劇場アニメ

アニメ映画『マインド・ゲーム』感想&名言集!

マインドゲーム

湯浅政明監督強化週間2作目。
マインドゲームの感想&名言集!
ネタバレありますのでご注意を!

マインド・ゲーム

日本/2004年 103分

監督・脚本:湯浅政明

プロデューサー:田中栄子

原作:ロビン西

キャスト:今田耕司・藤井隆・山口智充・中篠健一・前田沙耶香・たくませいこ・

坂田利夫・島木譲二・西凜太朗

制作:STUDIO4℃

音楽:山本精一

感想

なんだこれなんだこれ!!なんてものを見逃していたんだ!とんでもなくイカれていてとんでもなく面白い!!こんなのが15年も前に公開されていたなんて・・

タイトルからして藤原竜也的な頭脳派デスゲーム的なものがあるのかと思ったけど全然違った、とても熱血でクレイジーな世界でした。

マインドゲーム実写シーン

序盤で主人公・西の顔が実写、今田耕司になった時は”うわ、なんだこれ声優の顔そのまま出すアニメなんてないよ!?”とこのアニメの非凡さを感じ、そして西がヤクザに撃たれて死んだ後の怒涛の展開が凄い!

人が死んで打ちひしがれているのに神様はおめかししてデートの支度をしているとか、挙句の果てには人を作ったのは戯れ100%とか言っちゃうし、神様の意に反して生還への道を突っ走っちゃうとか、もうとにかくクレイジーなんですよ。

そのままのテンションで自分の脚で時速120キロで走るヤクザとカーチェイスをしたかと思ったら巨大鯨に車ごと飲み込まれてしまう、という予想外の展開。

マインドゲームカーチェイス

鯨の中に入ってからはちょっとクールダウンしつつも奇妙な世界観は続きつつそれぞれ人間ドラマが見え隠れして、ただのエキセントリックなお話にはなってないのがいい。

鯨の中に30年住んでいるじいさんがまたいい味だしてるんですよね。

じいさんの心情を想像しただけでもあと何回もおかわりできます。

エンディングが2回あって、原作ではタイムリープできるのは西だけらしいんですけど湯浅監督は他の人物の違う人生も描きたかったため、もう一つのエンディングをつくったそう。

エンディングの情報量が多くて一度では見逃しがあると思うのでもう一回観てみよう・・

これは原作が気になりますね、、あんなシーンやこんなシーンは漫画ではどうなっているんだろう。

原作は『コミックアレ!』1995年~1996年に掲載。コミックは絶版となっていたが復刻されたようです。

買わなきゃ!

印象に残ったセリフ・名言

かなりふざけているようで突如心にぐさっとささるような名言が出てくるのが油断ならない、そんな今作。

印象に残ったセリフをあげていきます。

ミョン

西くん、あんた何が欲しいん?

自分は誰とも戦わんと傷つくことなくうちの方からあんたの胸に飛び込めって言うん?ずるいわ・・・うちらいつまでも小学生のままちゃうねんで。

二人の関係について、ただ流れに身を任せている西に対するミョンのセリフ。

わしの顔が定まらんのやろ?

お前さんのイメージがころころ変わるさかいなぁ。

唯一の解決策は素直になるこっちゃね。そしたら簡単に正しいものを拾いあげることができるやろ?

ちっとはやるやん。続けられる?お前の体で。頭で。

やってみ、信じてやってみ。ついとるで。

西が死んだ後に出会う神様の言葉。

僕思ったとおりにやるんです。誰にも邪魔されず感じたままに、自分の欲望の赴くがままにどんな法もかいくぐって。

奇跡の生還を果たし開眼した西。ヤクザとのカーチェイスでのセリフ。

大丈夫。恐怖は自分の中にある。マインド次第でいくらでも変化する。

心の中に明かりを灯してその光をでかくして、楽しいと思ってみて。

嘘でも心の中で楽しいと感じてみて。それだけで急に今までと違ったもんが見えるやろ。

鯨に飲まれて真っ暗な中で怖がるミョンとヤンに向けて言う西のセリフ。

信じたら、自分をとことん信じ切ったら戻ってこれたんや。

素直に誠実に自分の感じたままのびのびと生き生きと生きるんやと。

信じたままに行動することこそがすべての壁を打ち破る武器やと。

いかに生還したかをヤンに伝える西のセリフ。

私悪い人間になってた。あくどい事して大威張りしたかったのね。

めちゃめちゃ強い男らしい男、思われたかった。人をね、踏みつけてこうしてやりたかったんですね。

でもここへ来たら・・ここは苦しい。

でも私生きてきちゃいました!私またこうして泳げる。こうして物つかむことも出来る。歩ける。見ることも出来る。

楽しくないですか?海はしょっぱいですか?ここはクサいでーす。でもそれが嬉しい!

何もしないで寝ていますか?それとも、何か感じていますか?

どっちが楽しいですかー?

鯨じいさんのこの達観ぶり。だてに30年飲まれてない。

外に出たいんや!

外にはいろんな世界があって、いっぱいいろんな人らが自分らの思い思いの時間を生きてて、信じられへんくらいいええ奴とか悪い奴とか、自分と全く違ういろんな人間がごちゃまんと世界を作っとんのや。

成功するとか野たれ死ぬとかどっちが上とか下とかそんなのは問題じゃなくて・・俺そん中にいたいんや!

俺分かったんや。これも金も才能がなくても、かっこ悪くてもみじめでも、俺は自分の手で足で考えて動いて自分の人生を手に入れたいんや!

鯨からの脱出を提案する際の西の熱のこもった演説。

姉ちゃん、ありがとう。

もう姉ちゃん一人でしっかりせんでええわ。うちもしっかりする。

ごめんな。ほんまは姉ちゃんが一番しっかりしてへんの、知っててん。

ヤン姉ちゃんと妹ミョンの姉妹愛が感じられるセリフ。ここに至るまでの演出が天才的です。

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まとめ

果てしなく奇抜な世界観の中に深い言葉が響く、万人受けは難しいかもしれませんがハマる人はとことんハマる、とてもおすすめの一作。

サントラもおすすめ! 音楽も古さを感じさせずとても良い。


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