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映画『えんとつ町のプペル』感想・主題歌挿入歌など小ネタ情報

映画えんとつ町のプペル

映画えんとつ町のプペルを公開初日に鑑賞してきました!

♪HELLO HELLO HELLO ハロウィン
プペプップー プペルぅ♪

うつぼん

楽しそうだな・・


はい、すっかりはまってきました!
今年最後の劇場鑑賞作品がこれでよかった~~

ということで今回は『映画 えんとつ町のプペル』の感想や小ネタなど綴っていきます。

芸能人に疎い筆者がクリアな気持ちで鑑賞しましたよ


筆者は原作の絵本は未読です。
芸人として世に出たキングコングの西野亮廣さんが数年前に発表されてけっこうヒットしているということは知っていました。

西野さんについては”バラエティー出てるの見たことある”くらいしか知らず、鑑賞後に見た舞台挨拶の動画でトシアキ役の宮根さんが『世間に嫌われている西野』と言っていたのを聞いても全くピンとこないという、どちらかというと芸能人に疎い筆者が、そういった点でかなりクリアな気持ちで鑑賞してきました。

アナゴんず

そんなの知らんがな~
作品を観る!!
のだ!!



2021/2/16追記!
ただいまネットニュースで『プペルを広める記事書いたら報酬19円』ってのを見かけました!
この記事はね・・全くお金もらってませんよ(笑)

ってか1850文字以上で19円の報酬で応募するブロガーっているのかね?
安すぎでしょ。
プペルとても良かった私ですら
『プペルの記事書けば報酬がもらえるなんて、金額なんて関係ないわ!』
とはなりませんね、ええ・・

嫌われてるから裏側のそんなところまで突っ込まれてしまうのか、そんな感じだから嫌われるのかは知らないけれど・・

とにかく作品のすばらしさ・良さが純粋に世間に伝わらないのは残念ですね、本当に・・
もったいないよ西野さん・・

追記以上!

STUDIO4℃・期待以上の圧巻の映像!


芸能人はそんなに知らない私ですがアニメは好き。そしてSTUDIO4℃は好きなアニメーション制作会社のひとつです。

なので今作は原作どうのよりも『STUDIO4℃の作品を観るぞ~!』という期待値の高さでの鑑賞でした。

STUDIO4℃は、水の密度がいちばん高いのが摂氏4度であることから『密度の高い作品を作る』というのが社名の由来でありポリシーでもあり、そしてそのポリシーを掲げアニメを制作をしているだけあってどの作品も非常にクオリティーが高いです。
特に映像に関しては裏切らない!
目いっぱい期待して鑑賞しても毎度本当に期待を裏切らない圧巻の映像!なんです。

また、どんなに『原作が最高!』と思っていても、STUDIO4℃の手により映像化された作品は
『こっちもこっちで最高じゃないか・・!』
と思わせてくれるんですよね。
スーパー意欲作・傑作を生み出すクリエイター集団なわけです。

余談ですが、その昔『鉄コン筋クリート』が劇場公開された時に劇場に足を運んだ20代前半の若かった私(原作ファン)は・・
”原作漫画のアニメ作品なんて原作の3割くらいの満足感を得られたら上出来よね~”
なんて心の中で腕組みをしながら偉ぶった態度で鑑賞しはじめたんですけども(嫌なヤツ・・笑)
映画開始からものの数分で全てを持っていかれました(笑)
めちゃくちゃ良すぎて、あの衝撃は忘れられない・・

確かその時もクリスマスだったな~
と思って調べたら鉄コン筋クリートの公開は2006年!
14年前ですか、そうですか・・
そういえばそのときの上司に(今で言う『陽キャ』な上司です)
”クリスマスにアニメの映画なんか観に行ってんのか!?”
とバカにされたこともついでに思いだしました。

14年経っても私はクリスマスにアニメの映画を観に行っています、ひとりで(笑)

かえるうおー!

