劇場アニメ

パクリ?酷評多し『君は彼方』感想・小ネタ

君は彼方

劇場アニメ『君は彼方』を観てきました。
この作品は・・・
評判・評価がイマイチですね~

今回は『君は彼方』の感想や小ネタを綴ります!
ネタバレがありますのでご注意下さい。

『君は彼方』瀬名快信監督の長編アニメ初作品


君は彼方は瀬名快信監督の長編アニメ初作品です。
ウィキペディアによりますと瀬名さんの肩書は、
『映像作家・脚本家・声優・作詞家・作曲家・プロデューサー』と・・
なんてマルチな才能の持ち主でしょう。

今回の作品は長編アニメ初監督ということですが、原作も脚本も担当しています。
そして声優としても出演しているとの情報ですが、どのキャラだったか書いておらず・・けっこうモブキャラだった?

もしかしたら主人公たちが行った映画館でちょろっと流れた作品のキャラの声か?と思ったんですが、監督のインタビューの声を聞いてみるとそうでもないような。
主人公と接触事故を起こした運転手?お父さん?
分からずじまいでした~

パクリ?あれやこれの作品を思い出した


こちらの作品のレビューを見てみますと、”あの作品を思い出した”という意見が多数。まあ確かに、思い出しますよね。
私が思い出した名作たちはこちら。

『ペンギンハイウェイ』
『銀河鉄道の夜』
『千と千尋の神隠し』
『アナと雪の女王』
『君の名は。』
そんなところでしょうか。
思い出したと言っても私は決してパクリとは思いません。
鬼滅の刃の時にも書いたと思うけど、これだけ創作物に溢れた世の中ですから何にも似ないものを作れる人は皆無かと思います。
誰もが何かしら誰かの影響を受けている!

私が”もはや恋愛アニメ映画の定番となった”と豪語している”空から落ちる男女”もしっかり描かれていたのでちょっと嬉しかった(笑)

クジラが空を飛んだりとか、占い師・・霊感を持つ家系なんかが登場するのは最近の恋愛アニメ映画ではなかったので新鮮でした。
他作品を思い出すところもあったけど、オリジナリティーも十分あったと思います。金魚の擬人化とかもね。

でもまあね・・
何かに似ててもそれがうまく取り込まれたりしていて素晴らしい作品であればここまでの酷評はない、というのは事実でしょうね。
何も気を遣わず偉そうな言い方をすれば『おしいな~』という作品でした。
メッセージがいいだけに・・!おしい・・!

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池袋PR作品・・でもアピールは控えめ?


君は彼方の舞台は池袋。
が、これを見て”池袋行きたい!”とはならなかったかな~・・

筆者は埼玉出身なので池袋という街は馴染みがあるし、好きな漫画家も住んでいるし、私も住んだことがあるし、ドラマのIWGPはドンピシャ世代だし・・
ちょっと期待しすぎちゃったかな。

前半は『池袋ステキでしょ』みたいなキラキラ少女漫画風だったけど(アニメなのにアニメーションしていないのが気になったけども)
現世とあの世の境目になってしまってからは・・どよーんとした街になってましたね。
でも京都の街がめちゃくちゃになった『HELLO WORLD』みたいにならなくてよかったかな(笑)
蜘蛛の魔王的な奴が出てきた時は心配したけど。
(あいつは結局意外といいやつ?っぽくて”何だったんだろう感”・・
でもあの風貌で声を竹中直人さんにしたセンスは買いたい・・!)

登場した池袋の街で印象的だったのは空飛ぶペンギン展示があるサンシャイン水族館くらいでしょうか。
あ、あといけふくろう!
いけふくろうが飛んだのはよかった、本当に良かった・・!

池袋駅のいけふくろう


個人的にテンションがあがったシーンでした。

あのミュージカル部分はアナ雪並みにもっとファンタジー全開にしてたら女子にウケただろうな~・・
制服のままじゃなくてミオ戦闘服(?)とかにしちゃって・・
『私変わるのよ!』ってね。


ギーモンがかわいい・・・


この作品のマスコット的キャラクター・ギーモン。
現世とあの世のはざまのガイド役・・と言ってもどちらかというとあの世に連れて行こうとするいわゆる死神的な存在ですが・・
その死神の見た目がこれです。

君は彼方のギーモン


かわいい・・
そしてこいつの声は贅沢にも山寺宏一さん&大谷育江さんという2人1役!
いやいや豪華すぎでしょ・・

そもそもは山寺さんのおっさん声だけど、主人公の希望によりかわいく声色を変えて大谷さんの声になる・・という設定でしたね。
別に人格が変わったというわけではないそうな。

大谷さんのかわいいバージョンのあの声で
『もう現世のことは忘れちゃいなよ~』
とか言われたら・・
『うん、それもいいかな・・!』
と思っちゃいますね私は(笑)
可愛い・・

犬に絡まれてるギーモンがかわいかった~、チョッパー風でしたね。
『なめるなよ・・ッ』

もしかしたらあの声だとどんなキャラもかわいく見えてくるのかもしれない・・

ギーモンてこの作品のオリジナルキャラかと思ったら元々存在してたんですね!
知らなかった~

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作画担当さんは魚好き?


金魚鉢の中の金魚・きんちゃんは登場シーンからなんだかまるっこくてかわいくて、気になる存在でした。
まあ重要キャラだったわけですが、その他にもペンギンもクジラもすごく丁寧に描かれていて海洋生物好きとしては嬉しかったです。

犬に関しては何も思わなかったな~
作画さんはおさかな好きかな?と思いました。

きくちゃんもめちゃくちゃかわいかったよね~
いい子だし・・
やっぱりプロの声優さんはいいなぁ~

創業1781年!駄菓子屋『上川口屋』は実在する


先日ネットニュースで知りましたが、君は彼方に出てきた雰囲気のある駄菓子屋さんは実在するそうです。

なんと創業は1781年!
239年の歴史ですよ!?
いや~すごい。
239年て・・大地震も大戦争もありましたよね・・

池袋駅東口から徒歩15分の鬼子母神堂の境内に上川口屋さんはあります。
今度池袋行ったら絶対行く・・!
子どもを連れて行きたいな~
店主は13代目の雅代さんが迎えてくれます。



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おわりに


なかなか酷評も多い『君は彼方』ですが、私はなかなか楽しめましたよ。
海×電車という世界観が好きでした~
海の映像も美しかった。

でもクライマックスがダレがち・・というか山場が長すぎて気持ちの盛り上げ方が分からない、というのは否めませんが・・
もうちょっとこうきゅっと詰めて『ここみてください!』が分かりやすかったらよかったのかな、なんて・・

でもこれが長編初作品ですからね、瀬名監督の次回作が発表されたら私は必ず観ます!

・・ということでみなさま『君は彼方』を観る時はギーモンのかわいさにもだえてください~(笑)


追記
どうやらこの君は彼方という作品、最初は短編の予定だったそうなんですよね。そこを長編にした、と・・

それか・・!原因はそれだ・・!!

追記終了~!








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