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【有頂天家族まとめ①】名言&感想・原作からのカット部分など小ネタを紹介!

矢三郎と弁天

森見登美彦さんの3部作たぬきシリーズ『有頂天家族』。

アニメは原作にほぼ忠実に作られていますが、一部カットされたり省略されているところもちらほら。

この記事は、有頂天家族大好きな筆者が、アニメの話数ごとに原作からの補完など小ネタ情報&名言・名文&個人的感想・・
などいろいろ交えた【有頂天家族まとめ】となっております~

ポニモ

今回は『有頂天家族』の登場人物と1話のまとめ!



有頂天家族をあまり知らない人には興味を持ってもらって、有頂天家族好きさんからは共感してもらえたら嬉しいな~

ネタバレがありますのでご注意ください。

有頂天家族・基本情報


有頂天家族は2007年9月25日に刊行された森見登美彦さんによるファンタジー小説です。
2013年にP.A.WORKSによりテレビアニメ化。

第2部の『有頂天家族 二代目の帰朝』は2015年2月26日に刊行。
2017年に同じくP.A.WORKSにより『有頂天家族2』としてテレビアニメ化されました。

現在、第3部『天狗合戦』の擱筆を多くのファンが待ち望んでいます。

アナゴんず

まずは登場人物の紹介から!

有頂天家族・登場人物

狸界・下鴨家
下鴨神社の境内にある糺(ただす)の森に暮らしているたぬき一家。

有頂天家族の矢三郎

下鴨矢三郎(主人公)

偉大なる父の阿呆ぶりだけを受け継いだ、下鴨家の三男
要領よく立ち回りもうまく、天狗とも人間ともうまく付き合える世渡り上手なたぬき
定番の人間の化け姿は原作では”腐れ大学生”と表現されている
(声:櫻井孝宏)

有頂天家族の矢一郎

下鴨矢一郎

偉大なる父の責任感だけを受け継いだ下鴨家の長男
父の跡を継ぐため、次なる『偽右衛門』の座を目指す
できの悪い弟たちに頭を悩ませいつもピリピリしている
不器用なところがあり、いざという時の土壇場に弱い
”和服姿の若旦那風”が定番の姿
(声:諏訪部順一)

有頂天家族の矢二郎

下鴨矢二郎

偉大なる父ののんきな性格だけを受け継いだ下鴨家の次男
ワケあってもう何年も古井戸の中で蛙として生活している
蛙姿が板について元に戻れなくなってしまった
(声:吉野裕行)

有頂天家族の矢四郎

下鴨矢四郎

偉大なる父の純真さだけを受け継いだ下鴨家の四男で末っ子
化け力に乏しく、驚くとすぐに尻尾を出したりたぬきの姿に戻ってしまう
電磁気学にハマっていて、指先から軽い電気を起こすという特殊能力をもっている
(声:中原麻衣)

有頂天家族の父・総一郎

下鴨総一郎

下鴨家の偉大なる父
優しくも豪快な性格で堂々とした風格がある
類まれなる化け力と器の大きな人格(たぬき格?)で頭領『偽右衛門』として狸界を束ねていた
ある年の暮れにたぬき鍋の具にされ秘密組織・金曜倶楽部の人間たちに食べられてしまう
(声:石原凡)

有頂天家族の母・桃仙

下鴨桃仙

下鴨4兄弟の母
若々しくて元気なお母さん
ちょっと天然風だが気が強い性格
4兄弟をとても大切にしている
”タカラヅカ罹患者”としてキザな黒服の王子に化けて遊ぶことも
雷が苦手で雷鳴が鳴り響くと化けの皮がはがれてしまう
ある人間に命を救われた恩がある
(声:井上喜久子)


狸界・夷川家

元々は下鴨家と同じ一族だが代々仲が悪い。
下鴨家から早雲が夷川家に婿養子に入ったが、より対立が深まってしまった。

有頂天家族の夷川早雲

夷川早雲(総二郎)

下鴨総一郎の実弟
矢一郎と同じく次期『偽右衛門』の座を狙っている
たぬきたちが好む『偽電気ブラン』を製造する夷川発電所のオーナーであるため、たぬき界で幅を利かせている
意地汚く利己的な性格で、裏ルートで偽電気ブランを受け取るたぬきたちからすらも信頼されていない
(声:飛田展男)

有頂天家族の金閣銀閣

金閣・銀閣(夷川呉二郎・呉三郎)