アニメ最高!
オタク万歳!!



話がそれましたが、えんとつ町のプペルもとんでもない映像世界でした!
まずキャラクターデザインが好き過ぎる・・!!
あの線の感じといい色使いも最高だし、みんなかわいい・・
オタク心をよく分かってらっしゃる、さすがとしか言いようがない!

そして細部まで眺めたくなるえんとつ町のステキにごちゃごちゃした背景、冒頭のハロウィンダンスのアニメーションの動き、ルビッチのちまちました動きにアトラクションに乗ったかのような爽快感&ワクワク感、星空・・星空~!!
そして細密なエンディングの船!
絵、うま!!!!
もう見入っちゃいました。

期待しても期待しても超えてくる・・さすがです・・!

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王道シンプルなストーリー&メッセージ


ストーリーとしては王道、メッセージもシンプルで分かりやすい今作ですが、そもそもが”大人が読んでも泣ける子ども向け絵本”ですからね。
難解である必要はありません。

シンプルでありながらもLの一族の描き方とか社会風刺っぽい感じも大人は気づけるし楽しめるでしょう。
老若男女問わず楽しめるお話。

そんな中・・
個人的にはダンさんのエピソードが良かった~

登場シーンから無表情でこわい人かと思いきやプペルに仕事をあたえて、実は優しく、そして実はオバケがこわい(笑)
なんて魅力的なキャラでしょう。

命を狙われた後にえんとつ掃除屋たちがルビッチを責め立てる雰囲気になってしまうシーンではダンさんがいかにみんなに慕われているかが分かります。
ダンさんの登場シーンは少ないものの印象的でした。

原作からけっこうエピソードを追加しているようですがテンポの良さもあり全体通して自然に観ることができました。

笑いどころありましたよ~


どこかレビューで”吉本制作なのに笑うところが全くない”的なレビューを見かけたんですが、私的に笑ったところありました。
いくつかあげてみると・・

ダンさんを治療したおじいちゃん闇医者(鉄コンの宝町みたい!)が集中治療室から出てきてなんか喋ってるのに全く何言ってるのか聞き取れない・・
なのにみんなにはちゃんと伝わっている、とかね(笑)
あの言葉はえんとつ町の住人じゃないと聞き取れないんでしょう(笑)
ああいう笑いは地味にきますね~

それから”Lの一族”の歴代の肖像画が代を追うごとに死にそうな顔になっていくのとかね(笑)
もう潮時なんだよ・・・Lさんらよ・・

あとダンさんを運ぼうとするLの救急隊員が足元でバレバレなのとかもマヌケでくすっとしちゃいます。

もちろんそもそもがコメディ作品ではないので、どれもさりげないシーンですけども。

エンドロールの『町人A カジサック』がやたら目立っていたのとかもなかなか・・これは笑うところじゃないのかな?
(町人Aってどれだったんだろうな~)

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俳優の声優起用が上手~


ジブリ出身者が多いためなのかは分かりませんが、STUDIO4℃の作品はアニメ作品としてはけっこう早い段階から俳優さんを声優起用しています。

何度も他の記事で書いていますが私は基本的にアニメの声は本職声優さんがいいと思っているんですが、STUDIO4℃の作品は『毎度毎度、上手な人見つけてくるな~』という印象です。

最近の劇場アニメの客寄せ的な配役で”ちょっとな~・・”な俳優声優さんってけっこういますよね。ね?
下手でももちろんダメだし、演技がいくら上手くてもアニメの世界からはみだしちゃうこともあるんですよね、『君は彼方』で分かったけど。
STUDIO4℃の声はどれもちゃんとアニメの世界に収まっているんですよね。

まず、芦田愛菜ちゃんって何・・?(めちゃくちゃほめてます)
もう”ちゃん”づけする年齢でもないのかな。

『海獣の子供』の女子中学生役も良かったけど、あれは現実世界にいそうな人間役だったからまあ通常の演技に近かった。
でもルビッチはおとぎ話の住人で完全にファンタジー的存在。なんだけど見事はまってましたね。
うめえ・・・・

