邦画

名言も!『リトル・フォレスト』を観て田舎暮らしがしたくなった都会人に伝えておきたいこと

リトルフォレストのフライヤー

映画『リトル・フォレスト』を観ました。
見事にハマって原作漫画を即購入。漫画もとってもよかった~!

広い畑で菜園したい!
採りたてのトマトにかぶりつきたい!
ストーブでパンを焼きたい!

料理をマネしたい!
山菜採りに行きたい!

・・とか盛り上がっていたんですが、実は私は田舎出身でして。
田舎暮らしの大変さを思い出してみたら、まあなかなか簡単にはいかないよな~、とちょっと冷静になってしまいました(笑)

今回はリトル・フォレストで田舎暮らしに憧れ田舎暮らしを検討している人に言っておきたい、”田舎暮らしのここが大変!”を田舎出身の私なつやぎがお送りします!

うつぼん

『田舎』言いまくってるな(笑)

リトルフォレスト名言集


田舎暮らしのここが大変!
・・を語る前に、リトル・フォレストの名言を集めてみました。(原作漫画より)

静かな田舎の日常のお話ながら、なかなか深く染みるシーン・名言が登場するのがこの作品の魅力のひとつでもあります。

母『料理は心を映す鏡よ』

いち子がいろいろ迷いながらジャムを作ったら濁ってしまった・・
そのときに思い出した母の言葉です。

コトバはあてにならないけど
わたしの体が感じたことなら信じられる

母にからかわれて育ったいち子はなんでも自分でやってみないと信じない質。
母、オチャメですよね(ダメ親なのは間違いないんだけども)

ユウ太『つくしの生えやすい環境をつくってきたのは人間でしょ

春を告げる大切な山の恵みとして
きっと太古の人々はつくしを大切にしてたと思うなあ
けなげに天をめざす、大地の小さな精霊
みたいな?』

畑をやる人にとって厄介な存在の雑草・つくしに文句を言ういち子に対してのユウ太の言葉。
この後いち子は
『わたしはどーも
ロマンを語る背の高い男に弱いようだ』
と続きます。

ユウ太『他人に殺させといて殺し方に文句つけるような
そんな人生送るのはやだなって思ったんだよね』

『ここを出てはじめて
小森の人たち・・親もさ
尊敬できるって思ったな
中身のある言葉を話せる生き方してきたんだなって』

なぜ小森に帰ってきたのか?
いち子との会話でのユウ太の言葉。
これ私は感銘を受けました。
とても共感できた・・この感覚を持ち続けていたいですね。

近所のおばあちゃん『なんにでもいいタイミングつーのがあるもんなんだあ』

小森では小豆の種を蒔くのは毎年5月21日と決まっていて、これより早くても遅くてもちゃんと育たない。
いいタイミング・・
”自分が小森を出たのははやすぎた”といち子は自分の人生と重ねます。

キッコのおじいちゃん『他人の狡っ辛いところがわかるのはな
自分にもおんなじ心があるからなんだぞ』

上司の悪口をいうキッコに対してのおじいちゃんの言葉。

はじめてアイガモを殺すとき
一羽袋に入れて少し歩いた

そのとき思ってたよりちょっとだけ重かったのを覚えている

合鴨を絞める回。命の重さを感じるいち子です。

冬が終わって先ずすることは
次の冬の食材をつくること
小森で暮らすというのはそのくり返しだ

小森に限らず、寒さが厳しい田舎ならきっとみんなこんな風でしょうね。

リトルフォレストでは心にとどめておきたい言葉がたくさん出てきました。
心洗われたところで・・
ここからは”田舎暮らしのここが大変”を紹介していきます。

ここまで”原作者・五十嵐大介さんの崇高なる世界”でしたが、ここから先は”私なつやぎの俗っぽいライトな世界”!
落差にご注意ください!(笑)

田舎暮らしのここが大変!①虫がすごい!


リトル・フォレストの舞台は東北で比較的涼しい地域。
なのでおそらくさほどでもなさそうですが、関東以南の田舎の虫はすごいです!

