20代半ばで突発性難聴を患いました。幸い治療により完治、その後不便なく過ごせています。
今日は突発性難聴についてとその体験談です。
お役に立てれば幸いです。
突発性難聴とは
その名の通り、突発的に起きる難聴。
特徴は、”いつあの時、急に聞こえにくくなった”とわかること。
(朝起きたら・・とか、あの作業をしている時に・・など)
多くは片耳のみ、稀に両耳にあらわれる。
ちなみに『”いつからか分からないけど徐々に聞こえなくなった”という症状は突発性難聴ではない。』
と、Wikiで断言しています。
そのくらい突発的であることが特徴なんですね。
突発性難聴の症状
・耳が聞こえづらい
・耳鳴り
・耳閉感(耳が詰まった感じ)
・めまい
・吐き気
また、”聴覚補充現象”といって、一定の大きさまでの音が聞き取りづらいにも関わらず、一定以上の音が異常に響き、苦痛を感じる現象もあらわれることがあります。
小さい音は聞こえづらいのに大きい音は響いて苦痛・・
嫌な症状ですね。
突発性難聴になる原因
突発性難聴になる原因については諸説(ウイルスによる感染、など)ありますが、今のところはっきりとは分かっていません。
患者調査によるとストレスで患うことが傾向としてあるようです。
完治するためには素早い受診が大切!
突発性難聴は完治しにくいことで有名です。なんと完治に至るのは患者の3分の1だけなんだそうです。
完治のためには早期治療が大切です。発症から48時間以内の治療が望ましく、2週間以上経過してしまうと治癒の確立が大幅に低下してしまいます。
聴力が完全に戻らなかったり、耳鳴りの症状が続いたり、後遺症に悩まされることに。
治療はステロイド剤の投与が一般的です。
突発性難聴 体験談
ある日突然左耳に水が入ったような感覚に 聞こえづらくなる
10年近く前ですが今でもはっきり覚えています。
ある日の仕事中、夕方。何の前触れもなく突然、本当に突然左耳が聞こえづらくなりました。
耳の奥まで水が入ってしまったような耳閉感。
↓この棒人間のイラスト。この時の私の心情とこれ以上ないほどマッチしています。

そして普通の音は聞こえづらいのに、声がでかい先輩が耳元で大声で笑っている声はものすごーーーく響く。不快、苦痛・・
今から思うとまさに突発性難聴の症状ですね。
ちなみに私はめまいや吐き気は一切ありませんでした。めまいは半数くらいの人にあらわれる症状のようです。
私の症状はそこまで重度ではなかったのかもしれません。
土曜日だったこともあり、すぐに受診せず・・
明らかにおかしかったんですが、土曜日しかも午後だったのでやっている耳鼻科も近くにはないし、週末で予定も詰まっていたし・・
そのうち治るかな、なんて思ってすぐに病院へは行きませんでした。
が、調子悪いまま遊びに行ってもあまり楽しめず。(そりゃそうだ)
総合病院の休日診療行っとけばよかった、と今となっては思います。
薬の飲み始め時間 48時間・・ギリギリ間に合った
週明けても治らない!
月曜日の午前中に耳鼻科へ。
一瞬にして突発性難聴の診断がくだされました。
治療開始までの時間が重要な突発性難聴。土曜の夕方に発症し月曜の午前中に受診。
ギリギリ48時間中に薬を飲み始めることができました。
処方薬を飲んだら割とすぐに症状は治まりました。
ちなみに・・
ステロイド系の薬の投与でよく用いられる方法らしいのですが、
飲み初めは多めの量→徐々に薬の量を減らしていく・・
突然やめてしまうと体のホルモンバランスが崩れてしまうため少しずつ減らしていくんですね。
(この時もこのパターンだったと記憶しています)
帯状疱疹の時にも書きましたが・・
処方された薬は最後まで飲み切りましょう。
突発性難聴の原因 私の場合は・・
私が診てもらった耳鼻科の先生は、突発性難聴と瞬時に診断した後、
『原因はまあ不明なんですが、強いストレスとかショックな出来事が誘因になることが多々あります』
的なことをおっしゃって、私の様子を観察していました。
ええ、あったんですよ、今から思えば懐かしい思い出ですが、当時の私にとってはとても衝撃的でショッキングなことが。
(ちなみにそのショッキングな出来事から突発性難聴の症状がでるまでは1週間ほどの間が空いていたと記憶しています)
”ああ~思い当たりすぎる・・・”
という私の無言のリアクションにその先生は
”やっぱりね・・”
という返しをやはり無言でしてきました。
その昔40代~50代の患者が多かった突発性難聴。
ところが近年、若い年代の患者も急増していて、もはや”現代病”とされています。
診察の時のあの無言のやりとり・・
きっとあの先生も何度も経験しているんだろうな~
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まとめ
突発性難聴はストレス社会が患者を急増させた現代病のひとつです。
早期治療がモノを言う突発性難聴。
症状は軽度~重度までありますが、軽めの症状でも突発性難聴が疑われる場合はすぐに受診しましょう。
また、早期治療に加え休養も大切です。
無理せず休むべき時は体を休ませましょう。
それではまた。
