アニメ有頂天家族第一期の名言や感想、舞台やモデルになった場所、小ネタをまとめます!
今回は、11話~最終話の13話まで。
以前の記事はこちら↓
有頂天家族まとめ①
有頂天家族まとめ②
有頂天家族まとめ③
有頂天家族まとめ④
有頂天家族まとめ⑤
ネタバレがありますのでご注意ください。
有頂天家族第一部・ついに終結!
この3話も補填的なものはあまりないので名言・小ネタ・感想中心になります~
第11話『捲土重来』
◆弁天節が止まらない
助けたと思ったら、ハメられた?
と思ったらまた・・・・・
ここからの3話、そんな弁天様の行動に注目してみてください。
弁天の謎が深まるような、いや、ただ面白がっているだけのような・・・
そんな弁天が気になっちゃうはず。

早雲『弁天様、ご機嫌うるわしう』
弁天『うるわしくないって言ってるでしょうが』
・・・・
弁天『あなたが困ると言うけれど、私になんの関係があるのかしらん
それともあなたは私にこのまま濡れて帰れと言うつもり?』

矢三郎のピンチを助けた弁天ですが、下鴨家みんなを助ける・・
そんなわけはありません~
弁天『おやまあ
じゃあ、私は今夜あなたのお兄さんを食べるの?たいへんねえ』
弁天『あとは自分でなんとかなさい
だって私は人間なのだから、鍋になった狸を食べるだけ
痛くもかゆくもないのだもの』
◆それはまさに”あつらえもの”なのです
今まさに探しにいこうとした淀川教授にばったり出くわす矢三郎。
ただしニセモノ・・

くたびれた背広、ぽっこり膨れた腹、布袋さんのような顔
それは間違いなく、今まさに狸を引き取りに向かうらしい淀川教授であった
矢三郎『まるであつらえたようではないか!
これぞまさに天佑神助!』
矢三郎、気づいて~!!
弁天が”淀川教授”と言った直後に偽教授が出てきたから、弁天も矢三郎をハメるのに一役買ってる??
・・と思ったけど、たぶんこのタイミングは偶然。
見る側もだんだん思考が疑い深くなっていきますね、狸のお話だけに・・(笑)


◆捲土重来・・ひとたび敗北したものが勢いを盛り返し、再び攻め来ること
あの時は負けたけど、今日は盛り返した・・
金閣・銀閣たちがウザいくらいに”捲土重来”をアピールしています。
憎たらしい奴らめ・・・

彼は風呂敷包みから取り出した檻を掲げ、高らかに宣言した
金閣『さて諸君
雪辱の日は来たれり!』
銀閣がまるまる蕎麦屋に化けたってことか
・・・・・
銀閣の化け力すごっ!
この場所の舞台・モデル

『そば処・司津屋』
竹林亭のモデルのお蕎麦屋さん。
協賛店としてエンドクレジットにのってます。
矢三郎の差し入れと共に赤玉先生のライフラインとなっているお店。
弁天はこの店の玉子丼が好きらしい。
実際の司津屋さんにも玉子丼があります。今度食べてみよう♪
◆裏の顔は”偽電気ブラン販売所”の古本屋
矢一郎と桃仙が檻に入れられた場所は、木屋町の紙谷橋を西へ渡ったところにある雑居ビルの古本屋、とされています。
この古本屋は”偽電気ブランをこっそり売買して収入源を得ている”という設定。
なんで本屋??と思ったらそんな裏事情があったとは。

この本屋は”赤ひげ”というお店の隣のある設定ですが、実在しないお店です。
(赤ひげは四畳半神話大系で焼肉屋として登場。実際には沖縄料理店です)
◆もしかしてすごい黒幕だったりして・・な寿老人
弁天を金曜倶楽部に迎え入れた寿老人。
”高利貸し”をやっている寿老人。不穏でただならぬ存在感ですよね。
老人は福々しい顔をしていたが、偽電気ブランの酒瓶を見廻す眼は恐ろしく冷たく、得体の知れない人間だと長兄には思われた。