まず個体数が圧倒的に多い。わんさかいます。
そして大きさも都会にいるものと比べ物にならないうえ、みんな生き生きとして生命力に満ち溢れています

うつぼん

南国のゴ〇ブリはマジでヤバイ!!(笑)



リトルフォレストの中で夜、主人公のいちこが読書をしていると何かがコツン、と窓にぶつかります。
”夜の訪問者”ですね。

この窓にぶつかる音で『オナガミズアオ』とか『カブトムシ』とか何の虫か分かる・・
という田舎者なら共感する、趣ある素敵なシーンがあるんです・・

が、私が住んでいた埼玉の田舎ではとてもじゃないけれどあんな程度では済みません・・
夏の夜の部屋の明かりに集まる虫たちは大きいのから小さいのまで、本当に大量!

東北のリトルフォレストでは素敵でしたが、もうちょっと南の地域でやっていたら・・
虫嫌いにとってはホラー映画になるでしょう(笑)

規格外のムカデ『トビズムカデ』


ムカデと聞いてどんなものを想像しますか?

田舎者『足がいっぱいある』
都会人『うんうん』
田舎者『長さが30cmくらいあるよね~』
都会人『・・・・!???

そう、田舎のムカデはでかいんですよ!
胴体は黒っぽくて脚はオレンジっぽく、見た目も派手でなかなか厳ついんです。

田舎の巨大ムカデ・トビズムカデ


年に1~2回、部屋の中に侵入してきてめちゃくちゃびびります。
毒ももっているので家の中は大騒動!・・って感じですね。

春のカメムシまつり


私の住んでいた田舎は毎年春になるとカメムシが大量発生します。
ある年の春、おばあちゃんが家にいるカメムシをつかまえてリポビタンDの空きビンにせっせと入れていったら・・
半日で3瓶、余裕でたまっていました。

アナゴんず

その瓶のふた開けたら鼻がもげる(笑)



乾いた洗濯物の袖部分にひそんでいて気づかず着てしまって・・・
めちゃくちゃくさーい!これもあるあるですね。
私の実家の地域ではカメムシを捕まえる独自の方法を誰しもが持っているとかいないとか・・(笑)

虫が苦手な人にとって田舎暮らし(特に温暖地方)はなかなか厳しい!

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田舎暮らしのここが田舎暮らしのここが大変!②人間関係!


私が田舎暮らしで一番大変なんじゃないかと感じるのはこれ、人間関係
都会は人が多いし、ご近所付き合いが多少あったとしても結局は”たくさんの人間の中のひとり”でいられるんです。

田舎はそうはいきませんよ~
田舎の噂話の広まり方って異常で、人口が少ない地域ほど、誰もがそれぞれの事情を事細かく知っている、(またはさわりだけ知られていて勝手に勘繰られている)ような状態。
田舎の人は基本的に噂話好きが多いですね。

噂話をするペンギンのイラスト



何かしらやっちゃったらその辺の人みんな知っているってことになります。
なんか”自由がない”感じがしちゃいますね。

そして地域ぐるみでの結束力は半端ない!
ちょっと性質の悪い人たちが多い地域とか、自分と相性的に合わないような人が多いところへ引越しちゃったりしたら・・それこそ『村八分』。
まあ大変なことになるんじゃないかと。

都会のドライな人間関係に慣れている人は抵抗を感じるでしょう。

ポニモ

噂話されんの大っ嫌い!!!



そんな人は田舎暮らしはなかなか大変じゃないかな、と思います。
(私がそうです・・)


田舎暮らしのここが大変!③大自然が驚異的!

台風や大雪、野生のクマやイノシシにおびえます

吠えるツキノワグマ


虫の話と通ずるところがありますが・・
田舎は自然と物理的に距離が近いため、自然に驚異を感じることも多々あります。

沖縄の台風は本当になんでも飛ぶし、雪国の寒さといったらもう本当にこたえます。

また、クマなど人を襲う野生の動物と出くわす機会もあれば、丹精込めて作った畑の作物をイノシシやサルに荒らされてしまう、なんてこともしばしば。

田舎暮らしは自然の恵みをたくさん感じることもあれば、恐ろしさも身近に感じるんですよね。

この間、田舎の実家に長年一緒に住んでいた兄と、
『玄関のすぐ外にクマがいて家の中で脅えている夢をたまに見る』
という話で盛り上がりました。

普段気にしていなくても潜在意識では恐怖を感じているのかもしれません。

実際に一度、クマの子供が家の庭にいたことがあって。
あまりにも体が小さかったのでクマとは分からず、ソーセージかなんかあげちゃってたような覚えがあります・・
(30年ほど前の話なのでうろ覚えです)

