この記事では森見登美彦さん原作のアニメ作品の紹介記事です。
小説の森見登美彦作品のおすすめを知りたい方はこちらの記事をどうぞ!↓
執筆した作品の多くがアニメ化・映画化・コミカライズ・舞台化・・
など他メディア化されている人気の小説家森見登美彦さん。
この記事では森見さん原作のアニメ化作品を紹介していきます!
不思議で味がある森見さんワールドはアニメ世界にも絶妙マッチ!
※追記!
あの四畳半メンバーが帰ってきた!
「四畳半タイムマシンブルース」がアニメ化されます♪
2022年9月30日~劇場公開。楽しみ~!
見たら追記しまっす!
森見登美彦アニメ化作品
①『四畳半神話大系』

2010年4月~7月 フジテレビ系アニメ枠”ノイタミナ”で放送
テレビアニメ 全11話
監督:湯浅政明 制作:マッドハウス
第14回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 大賞受賞
第10回東京アニメアワード テレビ部門 最優秀作品賞受賞
クール&スタイリッシュでクセになる!
アニメ界のレジェンド級作品!
「四畳半神話大系」は森見さん初のアニメ化作品。
良作アニメとして殿堂入りしているアニメファンも多い伝説的作品です。
四畳半の部屋に暮らす男子大学生”私”の学園生活を描くパラレルワールドもの。
はじめて見た時は”中村佑介さんの絵が動いている!”と衝撃を受けました。
色調も奇抜でとてもスタイリッシュ!
あまりアニメを見ない人にも好まれるであろうオシャレな作風のアニメです。
原作は4話の並行世界でしたがアニメでは11話!
シリーズ構成&脚本の上田誠さんのテクが非常に輝いてます。
そこにイマジネーション豊かな湯浅監督の世界が融合してこれはもうとんでもないことに・・!(笑)
また”私”演じる浅沼晋太郎さんのこれ以上速いと聞き取れないところ出てきちゃうよ、というギリギリのラインを攻めた朗読がすごい!すごすぎる!
右から左へ流れるような言葉をスピーディーに頭の中で処理していく作業がとても心地よくクセになります。
このスピーディーな朗読は、脚本を作る際に原作の森見さんの文章の魅力にハマって抜けられなくなった湯浅監督と上田さんが、
『省くところが分からない・・それならできるだけ詰め込んでしまえ!』
・・的な感じの経緯で誕生したんだとか。
共感しかない(笑)最高過ぎる!
※追記
2022年現在再放送されましたがまあ全く色あせることなく楽しめました!
もともと全11話ですが再放送時は盤の特典映像だったお話が特別編としてテレビ初公開されました。
『四畳半神話大系』原作情報
2005年1月5日太田出版より刊行
森見登美彦アニメ化作品
②『夜は短し歩けよ乙女』

2017年4月7日公開
劇場アニメ 93分
監督:湯浅政明 制作:サイエンスSARU
第41回オタワ国際アニメーションフェスティバル長編部門グランプリ受賞
第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞受賞
待ってました!!
エキセントリックで最高なファンタジー!
大ヒットした小説が満を持してアニメ映画に。
夜の京都の街を飲み歩く黒髪の乙女の不思議で奇妙な一夜のできごとを描いた作品。
原作のヒット、そして同制作陣前作のテレビアニメ”四畳半神話大系”も超大人気作品だったため期待値がとても高かったのですが・・
裏切りませんね~!
四畳半は最高のテレビアニメ、こちらは最高の劇場アニメです(笑)
色彩豊かでエキセントリック!魅力的な作画!
そして乙女が可愛い!!
森見さんアニメ化作品の中でヒロインの魅力では断トツTOPじゃないでしょうか。
(明石さんも相当いいけどあれは真のヒロインではなかったので・・笑)
四畳半神話大系と夜は短し歩けよ乙女・・
共通の登場人物が出てくるので探してみると楽しいですよ~
『夜は短し歩けよ乙女』原作情報
2006年11月角川書店より刊行
第20回山本周五郎賞受賞
第137回直木賞候補
2007年本屋大賞第2位
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森見登美彦アニメ化作品
③『ペンギン・ハイウェイ』

