旅行・観光

「夜行」に憧れ鞍馬の火祭に行ってきました

鞍馬の火祭御旅所

2022年10月22日。
いろんなミラクルが重なりまして、行きたいけど何年後になるかなと思っていた鞍馬の火祭の見物ができました。

いや~京都三大奇祭である鞍馬の火祭は見学するのになかなか体力と忍耐力(+運)が必要なお祭りでした。
一般的な「お祭り」を想像していくとちょっとイメージが違うかも。

ってことで来年以降行く方の参考にもなる旅行記が書ければと思います。

当たり前のように鞍馬に行くまでには森見登美彦さん作品聖地巡礼的な寄り道をしております。
鞍馬の火祭の項目だけ読みたい方は下の目次からジャンプして下さい♪


2階のランチも居心地よし!
スマート珈琲店ランチ


お昼頃京都駅に到着~
お祭りが開催される土曜日の京都駅、外国人観光客もやや戻ってきた感もあり自分のペースで歩けないくらいには混んでいます。
だれかのスーツケースに足を踏まれるこの感じ、久々だなー(笑)

バスに乗って真っ先に向かうは寺町通りにあるお気に入りのカフェスマート珈琲店
「聖なる怠け者の冒険」でここのモーニングが登場します。

2Fでランチをやっていることは知っていたんですがなかなかタイミングが合わず今回初めて訪れることができました。
(元々このお店はランチからはじまったそうですね)

森見登美彦聖地巡礼・京都スマート珈琲店

↑単行本しか持っていなかったのでこの日のために文庫版を買った「夜行」。
行きの新幹線で読んでいたら京都まで一瞬でした。
今気づいたんだけどこのショット・・
鞍馬駅で撮ればよかった~
んーーミステイク!(笑)

このスマート珈琲店は人気店でいつも行列ができています。
1階の喫茶と2階のランチ、それぞれの看板の前に分かれて並ぶシステム。

この日私が着いた12時頃は喫茶列には5組、ランチ列は2組並んでいました。
10分も待たずに案内されたのでおそらくタイミングが良かった様子。

2階も1階と同じくレトロな雰囲気で落ち着く&居心地がよい!
親子、カップル、女子グループ、老夫婦・・
様々な客層がそれぞれランチタイムを楽しんでいました。

森見登美彦聖地巡礼・スマート珈琲店ランチ

ランチは数種類の中からメインを2品選べます。
ベジタブルオムレツ↑は野菜たっぷり。おいしかった。

ちなみにお店を出た時は喫茶列は2組、ランチ列が5組ほどと入る時とは混み方が逆になっていました。

時代祭をちょこっとのぞいてみる


京都ではこの日は「鞍馬の火祭」ともうひとつ「時代祭」の開催日でもあります。

時代祭は平安神宮の祭事で祇園祭・葵祭と並び京都三大祭のひとつ。
歴史ある京都の時代ごとの衣装を身に着けた行列が街中を歩くお祭りです。

今回私は鞍馬の火祭が目当てで時代祭はちょっと見られたらいいかなという程度。
ランチもスムーズに案内されたこともあり時間が合いそうだったのでのぞいてみました。

京都時代祭の行列のルート
引用:平安神宮公式サイトより

時代祭の行列はこんな感じで通る場所と時間が決まっています。
行列が通るまで時間があったのでいつも通り柳小路にある八兵衛明神様↓に挨拶に行くことに。
時間が読めるとこんなこともできるからいいね!

森見登美彦聖地巡礼・京都八兵衛明神

いつ見ても ここのたぬきは 有頂天!

八兵衛明神様になむなむしたあと三条付近に戻ってみると交通規制によりあの河原町通りに車がない!
貴重な光景ですね。

時代祭の交通規制された河原町通り
京都時代祭・三条河原町交差点の人だかり

三条河原町の交差点には人だかりができていました。

ニュースやネット記事の写真を見ると時代祭のシャッターチャンスを狙う報道陣は御所か平安神宮で待ち構えているようです。
川端康成著「古都」によれば行列がスタートする御所での見学がいいとのこと。
この京都小説「古都」もね~好きなんですよ~
いつかはこちらの時代祭をメインで見にこようっと。

この日は秋晴れ。
日中は日差しがあるとまだまだ暑い!
衣装を着て歩くのはなかなか大変そう。

↑河原町三条の交差点、餃子の王将、ラーメン魁力屋、時代祭・・
なかなか京都らしい一枚じゃないでしょうか。

坂本龍馬だ!
歴史に疎い私でも分かる人物を見られたので今回はこれで満足!