夷川家の次男と三男
双子で”金閣”と”銀閣”という通り名を使っている
悪知恵を働かせ何かと下鴨家の邪魔をしてくるが、あまり出来はよくない
(声:金閣・西地周哉
銀閣・畠山航輔)

有頂天家族の夷川海星

夷川海星

夷川家の長女で末っ子
名付け親は総一郎
矢三郎の元許嫁でもある
非常に口が悪く常日頃から矢三郎に絡むが、下鴨家一家のピンチを助けたり、下鴨家を敵視しているわけではない
声が聞こえるのみで矢三郎の前には決して姿を現さない
(声:佐倉綾音)


天狗界

弁天は元々は人間なので”半天狗人”ですね

有頂天家族の弁天

弁天(鈴木聡美)

女子高生だった頃に赤玉先生に連れ去られ、そのまま天狗の道を駆けあがった
冷酷で気まぐれ、ミステリアス
矢三郎に一目置きつつも敵になったり味方になったり・・
どこか楽しんでいるような節がある
忘年会でたぬき鍋を食べるしきたりの金曜倶楽部のメンバーであり、たぬきたちから恐れられている
(声:能登麻美子)

有頂天家族の如意ヶ嶽薬師坊・赤玉先生

如意ヶ嶽薬師坊(赤玉先生)

かつて如意ヶ嶽に君臨した偉大な天狗であったが腰を痛めて飛べなくなった後は失脚
弟子の弁天に恋焦がれるも軽くあしらわれ、完全に力関係は逆転している
主に四畳半のボロアパートにこもっていて矢三郎が身の回りの世話をしている
(声:梅津秀行)


人間界

有頂天家族の淀川教授・布袋

淀川教授(淀川長太郎・布袋)

たぬきという生き物を愛している大学教授
温厚な性格だが、食べることとたぬきのこととなると人が変わり得意の詭弁をふるう
金曜倶楽部のメンバーで”布袋”の座についている
(声:樋口武彦)

有頂天家族・第1話『納涼床の女神』


矢三郎の声、櫻井さんのナレーションが印象的なイントロダクションで有頂天家族のアニメ第一話ははじまります。

桓武天皇が王城の地を定めてより千二百年
今日、京都の街には百五十万の人間が暮らすという

・・・・・・・・

人間は街に暮らし、狸は地を這い、天狗は天空を飛行する
平安遷都この方続く、人間と狸と天狗の三つ巴
それがこの町の大きな車輪をぐるぐる廻している

廻る車輪を眺めているのが、どんなことより面白い

私はいわゆる狸であるがただ一介の狸であることを潔しとせず、天狗に遠く憧れて、人間を真似るのも大好きだ

したがって我が日常は目まぐるしく、退屈しているひまがない



”三つ巴”なんてちょっと物騒にも聞こえますが、狸も天狗も人間も意外と仲良くやっていているんですよね。
有頂天家族は人間とたぬきと天狗が登場する、ユーモアたっぷり家族愛たっぷりのお話です。

アニメ第1話・原作からの補填や舞台や小ネタ

うつぼん

原作からカットされている部分、省略されているところをピックアップ!



◆赤玉先生は狸たちの『先生』だった

赤玉先生の本名は『如意ヶ嶽薬師坊』(にょいがたけやくしぼう)。
かつて偉大なる天狗として名を馳せていた頃は大学の講義室を使って狸たちに教えを説いていました。

京都の狸は、”読み書きそろばん・化けるための心得・弁論術・うら若き乙女の口説き方・・”などを天狗から学ぶそうで、矢三郎はもちろん、父である下鴨総一郎も夷川一家も、みんな赤玉先生の『生徒』だったわけです。

ヘコアユくん

”京都には天狗もたくさん住んでいるからおびただしい流派がある”、とも。

その中でも赤玉先生は特に有名な天狗だったみたい!

