今回は、人に話したいけどおススメはしづらい・・
映画としては素晴らしくて魅力がある・・・
でもストーリーがひどすぎて心救われない・・
ずーん・・・
そんな
また観たいのにもう観たくない!
きっとそんな一本になるであろう抉られちゃう映画をご紹介します。
まだ観ていなくて鑑賞予定の方はくれぐれも元気いっぱいの時に観ましょう。
覚悟ができていればダメージが少なく済むこともありますので・・(笑)
お役立てください!
パンズ・ラビリンス
まずはこちら。
パンズラビリンス。
『オシャレかわいいファンタジー』なジャケットと予告に騙されました。
とってもダークなファンタジーでした。
だってレンタル屋さんではあのハリーポッターの隣に並んでるんですよ!?
(ファンタジーだし50音順に並べているだけなので誰も悪くはないんですが笑)
後でよくよく見たらPG12指定でした。
簡単に内容を書きますと・・
内戦により父を亡くした主人公の少女が、臨月くらいの妊娠経過があまりよくないお腹の大きな母と共に再婚相手となる新しい父の元に向かうが、この再婚相手が冷酷・極悪・非道・鬼畜野郎だった・・・
冒頭はそんな感じです。
観る人によってはラスト、主人公は救われたハッピーエンド、と解釈する方もいるようですが、私はそうは感じずひたすら残酷なストーリーだと思いました。
でこれ、あろうことか私は妊娠中に観てしまったんですよ。
内容を知っている方はお分かりかと思いますが、妊婦にとっては本当きっついです。
ストーリーを除けば、映像が芸術的で美しく奇妙な世界観に引き込まれる・・そんな要素はあります。
何より特記すべき事項としては、主人公が訪れる迷宮の世界に現れるインパクトありすぎな魔物・ペイルマンでしょう。
↓↓キモイ画像きますよ?覚悟はいいですか?
↓↓ほんとにキモイですよ?

きも!!こわ!!
とにかくビジュアルが強烈すぎて、案内役の妖精『パン』を食ってます。
(パンを食うに一人ツボる静かな夜・・・)
ダークファンタジー映画としてはかなり高く評価できる要素だと思います。
ダンサー・イン・ザ・ダーク
2作めはこちら。ダンサーインザダーク!
言わずと知れた鬱映画の代表格。
映画としては本当に素晴らしい。
ミュージカル好きな私はめちゃくちゃ引き込まれた作品。
でもね、ストーリーが・・・
ひどい
ひどすぎる・・・
心えぐられます・・・
しばらく引きずります・・・
主演がビョークってのがまた救われない。
本当どんぴしゃキャスト。
これは当時映画館で観たんですが、あんなにたくさんの人々が泣く場面にこれ以前18年間これ以降18年間、私は出くわしたことは一度もありません。
映画館で泣く時って、一人静かにこっそりとハンカチで涙を拭いませんか?
なのになぜたくさんの人が泣いていたか分かるかって・・・?
そうです、いろんなところから皆さん堪えきれずに、すすり泣く音や鼻水すする音、嗚咽の音が聞こえてくるんですよ。
私も泣きました。
涙がまだ乾かないうちに映画館の外に出ると雪が降ってました・・・
あの時の体感温度は周囲の人それより5℃は差があったでしょう。
また観たい。でももう観たくない・・・
まさに観たいのに観たくない。
死ぬまでに1回は観ようと思います!たぶん・・
耐えられるメンタルの時にね!
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リリイ・シュシュのすべて
最後はこちら。リリィシュシュのすべて。
当時、私世代のサブカル好き女子はもれなくチェックしていたであろう、岩井俊二監督作品。
『中二病』って伊集院光さんが言い出した言葉らしいけど、この映画観て思いついたのか?
というくらいこの映画にマッチするワードです。
(実際には、現在一般的に使われる意味とはちょっと違ったニュアンスで言った、と伊集院さんはおっしゃってましたが)
田園風景がとても美しい。salyuの歌声・音楽が素晴らしい!
このロケ地出身の友人が言うには
『どこにでもある日本のド田舎のただの田んぼ』
だそうですよ。
岩井マジック炸裂ですね。
前に紹介した2作品もそうですが、大絶賛する人も多い作品です。
が、テーマが重い。
いじめ・暴力・援交・・
ラストもさらっと終わるけど衝撃的。
見どころがたくさんあるだけにまた観たい。でももう観たくない。
ダンサー・イン・ザ・ダークほどのトラウマ感はなくサントラは聴けますが・・
後味悪い一作です。
まとめ
今回の記事、観たことある方はけっこう共感していただけたんじゃないでしょうか?
私は映画など影響を受けやすい方なので、予備知識が全くない映画に関して今後は事前調査をしてから鑑賞します。
ネットの情報ってありがたい。
それではまた。