うつぼん

親御さんがこなくてよかったな・・



学校から帰ってきたら忽然と姿を消していて、家族に聞いてみてもはぐらかされました。
今から思えばクマと判明し人間の食べ物を与えてしまったため保健所に連れて行かれてしまったんでしょうね。

子どもで知らぬこととはいえ悪いことしました・・

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田舎暮らしのここが大変!④ファッションの温度差

ニット帽と手袋、マフラー


田舎と都会を行ったり来たりする生活を送るとかなり感じるんですが・・
都会ではいたって普通の服装・メイクなどのオシャレが田舎ではかなり目立ちます。

全く派手ではない露出もしない、ナチュラル系の女子の友人も同じことを言っていました。

ちょっと予定があって出かけようと化粧して身なりを整えると・・
田舎の人々にはやたら気合が入って見えるようです(笑)

別に20代前半くらいまでの若い子ならなんてことないのですが、ちょっと歳を重ねた女性がお出かけスタイルで電車に乗ったくらいであれやこれやと噂されちゃう・・といったこともあるようです。

これは先ほどの人間関係が大変ってところにも繋がりますね。


かえるうおー!

そいつはめんどくせえ・・!



また、別の意味での”ファッションの温度差”ですが、都会と田舎では気温が全く違うため、服装の季節感がかなりズレるという現象がよくおこります。
近めの距離でも2~3℃は違いますよね、都会と山々では。

寒いからもこもこニットで出かけよう~♪

東京ではみんなロンTかワイシャツだわ・・半袖の人もいる・・
暑い・・

こんな感じの経験、田舎の人は一度はあるはず!

田舎暮らしのここが大変!⑤大きな医療機関まで遠い


基本的に田舎暮らしとなると大きな医療機関が近くにないことがほとんどです。
(たまに山の中の辺鄙なところに大病院が作られたりもしますが・・)

診療所や田舎の市立病院では対応できないような突然の病気・事故などの緊急事態の際、大きな病院までたどり着くのに時間かかかるため処置が遅れて生死を分ける・・という事態も十分に考えられます。

実際に私の家族も脳出血で倒れ、市内の一番大きな病院まで行くのに1時間(救急車が家に迎えに来るまで30分、そこから病院に戻るのに30分)、そこでは対応不可ということで片道1車線の国道で1時間半かけて大きな病院に着くことができました。

医療機関までの距離・・これはほとんどの田舎暮らしでの不安材料のひとつですね。

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おまけ・鹿と電車が接触事故!


記事を書いていて思い出したのでおまけとして書いてみます。

高校生の頃、学校帰りに友達と遊んでいていつもよりちょっと遅い帰りになってしまいました。(と言っても20時くらい?)
電車通学だった私は暗い夜道を走る電車に揺られていたんですが、突然車体にぶつかる衝撃、そして緊急停車!

車内アナウンス『ただいま鹿と接触しました。発車まで少々お待ちください』

鹿ですよ、鹿。
線路に鹿って田舎ですよね・・

5分後くらいに電車が動き出し・・

車内アナウンス『お急ぎのところ電車が遅れて申し訳ありません。ただいま発車いたしました。なお鹿は無事でした

よかったよかった・・
そしてこの車掌さんの優しさよ・・・

かわいい鹿のイラスト


おわりに・田舎暮らしは大変だけど・・


田舎暮らしの大変なことを綴ってきましたが、もちろん悪いことばかりではありません。
リトル・フォレストで描かれているように自給自足の田舎暮らしはなにより人間の”体”が喜ぶ、自然と向き合った生活なんですよね。

”自然なんか興味ない、好きじゃない”って言っている人でも、本来人間の体は自然を求めているはず。
空気がおいしい自然の中で思いっきり伸びをしたら・・
だれしも体は気持ちいいと喜ぶよねきっと。

あ~大変だけどやっぱりしたいな~、田舎暮らし♪

↑原作漫画。
やっぱり五十嵐さんの描く『自然』には圧倒されますね。

ebook japanで「リトルフォレスト」を読む

↑試し読みあり

↑夏・秋。
映画では順番はこちらが先。

↑後から公開された冬・春。

↑意外や意外、韓国版も評判がいいんですよね。
春夏秋冬まとめて一作です。

ヘコアユくん

まったね~♪

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