寿老人『おまえはそういう商売もしていたのかい、夷川
まったく悪いやつだのう』
早雲『畏れ入ります』

時代劇みたい・・・
◆矢三郎がけっこう元気で一安心・・?
妹に暴言を吐かれる金閣に対して冷静なツッコミをする矢三郎。
元気そうで一安心です・・

海星『傷つけ
その傷がもとでくたばれ!』
・・・・
矢三郎『おまえ、妹にぜんぜん尊敬されておらんじゃないか』
海星を応援してしまう・・・
桃仙が海星を気に入るのも分かりますよね。
◆早雲、永遠の片思い

早雲『総さんか・・』
『あんたは俺を夷川と呼ぶ』
桃仙『だってあなたは夷川だもの』
早雲の本名は『総二郎』。
桃仙は総一郎を”総さん”と呼び、早雲を”夷川さん”と呼びます。
早雲のここまで分かりやすい片思いっぷりもなかなかないですよね。
だからこんなにひねくれてしまったのか。
いやそれだけではないはず・・実兄はあんなにできた狸なのにね。
◆この時の淀川教授はまだ『食べることは愛』
狸が大好きな淀川教授。
原作では雨に濡れた狸姿の矢一郎の顔を拭ってあげる、そんな場面も出てきます。

淀川教授『だけどね、今夜、我々はおまえを食べてしまうんだよ』
長兄は慄然とした
・・・・
父もこの淋しさを味わったのであろうかと長兄は思い、なんとか立派な狸にふさわしい威厳を保とうとしてみたが、どうしても堪えきれず、格子に頬を押し付けたまま、ひっそりと泣いた
◆すべては矢四郎にかかっている・・!

海星『尻尾をしまって!早く走れ!』
”捲土重来”
この言葉が本当に合うのは誰なのか!?
有頂天家族第一部は”ある人物の捲土重来のお話”と言っても過言ではない!
・・と私は思っています!
第12話『偽叡山電車』
◆かわいい矢四郎が頑張る!
今回は”かわいい担当”
あまり頼りなさそうな(失礼)矢四郎が頑張ります!


なにゆえ弟がそのとき、井の中の蛙の手を借りるという誰も想像がつかなかった奇手を思いついたか、それこそ、どん詰まりのやけっぱちの苦し紛れの地平に至って初めて手にした一世一代の天啓であった
弟が雷雨の中で身を翻さなければ、下鴨家は滅亡していたかもしれないのである
森見さんの文章は本当面白いですよね。
テンポがよくて次へ次へとすらすら読めてしまう・・
この場所の舞台・モデル

『秋月橋』
夷川発電所のすぐそばの橋。
招き猫姿の金閣銀閣が虎姿の矢一郎におしりをかまれたり、総一郎が偽叡山電車を乗り回し早雲を追い抜いたり・・
この秋月橋ではいろんなことがありました
◆矢二郎、父が亡くなった日以来の酒を飲む


父が冥途へ発って以来、たえて聞いたことのない朗らかな次兄の声が井戸の底から響いた
矢二郎『捲土重来!』
ついに来た!
矢二郎の見せ場!
視聴者一同、この矢二郎の雄たけびで”勝てる”気がしましたよね。
やじろおぉぉぉぉ!!!!
◆矢三郎、泣きながらも考えることは・・
どうやら私は泣いているようだった
いくら暢気な狸の身でも、笑い飛ばせぬこともある
「さらば兄貴」と私は思った
・・・・
まさか狸界の長として跡を継ぐ前に、鍋の具として跡を継ぐことになるとは思わなかったろう
鍋の具として跡を継ぐ・・
こんな時でもちょっと面白い風にするのが許される、というかそれこそが最高なのはもちろん”狸だから”ですね。
◆偽叡山電車の矢二郎は敵なしハイテンション!

矢二郎『矢三郎よ
乗り心地はどうだい』
矢二郎『そこのけそこのけ!』
『叡電様のお通りだ!』
◆矢二郎の偽叡山電車爆走ルート
偽叡山電車は寺町通を北から南へ爆走します。
公式読本によると・・
出町商店街
↓
京都御所脇
↓
京都市庁舎
↓
寺町通アーケード
↓
鴨川
となっております。
地図見た方が分かりやすいかな。
まあ途中から”偽寺町通”に入っちゃうんですけどね(笑)

矢二郎、あんまり曲がれないからね・・(笑)