珈琲蔦家が・・・
やってない~~


時代祭の人混みを離れ六角通まで南下。西へ折れます。

何度も通ったけど営業時間内に来ることができなかった「有頂天家族」協賛店である珈琲蔦家さんに満を持して往訪!!!

・・と思ったらやってない~
やってないよ~~
定休日は日曜のはずなのにやってないよ~

お店の中に「有頂天家族の聖地です・下鴨一家と同じ席に座れるかも!」という看板があることを確認。
くぅ~その席座りたいっ!!
ガラス越しのちょっと色褪せた看板、写りこむ私の手(笑)

森見登美彦聖地巡礼・珈琲蔦家

スマート珈琲店のランチもそうなんですが・・
ひとりで京都に来る=聖地巡礼の時はいつも行きはバスなんです。
朝早く着き宿泊は便利なこの付近・・となると珈琲蔦家が開いている時間帯はどこかちょっと離れたところを巡礼しているんです。
今回は日程の都合で新幹線で来て昼間着だったのでチャンスだったんですけどね・・

営業日と時間がちょっと気まぐれという口コミもあったので”開いてたらラッキー”って気持ちで来るといいのかも?(笑)
次はタイミングが合いますように・・!

ちょっとショックでしたがすぐ近くにある六角堂に寄り道し一瞬で元気に復活(笑)
六角堂好き。いつ来ても落ち着く~
狸が化けてるへそ石様がいらっしゃるお寺です。

森見登美彦聖地巡礼・京都六角堂


鞍馬の火祭見物体験談!


寄り道終了、いよいよ鞍馬へ。
まず出町柳駅に向かうため四条高倉のバス停から市バスに乗り込みます。
が、時代祭の交通規制による渋滞でバスが進まない!
そりゃそうだよな・・と乗ってから気づく(笑)

数メートル進むのに20分ほどかかってしまい「まだまだ渋滞なので降りる人はここでどうぞ~」という運転手さんの機転によりバス停じゃないところで降ろしてもらいました。
時代祭の最中にバスに乗る際は要注意ですね。

バスは諦め電車に切り替えます。
祇園四条駅まで歩き京阪電車で出町柳駅まで。地下なのでこちらはスムーズ。

森見登美彦聖地巡礼・出町柳駅の地下・鞍馬の絵

出町柳駅の通路にはこんなのが。
松明と炎が描かれていて気分が高まります。

鞍馬の火祭は18時スタート。
火祭の日の叡電は臨時も出るようですがこの時間帯はまだ通常通りの15分に1本の運転、そして車両は2車両のみ!
15時30分発に乗りましたがすでに満員電車でした。
時代祭が終わった後の16時過ぎ~は祭のはしごをする人によりさらに混雑するようです。
祭のはしごってなかなかできるもんじゃないよね(笑)

四畳半タイムマシンブルースのポスター発見!
♪でまちであって こみちじゃな~い♪

森見登美彦聖地巡礼・出町柳駅の四畳半タイムマシンブルースのポスター

30分ほど叡電に揺られ終点の鞍馬駅に到着。
見物客&警察官がたくさん。
1月に来た時と全く違う活気ある雰囲気にワクワク!

事前調査によるとこの日の鞍馬は食事にありつけない可能性がある、とのことだったのでまずは何か食べることに。
1時間ちょっと待っておいしいお蕎麦をいただきました。

そのお蕎麦屋さんでは16時半頃から店内列に並ぼうとするお客さんに「祭りスタート時間に間に合わないかも」と案内していました。
鞍馬の町は小さくお店の数も多くはないし規模的にも大きくない、そして店の人出もあまりないので回転しない・・
そのお蕎麦屋さんでは持ち帰りでおにぎりとか売ってたけどそれを買うのも大変そうでした。

お店によっては15時以降は完全予約制としているところもあったので要チェックですね。
予約とるの難しいだろうな・・

これより遅い時間に鞍馬に着くのであればご飯は出町柳などで食べてからor簡単に食べられるものを買って持って行くといいでしょう。

出町柳駅でもらった鞍馬の火祭のパンフレット。
鞍馬駅でも配っている人がいました。

鞍馬の火祭は見物客は座ったり立ち止まったりできません。
↑のように決まった順路を列になって歩きながらの見学になり、途中で抜けたり逆行することはできません

これが鞍馬の火祭は見学が難しいと言われる理由ですね。
見たい場面の時に見られる場所にいられるかどうかは運次第です・・

今回私は順路を3周ちょっとまわったので周ごとにどんな感じだったか紹介していきます。

鞍馬の火祭見物1周め
(17:30~18:10)

