の通り石鹸由来のシャンプーです。
その昔、洗うものといえば天然由来でできた石鹸しかありませんでした。
そこへ強い洗浄力やその他もろもろを求め、石油由来の合成界面活性剤を使用した洗浄グッズが登場します。(そもそもの背景としては、第一次世界大戦による石鹸素材の不足という出来事があるそうです)
シャンプーもそのうちのひとつ。特にシャンプーは髪のサラサラ感や香りなど、純粋に洗うことよりも化粧品としての価値が求められ、様々な成分が足されていきました。
(私はその世代ではないけれど・・朝シャンって言葉が流行ったこともありました。今では当たり前のシャンプーも、昔はオシャレな人が先取りしてたようなイメージだったのかな~)
その結果、特に肌が弱い人にとっては刺激が強くダメージを受けやすい成分のシャンプーが主流になっていきました。
(現在では禁止成分が増え、ナチュラル志向ノンシリコンが主流となったため傾向は変化していますね)
石鹸シャンプーはそんな成分に疑問を持った人たちがたどり着く商品でした。
また、環境にも優しい成分のため(流した泡は微生物の餌になるんです)そういったナチュラル志向の人々からも注目されています。
私が使っていたのはシャボン玉石鹸。有名どころですね。
固形も液体もありますが基本的に成分は一緒です。
石鹸シャンプーはリンスが必須
石鹸シャンプー後はリンスをセットで使うことが基本です。
なぜかと言うと・・石鹸で洗うことでアルカリ性に傾いた髪を、酸性のリンスを使うことで中和させるためです。
アルカリ性に傾いたままだと傷みやすくバサバサ手な触りになってしまいます。
これはシャボン玉石鹸のものですが、市販のクエン酸を使って手作りすることもできます。酸性成分で中和することが目的ですので、これだけでいいんですね。
クエン酸リンスの作り方
ホームセンターや100均で購入できる粉末のクエン酸を用意します。
水300㎖に対してクエン酸大さじ1~2の割合で空いた容器に入れ振って溶かします。
これで完成。簡単ですね。
お好みでアロマ精油を入れたり、保湿のためにグリセリンを大さじ1程度いれてもよいでしょう。
実際に石鹸シャンプーを使ってみた感想
肌はいい感じ でも髪は・・・
泡立ちも泡切れもよく、地肌はすっきりさっぱり。
肌に刺激がなく肌の調子もいい。
が、髪はきしみまくりのばさばさゴワゴワ・・
リンスで少し改善するも、決してサラサラの指通りにはなりませんでした。
ただ私は基本的にダウンヘアーで過ごすことはなく、常に何かしらアレンジしているのでむしろこのくらいが扱いやすくて楽でした。
(アレンジャーなみなさん分かりますよね?ツヤさらな髪ってワックスとか何かつけないとすぐほどけちゃう)
肌の調子がよくてヘアアレンジしやすい。
これが石鹸シャンプーを使い続けられたポイントですね。
ただ実際髪を触る美容師さんはみんなちょっとびっくりしていましたね~
で、石鹸シャンプーを使っていることを伝えると納得、といった様子でした。
石鹸シャンプーを使っている人ってすごくこだわりを持っている人、というイメージがあるのかもしれませんね。あまり深くツッコまれることはありませんでした。
ある時初めて行った美容室にて・・
ある時初めて行った美容室にて。(なつやぎは美容室難民です)
その時担当してくれた美容師さんは”こだわりを持っているかもしれないであろう扱いにくそうな私w”に対しても石鹸シャンプーやノンシリコンシャンプーに関して、いろいろと話してくれました。
おお、この対応は初めてだ・・
その美容師さんがいうことには・・・
◆石鹸シャンプーは肌には優しいけれど髪に関しては向き不向きがあり、ダメージがある人やカラーリングしている人にはあまり向いていない
(その辺ノンシリコンシャンプーと似た特徴を持っていて、石鹸シャンプーはよりその傾向が強い)
◆シリコンは悪者になっているけれど少量なら害はあまりなく、むしろカラーやパーマをする人にとってはそのコーティング作用が味方になってくれる
などなど。
へ~、ここ近年”ダメ代表”みたいなイメージがうえつけられてしまったシリコンもダメージから髪を守ってくれる、という働きをするんですね~
石鹸シャンプーやノンシリコンシャンプーは髪がコーティングされないので、ドライヤーの熱やカラーリング、パーマ液など薬剤のダメージをダイレクトに受けてしまうんですね。
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石鹸シャンプーに向いている人 合う髪質(ノンシリコンシャンプーも同様)