矢三郎が金曜倶楽部とすき焼きを食べた三嶋亭がありますね
次兄の全身で阿呆の血が湧きかえるのが分かった
心臓の鼓動を聞く思いがした
矢二郎『面白きことは良きことなり!』
高らかな次兄の宣言に、私と弟も唱和した

◆原作では金閣と銀閣のおしりはしっかり噛まれた
鉄のパンツ(冷えないようにカイロ入り)でおしりを守ってきた金閣と銀閣ですが、原作ではここで矢三郎にしっかりと噛まれます。
金閣は念入りに二回も・・


職人のサイン入り
◆夷川親衛隊による”偽寺町通”
偽叡山電車は途中から”偽寺町通”を走ることとなります。
夷川親衛隊・・銀閣に続き化け力すごい・・
矢四郎『兄ちゃん、僕ら同じところを繰り返し走ってるよ!』
矢四郎ってやっぱり賢いんだな~
矢二郎『冬の鴨川は冷たいぞ
準備運動をしておけ』

素敵な背景!
◆弁天のこの表情は・・・

空飛ぶ偽叡山電車に気づいた弁天のこの表情。
”矢三郎が無事で安心した”
”矢三郎が期待通り面白いことをしてくれる”
そんな表情に見えます。
”期待通り”ってのがポイント。
このあと千歳屋は大変なことになりますね・・

◆初登場の福禄寿
矢三郎が参加した時に欠席していた福禄寿。
坊主頭がちらっと登場しましたが、あれが福禄寿です。
今のところ金曜倶楽部のなかでいちばん影が薄いですね。
◆寿老人って・・・アメコミヒーロー的な何か?(笑)
なんだ、あの紐の動き・・
寿老人って何者!?人間??
と誰もが思った瞬間でしたね。

彼がシュッと手を引くと、私の足に結ばれていた紐が一瞬にして彼のもとへ戻っていく
まるで魔術のようだ
とあるので魔術・幻術が使える人間なのかもしれません・・・
寿老人『まあ、この街ではこういう得体の知れぬ事故と言うものが、たまに起こるものですからな
いちいち取り乱して寿命を縮めることはない』
◆金曜倶楽部の忘年会参加を名乗り出る矢三郎

矢三郎『ちょちょちょ!』
・・・・
矢三郎『かねがね狸を一度喰ってみたいと思っておりまして
それと喰う前には是非、生きて動いているやつに会ってみたい
僕はまだ生きている本物の狸を見たことがないのです』
矢三郎、二度目の金曜倶楽部の会合に交じることに。
◆そして、最後の地へ・・

この場所の舞台・モデル

仙酔楼のモデルは『鳥彌三』(とりやさ)
ミシュラン一つ星の水炊き専門店。
ここも有頂天家族・協賛店です。
原作には”仙酔楼は鳥彌三の並びにあるお店”とされていますが、実際には鳥彌三そのものがモデルになっています。
金曜倶楽部の忘年会&偽衛門総選挙・・
有頂天家族第一部、最後のドタバタが繰り広げられる場所です。
狸それぞれのシンボル?的な形があった・・!(いまさら)
だいぶ遅ればせながら、この回を見ていて気付いたことが。
それぞれのキャラの狸姿の顔とお腹の模様にマーク、形が割り振られていたんですね・・・・
(これ知らなくてファンと言ってたと思うと・・・)
ひとりずつ紹介します!
まず下鴨四兄弟は・・

矢一郎→スペード
矢二郎→クローバー
矢三郎→ダイヤ
矢四郎→ハート

父・総一郎はギザギザ
母・桃仙は円?楕円?

金閣は三角と逆三角
銀閣は三角

海星はしずく
早雲は逆三角・・画像なし
二部の話もしちゃうと、
呉一郎・・調査中

星瀾は・・鈴カステラ?茶釜??(笑)
玉瀾は・・謎の模様

玉瀾のこれはなんだろ??将棋関係の何か?(適当)
はぁ~、、やっと気づいたわ・・
だから矢三郎の腐れ大学生姿はダイヤっぽい柄の服を着ているんだね。
総一郎のギザギザが四方向に突き出しているのは四兄弟のこと、”四つに血を分けた”という意味が込められているのかもしれませんね。
最後にそれっぽいことを言って体裁を整えたな
スポンサードサーチ
第13話『有頂天家族』
いよいよ最終話!
◆襖一枚隔てたところに狸たちと金曜倶楽部が集合・・
狸たちがもめている部屋の襖一枚向こうには狸鍋を待つ金曜倶楽部の忘年会が・・・
何も起こらないわけがない・・!!(何度目?笑)
弁天『何をしたって面白ければかまいませんけど、あんまり乱暴にしないでね』
やっぱり面白がってる、弁天様。
◆淀川教授と桃仙、奇跡的再会