この場所の舞台・モデル

赤玉先生のアパートに近く、京都・出町枡形商店街

『出町柳商店街』
赤玉先生が住むアパートのすぐ近くにある商店街。
地元民も観光客もたくさん訪れるそう。

アニメでは見た目そのまんま出てきますね。
赤玉先生が住む”コーポ枡形”は実在しません。


◆初々しい矢三郎と弁天との出会い

弁天と赤玉先生
手をつなぐ桜の木の下の矢三郎と弁天


ビルの屋上に生える桜が印象的な弁天と矢三郎の出会いのシーン。
この時、父・総一郎はまだ生きていて、赤玉先生の神通力も健在。
矢三郎は父からの依頼で赤玉先生の元へ献上の酒を持って行ったところでした。

この頃は弁天もまだ”弁天”ではなく、初の飛行に成功したところで、人間から天狗への階段を一歩上がった程度。声にもかわいらしさがありますよね。
矢三郎も弁天もなんだか初々しい!
赤玉先生もまだ天狗風を吹かせていた頃なので威厳があります。
みんな見た目はさほど変わりませんが、声のトーンが違う・・

原作を読みすすめると後に分かるんですが、父がまだ生きていた、ということはこのシーンは少なくとも物語上の現在よりも6年以上前のできごとなんです。

追記→この総一郎がなくなったのはいつだ、という私の予想は完全に違っておりました・・
”いつか分からない”のが正確な答えです!
理由含め後ほど記述します

弁天と矢三郎の出会い
同じキャラでも声の雰囲気が違う
声優さんってすごい

この場所の舞台・モデル

このシーンの”洛天会ビル”はこの界隈のビルのどれかをモデルとしていて、実際には屋上の桜の木が生えているビルはありません。

屋上に桜の木なんて・・あったら素敵ですよね~



◆矢三郎が赤玉先生の面倒をみることになった経緯

赤玉先生の部屋にいる先生と矢三郎


アニメでは矢三郎と弁天との会話でさらっと出てくるだけの『偽魔王杉事件』

赤玉先生失脚の最大のきっかけとなるこの事件は、西の方で起こった大地震(阪神大震災と思われる)の際、困っている人間たちを笑いに行こうとする赤玉先生に憤った矢三郎が弁天に話を持ちかけ、弁天の提案により実行されたものです。

魔王杉とは天狗が飛行途中の休憩場所として止まり木の役目をしている巨木のこと。
矢三郎はこの魔王杉そっくりに化けて赤玉先生を脅かそうとしたわけです。

赤玉先生は魔王杉に化けた矢三郎と本物の魔王杉の区別がつかずに迷っているうち空から落ちて腰を痛め、それ以来飛べなくなってしまいました。

この場所の舞台・モデル

魔王杉がある京都の熊野神社
魔王杉のモデルとなった巨木がある京都の熊野神社
実際の神社の脇の巨木は杉ではなくブナの木だそうです


原作ではこの事件を反省した矢三郎は自分で自分を破門にして、再び先生の前に姿を現すようになるまで数年の歳月を要した、とあります。

矢三郎は先生が飛べなくなってしまったのは自分のせいだ、という罪悪感(原作の言葉で言うと、”特大漬物石よりもなお重い負い目”)から赤玉先生の元へ足しげく通い、面倒をみているわけです。

かえるうおー!

そしてこの偽魔王杉事件は・・

赤玉先生を追い越し自由になるために弁天が矢三郎を利用した、という真意があるんだ。

やっぱり怖い、弁天様・・

先生が絵に描いたような没落の運命を辿る一方、まるで天秤の反対側が持ち上がるようにして弁天は力をつけていった

彼女はあたかも先生という桎梏をようやく振り払えたというように元気溌剌、先生の元へも帰らず、縦横無尽に飛び廻るようになった



◆赤玉先生と矢三郎の関係”うるわしき師弟愛”

赤玉先生をおんぶする女子高生姿の矢三郎
赤玉先生をおんぶする女子高生姿の矢三郎


アニメでは赤玉先生の過去、天狗として輝いていた栄光の日々や矢三郎から先生に対しての思いなどは直接的には描かれていませんが、原作では矢三郎が昔の赤玉先生に対し
”尊敬の念を惜しみなく捧げた”
とか
”あの頃私は先生のようになりたかった”
と書かれています。

矢三郎が赤玉先生の元へ通う理由は罪悪感だけではないことが分かります。

赤玉先生もまた、矢三郎をどの狸よりも買っていてかわいがっているところがありますよね。

弁天との出会いのシーンで矢三郎のことをこんな風に言っています。

赤玉先生『何でもできる器用ものだが、己を矯めるということを知らんやつでな、どうせロクな者にはなるまい』

弁天『ずいぶんお気に入りのようです』


第1話は主に矢三郎と赤玉先生の師弟愛について描かれています。
またそれと同時に、師匠を蹴り落とした弁天と赤玉先生のほぼ崩れたと言える師弟関係も対照的に描かれていますね。

