“人に話したいけどおススメはしづらい・・
映画としては素晴らしくて魅力があるけどストーリーがひどすぎて心救われない・・
ずーん・・・”
そんな
また観たいのにもう観たくない!
”心エグられちゃう映画”を今回はご紹介します。
※くれぐれも耐えられるメンタル状態の際にご鑑賞ください!※
心がエグられる後味悪い映画
①パンズ・ラビリンス
まず1作目は「パンズ・ラビリンス」。

『オシャレかわいいファンタジー』的なジャケットと予告に騙されました。
とっってもダークなファンタジーでした。
もうとにかくストーリーが酷い!
これに尽きます。
観る人によってはラストは主人公は救われてハッピーエンド・・と解釈する方もいるようですが、私はそうは感じずひたすら残酷なストーリーだと思いました。
個人的な話なんですが私はあろうことかこれを妊娠中に観てしまったんですよ。
内容を知っている方はお分かりかと思いますが、妊婦にとっては本当きっついです。
だってレンタル屋さんではあのハリーポッターの隣に並んでるんですよ!?
(ファンタジーだし50音順に並べているだけなので誰も悪くはないんですが笑)
後でよくよく見たらPG12指定でした。
ストーリーを除けば映像は芸術的で美しく奇妙な世界観に引き込まれる・・
ダークファンタジー映画としてはかなり高く評価される作品だと思います。
魔物・ペイルマンなんて、おぞましくて忌々しくて、ハマる人はとことんはまりそう・・
このペイルマンのビジュアルが強烈すぎて、案内役の妖精「パン」を食ってます。
(パンを食うに一人ツボる静かな夜・・・)
そんなインパクト大なペイルマンでさえも”マスコット的キャラ”に思えるくらい心エグられるお話を堪能したい方は是非「パンズラビリンス」を鑑賞しましょう!(笑)
心がエグられる後味悪い映画
②ダンサー・イン・ザ・ダーク
2作目は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。

言わずと知れた鬱映画の金字塔です。
映画としては本当に素晴らしい。
ミュージカル好きな私はめちゃくちゃ引き込ました。
でもね、ストーリーが・・・
ひどい
ひどすぎる・・・
心えぐられます・・・
しばらく引きずります・・・
主演がビョークってのがまた救われない。
本当どんぴしゃキャスト。
これは当時映画館で観たんですが、あんなにたくさんの人々が泣く場面にこれ以前18年間これ以降18年間、私は出くわしたことは一度もありません。
映画館で泣く時って、一人静かにこっそりとハンカチで涙を拭いませんか?
なのになぜたくさんの人が泣いていたか分かるかって・・・?
そうです、いろんなところから皆さん堪えきれずにすすり泣く音や鼻水すする音、嗚咽の音が聞こえてくるんですよ。
私も泣きました。
涙がまだ乾かないうちに映画館の外に出ると雪が降ってました・・・
あの時の体感温度は周囲の人それより5℃は差があったでしょう。
また観たい。でももう観たくない・・・
まさに観たいのに観たくない。
ん~~・・死ぬまでにはあと1回は観たい!
耐えられるメンタルの時に・・!
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心がエグられる後味悪い映画
③リリイ・シュシュのすべて
最後はこちら「リリイ・シュシュのすべて」。

映像美日本代表・岩井俊二監督。
はかなくもほんのり優しい美しさを描いた作品もあれば、心の奥底を捉えられてしまうようなダークでネガティブな美しさを描いた作品もある・・
岩井俊二監督はそんな両極端にも見える作風が特徴的ですよね。
この「リリイ・シュシュのすべて」は後者。
もう果てしなく痛々しい。
あーー若いって嫌だ・・!(笑)
『中二病』って伊集院光さんが言い出した言葉らしいけど、”この映画観て思いついたのか?”というくらいこの映画にマッチするワードです。
(実際には、現在一般的に使われる意味とはちょっと違ったニュアンスで言ったらしいですが)
他の岩井俊二監督作品同様、映像美はめちゃくちゃ堪能できます。田園風景がとても美しい!
そして主題歌・挿入歌のsalyuの歌声やドビュッシーの音楽が素晴らしい!
&今とはだいぶ違う繊細なイメージの市原隼人の演技が瑞々しい!初々しい!
ちなみにこのロケ地(栃木県某所)の出身の友人が言うには『どこにでもある日本のド田舎のただの田んぼ』だそうですよ。
岩井マジック炸裂ですね。
前に紹介した2作品もそうですが、大絶賛する人も多い作品です。
が、なにしろテーマが重い。
いじめ・暴力・援交・・
ラストもさらっと終わるけど衝撃的。
見どころがたくさんあるだけにまた観たい。でももう観たくない。
ダンサー・イン・ザ・ダークほどのトラウマ感はなくサントラは聴けますが・・
人にはすすめない、でも目を背けてはいけないような・・
存在感がありすぎて持て余してしまうような重た~い一作です。
まとめ
今回の記事、観たことある方はけっこう共感していただけたんじゃないでしょうか?
私は映画など影響を受けやすい方なので、予備知識が全くない映画に関して今後は事前調査をしてから鑑賞します。
ネットの情報ってありがたい。
それではまた。

