小説

原田マハ・小説&エッセイの感想など備忘録

ここのところ原田マハさんの著書にマハって・・・・・・・
いやハマっています。
おすすめの記事を書きたいところですが、なにしろ作品数が多い!

ってことで徐々に読み進めつつ感想やちょっとした小ネタを忘れないようにメモしておこう、というのがこの記事の主な目的です。読むたび追記していきます。

そんな感想&備忘録集ですがおすすめ要素もあるので気になった方は読んでみてね!

原田マハ著書・感想&備忘録
①「やっぱり食べに行こう。」


私がはじめて読んだ原田マハさん作品は「やっぱり食べに行こう。」
取材やプライベートで国内外をとび回るマハさんが各地で食べた思い出の一品を紹介するエッセイ集。
ただの食エッセイではなくもちろんアートも登場。
マハさんの代表作「楽園のカンヴァス」「暗幕のゲルニカ」などの裏側をほんのちょっと知ることもできます。

この本の中で私がなにより衝撃的だったのはマハさんのアクティブさ。
1年の3分の1を長野の自宅で、もう3分の1は実家がある東京付近で、残りの3分の1はパリを中心にヨーロッパなど海外で過ごしている・・というエピソードに感銘を受けました!羨ましい~
私もいずれめっちゃ動くブロガー、旅行ブロガーになるんだ・・!

いちばん最初にこちらを読んだため
”あの作品の裏側を知ることができた!”
という感動を味わえなかったのでいろいろ読んだのちに再読予定。

原田マハ著書・感想&備忘録
②「異邦人(いりびと)」


2作めは「異邦人(いりびと)」。
アート史実に基づいたフィクション作品が多いマハさん作品ですが、こちらの小説は現代の京都が舞台、ほぼフィクションの長編小説です。

2011年、震災があった日本・・
もう10年以上たってしまったけど、あの頃の日本の動揺・混乱が思い起こされます。
マハさんは社会派な印象もありますね、この後に何作か読んでいて気づいたけど。

アートに対して類稀なる審美眼を持つ主人公の奈穂がかっこよく、画家の樹の透明感あるミステリアスな存在に興味を惹かれます。
背景のどろどろの人間関係がふたりの輝きをより際立てています。

異邦人(いりびと)はフィクション作品ですが、春から冬にかけての京都の伝統的な行事に沿って物語が進んでいくため”京都小説”としても楽しめます。

文庫本の最後の解説を読むまで川端康成の「古都」をモチーフにしていることに気づかなかった私。
たしかに・・!姉妹ですもんね。
毛色は全然違いますが京都好きとしてはどちらも大変楽しめました。

作中にも登場する文庫版の表紙、ムンクの「月光」が印象的!

Webで「異邦人(いりびと)」を読む

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原田マハ著書・感想&備忘録
③ジヴェルニーの食卓


3作めは「ジヴェルニーの食卓」。
マティス・ドガ・セザンヌ・モネ。
印象派の画家たちの短編が4つ収められた短編集。

今のところ原田マハMYベスト作品!
古き良きヨーロッパの雰囲気が美しい文章で描かれており、まさに芸術作品を読み進めていくような感覚。好きな絵画を眺めている時の感覚そのものです。
これは絵画好きにはたまらないですね。

(モネが好きなこともあるけど)見える場所に飾っておきたくなるくらい好きな1冊!

Webで「ジヴェルニーの食卓」を読む



原田マハ著書・感想&備忘録
④アノニム


4作めは「アノニム」。
画家を目指す高校生とアート窃盗団(いい人)のお話。
学生のデモが盛んな香港が舞台のフィクション長編。

「アートで世界は変えられるのか?」
そんな文言が印象的ですね。
主人公が高校生なためか今まで読んだ中でいちばん若向けな気がしました。
高校生くらいの若者に読んで欲しい一作。

また、登場人物紹介が”そんな感じ”のイラスト付きで”アニメ化狙っている?”とちょっと思ったり(笑)
でも確かにアニメ化してほしい~
ヤミーとオブリージュがお気に入り♪

Webで「アノニム」を読む



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原田マハ著書・感想&備忘録
⑤たゆたえども沈まず


5作めは「たゆたえども沈まず」。
苦悩の画家フィンセントとそれを支える弟のテオ。ふたりのゴッホと同じ時代にフランスで活躍した日本人の画商・林忠正さんのお話。

今まで読んだマハさん作品の中でも特にヘヴィで情熱がほとばしっていました、なんせゴッホですからね。

”テオは画商だったのにゴッホの絵は生前1枚しか売れなかった(諸説あり)のはなぜ?”
と疑問に思っていましたが、マハさんとしてはこういった解釈なんだな、と。

ああタイムマシンがあったら・・
ゴッホに言ってあげたい、あなたの作品は今ではものすごい価値があって個展は行列ができる人気ぶりですよ、と。
(そんなことしたら未来が変わるしそもそもできないんですが)