その美容師さん曰く、石鹸シャンプーに向いている人は
髪のダメージがない人
髪が短い人
カラーリングやパーマをしていない人
とのこと。
全部当てはまる人ってけっこう限られていますよね。特に女性は少ないだろうな~
私は基本的にカラーリングをしているし、髪は短くないし、よって傷みがあるので全く向いていなかったんですね。
ちなみに旦那は向いている特徴にあてはまっていて、今もずっと石鹸シャンプーを使っています。
地肌はさっぱりして髪はハリ、コシがでるし、けっこう気に入っている様子です。
ちなみに2歳の子供には石鹸シャンプーもノンシリコンシャンプーもよいとのこと
子供の細い髪には石鹸シャンプーもノンシリコンシャンプーも良いそうです。
まだダメージもそんなにないだろうしね。
ただトリートメントはした方がいい(今後髪を伸ばすなら特に)とのことで・・
となると石鹸シャンプー+リンスよりノンシリコンシャンプー+トリートメントがベストかな、という結論にいたりました。
私も結局落ち着いたのはノンシリコンシャンプー
この後、”傷みがある私の髪にはシリコンがいいのかも?”とかなり久々にシリコンのシャンプーを使ってみたのですが、まとわりつく膜感がやはり合わず。肌にも刺激が強いのか抜け毛が増えました。
そこでノンシリコンシャンプーを試してみることに。
ドラッグストアでも買えるお手頃なやつです。
使ってみて、最近のノンシリコンシャンプーの使い心地の良さにびっくり!
数年前の、ノンシリコンシャンプーが最初に出た当初のものより使い心地が良くなっていてびっくりしました。 本当にあまりきしまないんですね。
肌も今のところ大丈夫です。
そういえばちょっと前に、最近のファンデの使い心地(薄づきとカバー力の共存!)に感動したけど、ひと昔前よりも実年齢より見た目が若い人が増えたなのは化粧品が進化しているってのはかなり大きい気がします(笑)あと運動ブームもあるかな。
最近の技術はすごいな、と身を持って実感しました。
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評判がいいノンシリコンシャンプー
ノンシリコンシャンプーをいろいろ調べていて私が気になったもの、特に評判がいいものを紹介します。
使い心地・低刺激性・泡立ち・なめらかさ・洗浄力などで比較して一番バランスが良かったものがこちら。
大容量コスパ良し評判も良し!サロン専用なのにお手頃なのが嬉しいですね。
私も肌の様子を見つつ、いろいろ試してみます♪
ちなみに・・石鹸シャンプーを使うことで科学香料に超敏感になりました

ちょっと話はそれますが、石鹸シャンプーを使ったことで体感したことがあります。
それは科学的香料にとても敏感になったこと。
一時期、洗濯洗剤もキッチン洗剤も全てシャボン玉石鹸で使用していたことも影響しているのですが、化粧品などの香料がものすごく強く感じられるようになりました。
スメハラなんて言葉が一時期出回っていましたが・・わざとらしい感じの柔軟剤とかもう本当臭いです。
香りってずっと嗅いでいると慣れちゃうものなんですね。
そして不思議なことに自然成分の香りや化粧品や洗剤以外の日常で感じるにおい(食べ物や体臭など)に関してはあまり差がないんですよ、石鹸シャンプーを使う前と使った後で香りやにおいの感じ方に。
仕事でアロマを使っていたので、アロマ検定も受けたりしたんですが、石鹸シャンプーにしたからといって、香りが強く感じられるという変化はありませんでした。
そういうこともあり、自然の香りと科学的な香りがはっきりと区別できるようになりました。最近はノンシリコンシャンプーを使い始めたことでちょっと鈍ったかもしれませんが・・
自然の花の香りやフルーツ、樹木のにおいほどいい香りはないな~と年々感じています。
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まとめ
石鹸シャンプーは肌にはとても優しく、髪には厳しめ、そして合う人合わない人がいます。(ただ、肌には一番優しいことは間違いなし!)
そして科学の力はすごいですね!
私が歳を重ねると同時に化粧品さんたちにはどんどん進化していってほしいと思いますw
ナチュラルにもケミカルにも偏り過ぎず、情報更新しながら自分にあった物を選んでいこうと思ったできごとでした。
それではまた。