この場所の舞台・モデル

京都の南座

『南座』
弁天と赤玉先生の待ち合わせ・・から矢三郎が迎えに来ることなった場所の舞台。
国の登録有形文化財。歌舞伎など行われています。




◆矢三郎と赤玉先生は”先刻御承知”の関係

弁天にあしらわれた赤玉先生を矢三郎が(たまたま出くわしたように)迎えに行った後の帰り道のタクシーの中でのシーン。
原作ではこんな風に表現されています。

矢三郎『それにしても先生はあそこで何を』
赤玉先生『たまには祇園で酒を飲もうと思ってな』

それから我々は少し黙った。
先生は私が恋文を盗み読んだことを先刻御承知であり、私は先生がそのことを先刻御承知であることを先刻御承知である。

今宵にかぎったことでなく、これまでの長いやり取りの積み重ねを通して、互いの先刻御承知が入り乱れている。


赤玉先生は矢三郎が魔王杉に化けたことも弁天をちょっと好きだったことも知っています。

矢三郎と赤玉先生はお互い”すべてお見通し”であり、あえて口にはしない関係がずっと続いているんですね。

タクシーに乗る赤玉先生と女子高生姿の矢三郎


アニメではカットされたふたりの微笑ましいやり取りを紹介します。

赤玉先生が夜更けの賀茂川で飛ぶ練習をしていることを知った矢三郎はこっそり見学に行きます。
飛ぶことができずぴょんぴょん跳ねるだけの先生に矢三郎は声をかけます。

矢三郎『こんばんは。先生、寒いですね』

赤玉先生『実に寒いな。だからこうして跳ねて温まっておる』

矢三郎『私も跳ねてよろしいですか』

赤玉先生『よかろう。おまえも温まれ』

そこで二人はぴょんぴょん跳ねた。
何もかも互いに先刻御承知という関係は、すでにそこから始まっている。


お互い分かっていながらぴょんぴょん跳ねる・・
敢えて言葉にはしない・・
赤玉先生と矢三郎、なかなかいいコンビですよね(笑)



◆矢三郎の矢文『那須与一ごっこ』

鴨川沿いの竹とみで行われている金曜倶楽部の宴
矢三郎の那須与一ごっこ

赤玉先生から弁天への恋文を届けるように指示される矢三郎。
鴨川を挟んで矢を飛ばそうとしたところ、弁天が持つ扇が目に入ります。

どうしても那須与一のように扇に矢をあてたくなってしまう矢三郎。
弁天の扇を傷つけたりしたら大変なことになる、なんてことは十分わかってはいるけれどやめられない・・
これこそが”阿呆の血のしからしむる”ところなんでしょうね。

那須与一の絵巻
那須与一『平家物語』の扇の的

そういえば狸つながりで『平成狸合戦ぽんぽこ』でも狸が那須与一を演じていましたね。

平成狸合戦ぽんぽこの那須与一のシーン
作者の森見さんはジブリ好きで知られている

弁天『ひょっとして私に喧嘩をお売り?』

矢三郎『愛憎表現と呼ぶべきものです』

・・・・・

矢三郎『本当にあなたへ当てたければ当てておりますよ、ははは』

弁天『でしょうね、おほほ。こう、目玉にぶっすりとね』

矢が刺さった扇と弁天
突然の矢文の飛来にも余裕の笑みの弁天

この場所の舞台・モデル

京都の山とみ・移転前

『山とみ』
金曜倶楽部の宴が開かれている”竹とみ”のモデルのお店。
2019年に井筒屋町へ移転し、現在は『木屋町御池山とみ』となっています。



◆バー『朱硝子』は冥途へ続いている

有頂天家族の地価のBA朱硝子

狸がオーナーの狸が集まる地下のBAR『朱硝子』。
このお店は底なしの広さでどれだけ狸が押し寄せても満席になることはなく、店の奥は冥途へ続いている、とされています。
奥へ行くほど真夏でも寒くてストーブがついています。

この場所の舞台・モデル

朱硝子のモデルは寺町三条の地下にある『BARノスタルジア』

京都のBARノスタルジア

朱硝子は昼間は喫茶店・夜はバーになる、という設定ですが、ノスタルジアは夜のみバーの営業のみのようです。



◆弁天と矢三郎の関係は・・『人間と狸』

朱硝子のカウンターで頬杖をつく弁天


アニメだけではあまり分かりませんが、実は弁天は矢三郎の初恋の相手です。

矢三郎『狸であったらだめですか』

弁天 『だって私は人間だもの』

赤玉先生について矢三郎と弁天が話している時にふいにこんな会話が出てきます。
アニメではこの会話のあと独特の間があり、なんだか意味深な空気が流れます。
原作ではこのやりとりは以前にもあったとして、その後『さらば初恋』と続き、矢三郎が弁天にフラれたように表現されています。