スタートまでまだ時間はあったので町がどんな様子か見に行くことにしました。
(何もないのですることもないのだ・・)

ぎりぎり明るいうちに街並みなど見ておいてなかなか良かったです。
”さっき見たアレがこうなるのね~”と後の理解につながる!(笑)

由岐神社へと続く山門の前。鞍馬寺へもここから。
火祭当日は17時~閉鎖され通れなくなります。
けっこうな大きさの木が準備されている・・
これが燃えたら迫力ありそう。
でか!
松明でかいんですけど!
松明はいたるところに準備されています
子どもが担ぐ小さい松明も。
このてっぺんの剣のような部分が揺れ音を奏でる・・と後に分かりました。
この狭い道を松明の列+観光客の列が通ることになります。
駅周辺は人が増えてきていましたがちょっと離れたこの辺はまだまだ余裕あり。
川沿いの迂回ルートで駅方面に戻ります。
陽が落ちて一気に闇がやってきました。
舗装されていない細い道、足元注意です。

パンフレットには1周1時間とあったけど、この時写真を撮りつつ行ったり来たりして1周40分。
すたすた歩いたら30分もかからなそう。
距離的にはさほどでもありませんね。なので見物の行列はなかなか進まないんだろうということがわかります。

鞍馬の火祭見物2周め
(18:10~19:10)

まだそこまでの混雑もせず、たくさんの松明を見られたのがお祭りスタート直後の2周めのこの時間帯。
お祭り始まりの活気ある雰囲気を存分に楽しめた一周でした!

そこら中から炎と煙が!
鞍馬駅から山門までの道がいちばんの混雑どころ。
列は警察官の誘導でゆっくりと進んでいきます。

「立ち止まらずゆっくり進んでくださーい!」としきりに呼びかけられるも前が混みすぎて列の動きが止まっちゃってるので進めない・・
みんな思ったよ「進みたくても進めません」

道路の脇にも置くタイプの松明が点々と。
これが思っていた以上に見物客列と近い!熱っ!
途中で崩れたりもするので近くにいる時は注意しないといけません。

手持ちの松明にはこうやって火をつけるんですね。
まだまだこの辺は駅に近い場所。
んー炎って見ているとなんだかテンション上がります!!

さっきの大きな地べたの松明も燃え盛っておりました!

早めの時間には子どもたちが小さい松明をかかえて練り歩きます。
写真ブレブレですけどその方がモザイク不要かなってことであえてのチョイスです、あえての(笑)

鞍馬の火祭の掛け声は「サイレイヤ、サイリョウ」(祭礼や、祭礼)
御所から由岐明神様を鞍馬に遷宮する際に火を灯して歩いたことが鞍馬の火祭の起源なんだそうです。

ちびっこかわいいぃ~

また出くわしました、松明に点火する瞬間。
絵になりますね~

迂回ルートを抜けた先の折り返し地点付近にはお旅所が。
ここではふたつの大きな松明と鞍馬の火祭の映像が大きなスクリーンに映されていました。

鞍馬の火祭見物3周め
(19:15~20:30)

見物客ピークの時間帯、3周めはきつかったー
鞍馬駅から坂を下ったところで人混みの中40分程立ち止まって待つことに。
人が多すぎる&前の道を行列や関係者などが歩くようで全然進めません。

腕を伸ばして撮ってみた写真↑
何か見えていればまだいいけどそんなわけでもなく・・
駅まで戻りたいと思っても後ろにも人人人・・逆方向には行けないので待つしかない。

この周は松明列1組のみしか見られず1時間以上。
帰りの駅は叡電に乗る人の行列ができていました。

鞍馬の火祭見物4周め(途中離脱)
(20:30~21:30)

もう帰ろうか、いやでも空いていたらもう一周がんばろう、と進んでみると・・
前の周の人だかりは消えていました。
この道路の部分↓が全部人だったんです。

この感じならもう一周、と近づいてみたら「カメラをお持ちの方~チャンスですよ~」となにやら楽し気な警察官の呼びかけが(笑)
どうやらここで2つの大松明を立てた後に倒す!という大技が見られるそう。

この長い松明立てるの??

すんなり立ちました。さすがですね!