2018年8月17日公開
劇場アニメ 119分
監督:石田祐康 制作:スタジオコロリド
第22回ファンタジア国際映画祭 長編部門 今敏賞受賞
不思議感覚ジュブナイル!
少年のひと夏の成長譚
大量のペンギンが突如街に出現、その街に住む少年と謎を持ったお姉さんのひと夏のできごとを描いたSFファンタジー。
舞台は森見さんの出身地、奈良県生駒市。
アニメ化されている作品中一番シリアス要素が多く感覚的・哲学的で奥深い作品でもあります。
原作がもつ不思議感覚・ノスタルジックさが大切に映像化されていて切なくも前向き、爽やかなお話に感動できます。
登場人物の心情の描写が丁寧なうえ少年の成長要素も含まれておりこれまでにアニメ化された森見さん作品とは一味違う印象。(舞台が京都じゃないから??笑)
夏の爽やかさが画面からにじみ出ている作画がとても心地いい~
なんで夏という季節はこんなにもノスタルジーを感じさせるものなのか・・
ペンギン可愛かったなぁ・・
『ペンギン・ハイウェイ』原作情報
2010年5月角川書店より刊行
第31回日本SF大賞受賞
森見登美彦アニメ化作品
④『有頂天家族』『有頂天家族2』

有頂天家族
2013年7月~9月 TOKYO MX他で放送
テレビアニメ 全13話
監督:吉原正行 制作:P.AWORKS
第17回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞受賞
有頂天家族2
2017年4月~6月 TOKYO MX他で放送
テレビアニメ 全12話
監督:吉原正行 制作:P.AWORKS
京都の魅力満載!
楽しい!泣ける!現代ファンタジー!
『これは京都のPRアニメですか?』
というくらい背景作画が美しいアニメ作品有頂天家族シリーズ。
森見さんアニメ化作品の中ではかなり写実的な背景で移り行く京都の四季を堪能できます。
見たらものっすごく京都に行きたくなる!聖地巡礼したくなる!
(ってことで私は行ってきましたのでそちらの旅行記もよかったらどうぞ~)
この素晴らしい作画のおかげもあり『有頂天家族2』はアニメ作品としては初、京都市の『京都特別親善大使』に任命されました。
もちろんお話も原作通り最高!
狸と天狗と人間のわちゃわちゃ感が楽しく、森見さん作品の中で一番泣ける作品でもあります。
玉瀾の将棋のように私は有頂天家族を”好きすぎてうまくおすすめできない”くらい愛しています・・!
語らせたらキモイと思います(笑)。
有頂天家族は全部で3部作。
現在小説・アニメともに2部までの発表です。
第3部『天狗合戦』楽しみすぎる~~
『有頂天家族』『有頂天家族2』原作情報
2007年9月15日幻冬舎より刊行『有頂天家族』
2015年2月26日幻冬舎より刊行『有頂天家族 二代目の帰朝』
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おわりに
森見さん原作のアニメ作品は本当にハズレなしでどれもよい!全部良い!
また、小説もアニメもそれぞれの良さがありどちらもおすすめです。
今後の作品も楽しみですね~!
そして森見さんの作品は読んでいても見ていても記事を書いていても京都に行きたくなることが分かりました!
次の旅行先は京都で決定。
五山の送り火を見られることを楽しみに生きていこうと思います。
→と書いたものの、新型コロナウィルスの影響で長らく旅行に行けていません。
これを書いたときは2020年の夏に行くはずだったんですけどね。
・・ということで私は森見登美彦さん作品を読み、観て、京都に思いを馳せ”いつか行ける”という楽しみを胸にまだまだ生きられそうです(笑)
※追記
↓んで、やっと聖地に行けました~