淀川教授と桃仙のまさかの再会。
気づく教授ってものすごい狸好きなのね・・・
で、こんな話題を見つけました。
◆狸に美人とかある??
狸姿の桃仙を見た金曜倶楽部一同は『綺麗な狸だ』と容姿をほめます。
”狸の見た目にそこまで個々の違いってあるー??”
と思っていたんですが、ちょうど先日、美人狸のニュース記事を見かけました。

三重県の大内山動物園のロコちゃん。
あだ名:美タヌ
性格:狂狸(きょうり)
見た目は美人だけど性格が・・・・
って弁天様みたいなヤツですね(笑)
鼻が高かったり、脚が長くてスリムだったり。
狸も個体によって見た目に違いがあるようです。
◆早雲の人望のなさよ・・
矢一郎『なにが叔父だ!こんにゃろう!父上を鍋にしたくせに!』
座敷に並んでいた狸たちに衝撃が伝わり、あまりにも深く眠って冥途へ転居しかけていた長老たちはふたたび活動を開始した
・・・・
早雲『いかがですか?
儂がそんなことをするとお思いですか?』

叔父上、不憫ですね
◆センスよすぎ!襖の虎の絵から虎(ニセモノ)


ちょうど襖の虎の絵の場所から矢一郎が化けた虎(ニセモノ)が登場・・
っておもしろすぎませんか??
天才的発想だわ~
弁天『あらまあ、虎だわ』

相変わらずの弁天節です。
私もこんな肝っ玉がほしいところです(笑)
◆淀川教授、転向する
あれほど喰うことは愛だと説いていた淀川教授でしたが、心変わり。
これが桃仙ではなく檻に入れられた矢一郎のままだったらそうはいかなかったわけで・・
いろんなミラクルが起こっています。
淀川教授『これはあの子だ
僕が手当てをしたあの子だ
この子だけは渡さん』
・・・・
『喰うことは愛だ
しかし、喰うに喰えないのも愛なのだ!』

◆寿老人は狸鍋が好き
すぐ隣で金曜倶楽部が忘年会をしていることを知って化けの皮がはがれてしまう狸たち。
寿老人の喜びぶりを見ると、金曜倶楽部でいちばん狸鍋が好きなのは寿老人のようですね。
5話の三嶋亭での狸鍋に関しての会話でも、みんなそんなでもなかったですよね、淀川教授以外は。

寿老人『絶景かな』
『いくらでも鍋ができる』
寿老人は金曜倶楽部最年長、そしてただならぬ存在感で幅を利かせていますから、忘年会は絶対狸鍋!ってことなのかと。
会則もあるけれど、ここまで金曜倶楽部が狸鍋を欠かさないのは権力者の寿老人が狸鍋を好んでいるからなんだろうな~と思いました。
◆赤玉先生忘れてた
うごめく狸と大虎、驚く金曜倶楽部メンバーにひとり平穏を保つ寿老人・・
なんだか大変な騒ぎに・・
そしてもうひとつの襖の向こうは待ちに待たされたうえ、みんなから(視聴者含め)忘れ去られた赤玉先先生が・・・
手には風神雷神の扇を持っている・・!!

赤玉先生『我こそは天狗である
天狗だからこそ偉いのである
偉いからこそ天狗なのである
和を以て貴しとなし、我に逆らうこと無きを宗とせよ
篤く篤く我を敬え
偉大なる天狗様の御前であるぞ、おまえらひとり残らず身の程を知れ!』
本当、いいキャラしてます、赤玉先生・・
忘れててごめんなさい(笑)
◆矢三郎の作戦

矢三郎はこの事態に収拾をつけるため、、赤玉先生を挑発します。
淀川教授には悪いが、この混乱に収拾をつけるには、より大きな混乱を引き起こして一切をご破算にするしかない
◆狸の腹鼓
日本では古くから狸は月夜に腹をたたいて狸囃子を奏でる・・との言い伝えがあります。