プペルの窪田正孝さんは地声を思い出せないくらい”プペル”でした。
『コレナンデショーカイ』のえなりくんくらい(えなりくんこそ”くん”づけの年齢ではない・笑)元が誰か分からなかった~

マシンガントークのスコップは藤森慎吾さん・・いや~あれはすごい!
あのスピード感と文字数でも聞き取りやすいって誰にでもできるもんじゃないですよ~。
ちなみに舞台挨拶の動画で藤森さんだけ”宛て”の脚本だと西野さんは言ってましたね。
いや~・・
求めるね~!
そして・・
こなすね~!


ローラの小池栄子さんも良かったな~
なんで?どこかで吹替えとかしてるの?なぜうまいの知ってるの?
調べてみると『茄子アンダルシアの夏』で声優をやっているんですね。
あとアンパンマンの劇場作品と実写映画の日本語吹き替えを3作、ゲームを2作、でもれも15年以上前・・とけっこう古い。

制作者・・今回の配役は西野さんがほとんど決めたようですが、日ごろからそういうところもチェックしているんでしょうね。

えんとつ町のプペル・主題歌と劇中歌の紹介!


映画えんとつ町のプペルは選曲がなかなか印象的でしたね。それぞれ紹介していきましょう。

OP&ED主題歌のHYDEとロザリーナはアニメソング合うね~!というお二方ですね。

↓オープニング主題歌。
冒頭のハロウィンのダンスにとってもマッチなHYDEのHalloween Party。喉潰れそう(笑)

↓エンディング主題歌。
パワフル&ソウルフルな歌声なのにキラキラしたファンタジーにめちゃくちゃ合うのがロザリーナちゃん。唯一無二!
ジャケットもかわいい・・

ロザリーナの『えんとつ町のプペル』
エンドロール見てたらこの曲の作詞作曲は~~西野亮廣さん・・ってまじですか。いろいろできるんだな~

そして劇中歌は『君の名は。』以来アニメ映画界でブームが続く”歌詞つきの曲を劇中に前面に流す”というアレでしたね。
SUTDIO4℃さんの新しいことを取り入れる柔軟な姿勢も私的好感度高し!

劇中歌に使われた3組のアーティストはまさに”これから来る!”といったフレッシュな印象の面々ですね。
勢いがありますよ~

↓ALONE『ドリーマー』

↓秋山黄色『夢の礫』

↓粉ミルク『メザメ』


特に秋山黄色くんの音好きに『おっ!』と思わせるような気骨的サウンドはSTUDIO4℃の画にとっても合っていますね~

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映画鑑賞後・・
原作絵本買いました


映画えんとつ町のプペル、傑作でした!私は大好きです。
エンドロール終わって無意識に拍手したくなる作品は久しぶりだった~

制作者の皆様、素敵な作品を世に出してもらってありがとうございます。

原作の絵本。映画観て即ポチりました(笑)
早く届かないかな~
我が子がもうちょっと大きくなったら読ませるんだ~!

追記!
原作絵本読みました。
映画を先に観たこともあり、予想以上にシンプルなストーリーに感じました。映画版はかなり肉付けされているなといった印象。
でも大切なメッセージは同じでどちらも素敵な作品でした。

※レビューで絵本の絵を西野さんひとりで描いていないことに文句言っている人がいて呆れた・・
そんなん言っている人、『複数人で絵本作るので絵の一部を描く人募集します、でも絵本はメイン作者名は私の個人名で売り出します』って言って何人も人集められますか?って感じですよね。売れっ子へのひがみかな?
しつこいけど西野さんとかよく知らないけど匿名でコソコソ文句言う人の方がどうかと思うわ~

・・で、やっぱ純粋に良さが伝わらないって本当もったいないね~


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