すぐに倒すのかと思ったらこの状態で10分以上待機。
向かいからからやってくる行列を待ってから倒すそう。
燃えカスやら細かく砕けた火種のかけらが降り注ぐ~

待機時間が意外と長かったのでこのすごい光景にちょっと慣れてくる見物人たち。
私もカメラの設定をいじりつつ待つことに。

サイバーショットは暗所でも明るくとることが得意、ってことで確かに夜でも明るめに撮れます。煙まで写る!
オートだと明るすぎるかも?ISOを下げた方が炎の形は綺麗に撮れるな~などいろいろ実験していたところ、その時はやってきました。

見づらいですが大松明が倒れる時の様子を貼っときます。
周囲の人のリアクション(歓声?悲鳴?)が入っているので気をつけて再生してね(笑)


こういう時私は無言ノーリアクションになってしまうので反応いい人がちょっとうらやましい(笑)

すごいものを近くで見られてラッキー!だったのですが、この儀の間に後ろにはまた人々の行列が。そして後ろからぎゅうぎゅう押されるー

この後は山門の階段でチョッペンの儀という神輿に逆さまでつかまる(!)という大イベントがあるのですが、今回はここで離脱。
混雑ピークではなかったため列を抜け帰りの列に移動させてもらえました。

帰りの叡電は並んでから30分くらいで乗車。
満員だけど乗る人数は制限がかかるため都会ラッシュのようなぎゅうぎゅう詰めにはなりません。

「お祭りの前半は見ることができたから次回は時代祭を見てご飯を食べてから叡電に乗ってゆっくり後半を見に行こう、泊まる場所も出町柳付近がベストだな」

など早くも次回に向けての計画を練りつつ終点の出町柳に到着。トイレで鏡をみると・・
ちょうど眉間に真っ黒いススがついていました(笑)

あれを最前列で見たんだからしかたないね。
だれか一緒なら指摘してもらえるけど、ひとりだからね・・・
おひとり参加の方は気をつけましょう!(笑)

鞍馬の火祭・見物の際の注意点


ということで鞍馬の火祭の見物体験談をつづってきました。
最後にこれから参加する方のために注意点を上げときます。

  1. 時代祭の交通規制に注意(バスは渋滞に巻き込まれるかも)
  2. 時代祭が終わる時間(16時頃)から鞍馬行きは急激に混み始める
  3. 見物人数が鞍馬の町のキャパを超えたら叡電は鞍馬まで行ってくれない
  4. 鞍馬では食事にありつけない可能性あり
  5. 歩きながらの見学(立ち止まったり座ることはできない)
    &流れに乗ったら抜けられない
  6. 火が近いので燃えやすい服は注意&煙のにおいもつきます
  7. 混雑ピーク20時前後は体力いります
  8. 帰りの叡電も行列・1時間以上待つことも

そんなところでしょうか。
③の見物人数が鞍馬の町のキャパを超えたら叡電は鞍馬まで行ってくれない
なんですが、今年はそこまで見物客が多くなかったのか鞍馬行きの停止はなく通常運行でした。

気温ですが鞍馬は山なので寒いのかなと思っていましたが火がたくさんあるためかそこまで街中との差は感じませんでした。
ただ10月後半はどこでも昼夜の気温差が激しい時期なので昼間の服装に上着+寒がりな人はインナーも1枚追加しておくといいでしょう。
お祭りの最後、日付が変わるくらいまでいるつもりならさらに防寒が必要かな。
フリースは燃えやすいしナイロンパーカーは穴が開く可能性があるのでやめた方がいいでしょう。

ゆっくり見たいならツアーor貴船の宿に泊まりましょう

見物するのが大変な鞍馬の火祭ですが、余裕をもって見たい方は鞍馬の火祭見物ツアーに参加するといいかも。
ホテル送迎つきなので満員電車に乗らなくて済むのでいいですね。
昼間の時代祭とセットというツアーもありました。
私が調べた時にはどれも満員締切だったので予約は早めがよさそう。

また、そんなに大変なお祭りなら現地で宿泊すればいいのでは?と思いますよね。
これがですね、鞍馬の宿泊施設は祭りの1年前に抽選で火祭の日の宿泊者が決められる、という狭き門をくぐらねば泊まることはできないんです。
(しかも宿泊施設のひとつ鞍馬温泉はコロナ禍に入ってから休業しています)

が、隣りの駅の貴船口周辺には宿がいくつかあり、私が見た段階ではまだ空きがあったのでそこまでの激戦ではない様子。
貴船の宿は1泊5万円くらいから。余裕がある人は貴船での宿泊がいいでしょう。
お祭りを最後まで見て歩いて帰れるって最高ですね。

私の場合ひとり旅でそんな贅沢は許されない・・
いつか「夜行」のように貴船の宿に泊まって猪鍋&鞍馬の火祭見学をするのだー!
鍋ってたぶん二人前からだろうし、家族を巻き込もう・・(笑)

ということで長々書いて肩こったのでちょっと運動してきます。
それではまた~♪

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