公式サイトの人物相関図によると・・

弁天→矢三郎・・食べちゃいたいくらい気になる狸
矢三郎→弁天・・密かに思いを寄せる初恋の相手

だそうです。
弁天と矢三郎の関係について、ちょっと検索をかけてみたらとても納得のいく回答が見つかりましたので貼っておきます↓


人間としてではなく狸として好き・・・
『だって私は人間だもの』はうまくかわしているような、でもちょっと切なく聞こえるような気もしますね~~
うーーん、おそらくこの二人はずっとこんな関係で続くんでしょうね。


◆弁天の氷のキス

弁天にキスをされる矢三郎と設樂焼の狸オーナー


弁天は物理的にも冷たく、文字通り”冷酷な半天狗人”です。

赤玉先生の元へ向かう前に矢三郎に威嚇のキスをしますが、原作には”とても冷たくて唇が凍り付くかと思われた”とあります。
”起き上がって唇に触れると桃色の氷のかけらがぱらぱらと剥がれ落ちた”とも。
弁天って雪女みたいですね。

矢三郎の胸ぐらをつかむ弁天


弁天が去った後の会話、

朱硝子店主『おまえよく命が続いとるなあ』

矢三郎『これが生き甲斐でござる』

冷や汗をかきながらそう言う矢三郎を見ると弁天との関係性がよく分かりますね。

冷徹・冷酷・・・
そんな言葉がよく似合う弁天ですが話が進むごとにそうではないところも見え隠れする・・
それがこの物語をより面白くさせているし、この辺が次なる第3部の見どころなんじゃないかな、なんて勝手に思っています!

アナゴんず

弁天の謎・・

それから狸と人間と天狗によるちょっと複雑な人間関係(狸・天狗関係)がこの作品の見どころでもあるね!

第1話の名言・名文!

その他の名言・迷言?名文、好きなセリフなどを紹介します。

赤玉先生『夜遊びばかりしおって。わしが見ていてやらねばすぐに魔道を踏みはずす』

矢三郎『魔道をふみはずすとは、なんだか妙な言い方では』

人間たちと飲み歩く、弁天に対しての赤玉先生の言葉。
”魔道を踏みはずす”
人道を踏みはずすというけれど、魔道ってそもそも人間からしたら悪い道ですから・・
このお話にぴったりな言葉です。

赤玉先生『おまえはワインというものを知らないか
本物のワインには、赤玉ポートワインと書かれてある』

自分で自分を破門した矢三郎が数年の歳月を経て赤玉先生に挨拶のために高級なワインを持って行った際の赤玉先生のセリフ。

『赤玉先生』はそのまんま、赤玉ポートワインが好きという理由でつけられたあだ名です。

赤玉ポートワインは実在します。
現在は赤玉スイートワインとして売られています。

弁天が注文した『赤割り』は焼酎を赤玉ポートワインで割ったものです

赤玉先生『天空を自在に飛行する、それが天狗というものだ
そうではないか』

矢三郎『しかし、たまにはタクシーに乗るのも悪くないのではありませんか?』

赤玉先生『うむ。悪くない』

矢三郎『我々も化けるのに飽き飽きすることがあります』

赤玉先生『狸と一緒にするやつがあるか』

赤玉先生が弁天に相手にしてもらえなかった時の帰りのタクシーでの会話。
矢三郎なりに赤玉先生を励ましています。

かつて私は狸としていかに生くべきかという難問にとり組んだことがある
面白く生きる術は心得ているつもりではあったが、そのほかに己が何をすべきか判然としなかった

「どうすべきか分からない時には、何もしない方が得策だ」とは、かのナポレオンの言葉である

そうやって何もしないでぶらぶらしているうちに、これはどうやら面白く生きるほかに何もすべきことはないようだという悟りを得た

1話の閉めの矢三郎のナレーション。
”ナポレオンの名言”の部分は原作のみでアニメではカットされています。

ポニモ

思いのほか長くなってきたので2話以降はまた別記事で!

まったね~♪


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有頂天家族のイラスト
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