長兄が「たまには腹鼓でも打つか」と言いだしたので、私は辟易した
狸の腹鼓などは過去の遺物である
しかも私は腹鼓を打つと決まって腹の具合がおかしくなるのだ
とあるように、現代の狸はあまり腹鼓は打たないようですね。
お腹の調子にも影響するとは(笑)
◆総一郎から矢一郎へ
原作では第1部のここで総一郎が矢一郎に向けて言ったセリフ、アニメでは2部の最後の方で登場します。
総一郎『いつか狸界の半分を敵に廻しても、かたわらを見ろ、お前には三匹の弟がいる
これは大変心強いことだ
それがおまえの切り札となる日が必ず来る
・・・
兄弟仲良く!何しろおまえたちには、みんな同じ「阿呆の血」が流れている』
そこまで語ったところで、父は呵々と笑った
総一郎『まあ、さして誇るような血でもないか』
◆京都には天狗やら狸が人間に混じって暮らしている

矢二郎『この境内にどれだけ天狗やら狸やらが混じっているか分からないなあ』
このセリフとっても好きです。
なんだかワクワクしませんか?人間に紛れて天狗や狸がいるの~!?
人間に混じって狸が・・というのはジブリの”平成狸合戦ぽんぽこ”に通じるものがありますよね。
前も書いたけど、森見さんはジブリ好きなんですよね~
◆赤玉先生、矢三郎に対しての小言

下鴨一家と出くわした赤玉先生。
赤玉先生は四兄弟それぞれに小言を聞かせます。
原作には矢三郎に対し”おまえはもうこれ以上、面倒ごとを起こすな”
という赤玉先生のセリフがあります。
アニメではこの矢三郎への言葉だけがカットされていて、ふたりの関係のはかり知れない特別感が演出されています。
一話も最終話も、赤玉先生&矢三郎の師弟愛が際立っていました。
◆年末の大騒動のあと、夷川家に変化が
早雲はあの騒ぎのあと、『温泉へいく』とだけ言ってどこかに行ってしまったそう。
いろいろな悪事を追及される前に逃げちゃったんですね。
偽電気ブラン工場は金閣と銀閣が采配を振るうことになる・・・
って嫌な感じしかしない(笑)
矢三郎『馬鹿は風邪をひかぬというけれども、阿呆は風邪をひくんだな』

冷たい鴨川に落とされ風邪をひいた金閣&銀閣へのセリフ。
風邪で済んでよかったじゃない・・
◆弁天様の願いごと

弁天『じゃあね・・運命の人に会えますようにってお願いするわ』
矢三郎『また可愛い子ぶって、そんなことを言う!』
初詣の願いをこんな風に答えていた弁天・・
んん~、運命の人は・・やっぱりこのあとの第二部で出てくるあの人(天狗)ですか??
まあいろんな意味で言えば運命っぽいですけどね。
どうなんだろうか。
◆矢三郎の願いごと

はて
私は思案した
しかし、とくに願いはないのだ
・・・・
我々は狸である
狸は如何に生くべきか、と問われれば、つねに私は答える
面白く生きるほかに、何もすべきことはない
洛中をうごうごする狸たちよ、一切の高望みを捨てよ
矢三郎『取り立てて願うこともないですなあ』
私は言った
弁天は微笑み、ソッと手を合わせて眼を閉じる
しばらく彼女の横顔を眺めてから、私も手を合わせて眼を閉じた
そして小さく呟いた
我ら一族とその仲間たちに、ほどほどの栄光あれ
◆最終話のエンディング映像は『冬の女神と毛玉たち』のシーン

最終話のエンディングはいつもと違う映像。
この後日談のような映像は、有頂天家族公式読本に書下ろしで掲載された『冬の女神と毛玉たち』の一部の場面が元になっています。
『冬の女神と毛玉たち』は有頂天家族第一部と第二部のちょうど間の冬のお話。
京都の真冬の雪景色と春を知らせる香りが漂うような素敵な短編小説です。
有頂天家族好きな方、是非チェックしてみてください。
次は第2部のまとめでお会いしましょう
まったね~♪
↓有頂天家族2のまとめはこちら