「たゆたえども沈まず」はセーヌ川の氾濫という災害に何度も悩まされながら復興を続けるパリを表す言葉ですが、ゴッホの作品にも当てはまる言葉なんだろうな。

ちなみにこの作品に登場する重吉は架空の人物だそう。いい味出してました、シゲさん。

Webで「たゆたえども沈まず」を読む

原田マハ著書・感想&備忘録
⑥カフーを待ちわびて


6作め「カフーを待ちわびて」。
マハさんのデビュー作。

沖縄の離島与那喜島(よなきじま)が舞台。
与那喜という名前は架空ですが、実際の伊是名島がモデルになっているそう。

とても読みやすく一気読みで読了。
これ第一回日本ラブストーリー大賞を受賞していたんですね。

設定がおもしろすぎて続きが気になってしかたない!
&沖縄文化の取材力(もともと詳しい??わけではないよね、きっと)がびしばしと伝わってきて、ラブストーリー枠だけではおさまらないマハさんのパワーを感じました。
沖縄の言葉や慣習、特有の植物とか、惹かれる~~沖縄いきたーーい

はじめて美術が出てこないお話でした。
アートなしでもここまで面白いものが書けるなんて・・!

Webで漫画版「カフーを待ちわびて」を読む


実写映画化もしています。

U-NEXT<ユーネクスト>※商品リンクあり

映画カフーを待ちわびてを観る


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原田マハ著書・感想&備忘録
⑦モネのあしあと


7作目、「モネのあしあと」はセーヌ川沿いを転々と引っ越しながら屋外で絵を描き続ける自然を愛した画家・モネの解説本。

印象派がアカデミー画壇から相手にされなかった時代から日の目を見るまでの美術史の大きな流れや、破産したコレクター一家と家族になるというモネの特殊な家庭事情をマハさんがキュレーションしてくれます。
モネ好きならぜひ「ジヴェルニーの食卓」とセットで読みましょう。

解説文とあわせて名画も載っているため分かりやすい!
モネ以外の作品も複数紹介されています。
私はルソーに興味が湧きました!不思議な魅力。

そしてこれを読んだらひたすら美術館巡りをしたくなります~~
くぅ~~旅行いきたい・・!!(これ書いてる現在コロナ禍2年め)

いつかこの1冊を参考に”セーヌ川旅行・モネのあしあとを辿る旅”を決行するのだ!!
行ける日を楽しみに生きて行こうっと♪

Webで「モネのあしあと」を読む


原田マハ著書・感想&備忘録
⑧暗幕のゲルニカ


数か月前に読んだのに備忘録を書き忘れるというどうしようもない私。

が、時間は経ってもこのお話からビシバシ伝わってくるメッセージ、キャンバスに向かうピカソの激情、現代と19世紀のふたりの女性主人公が持つ力強さはしっかり印象に残っています。
マハさん代表作にしてヘヴィ級タイトル。

ナチスによるゲルニカ爆撃と3.11から続く悲劇。
二つの時代の出来事が交互に展開され物語は進んでいきます。

こちらの作品は「暗幕をかけたのは誰だ!?」とか”本格ミステリーか?”と思われるような文言で紹介されているけどミステリー小説ではないので謎解き系が読みたい人には向かないでしょう。
アート史実とフィクションを織り交ぜた原田マハさんらしい反戦小説です。

そして今まさに反戦のシンボル「ゲルニカ」が必要な世の中になってしまっているのはとても残念。
ピカソが生きてたら何て言うんだろうか・・

暗幕のゲルニカを読む


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⑨フーテンのマハ


お次は「フーテンのマハ」。

旅エッセイ短編集。
グルメの話題が多め熱めで後半はアートやご自身の作品についての話題も。
マハさんの名作の誕生秘話?的なのも紹介されていて興味深く読めました!
カフーって実在する犬なのね~

個人的にツボったところがありまして、、
イケメンについて書かれた項がひとつだけあったけれどグルメを語る時の熱さと全く違うところが・・(笑)
私も食いしん坊なので共感!(笑)

明るくアクティブ豪快爽快!
おもしろいエッセイでした!

フーテンのマハを読む
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