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どこかに行きたくなる!おすすめ旅エッセイを紹介

旅に出るパンダ

旅エッセイストを目指している私なつやぎです。

旅行記など書きながらいつも思うことは
「おもしろい旅行記を書くのって難しい!
・・そうだ!人気旅行記、旅エッセイをたくさん読んでみよう!」

ってことであれこれ読んで楽しんで、、いや研究を続けているところです。

今回はその中でもこれは面白かった!人にすすめたい!という旅エッセイ作品を紹介していきます。

おすすめ旅エッセイ
①第一阿呆列車/内田百閒


夏目漱石の門下生であった内田百閒さん。
東大卒・法大ドイツ語教授という経歴はたいへん華やかでアカデミックな偉人でありながら随筆作品はとにかく阿呆でツッコミどころが多い(笑)

どんな名所だろうが観たいと思わなければいかない→うん分かる
ちょっと借金して東京から大阪行ってなんか一食してすぐ帰ってくる→えっ!?(困惑)

シリーズ化されている人気の阿呆列車は独特の思考回路から生まれたユーモア溢れる一冊です。
ちょっと小難しい風、こねくり回し系の文章が好きな方は是非!鉄道好きにもおすすめ!

おすすめ旅エッセイ
②フーテンのマハ/原田マハ


美麗かつ重厚な美術系フィクション小説も有名な原田マハさんですが、毛色が全く違う旅エッセイ系もおもしろいです。

カラっと明るく元気にアクティブ!
読んでいて清々しい~!!

「こんなに文章に勢いがある作家さんて他にいるのか?」というくらいずんずん読めてどこかに行きたくなる&元気になれる旅エッセイです。
短編集なので読みやすい!

フーテンのマハを読む


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おすすめ旅エッセイ
③表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬/若林正恭


オードリーの若林さん。
「本出してたの?」と知らず読みましたがなんとまぁいい本でした。

タイトルもそうなんですが、キューバに一人旅とかキューバに行く表向きの理由”社会主義の国を見てみたい”とか・・

「そんなにアクティブ&社会派な印象はないんだけど・・」

とちょっとした違和感を抱えたまま(たまにプッと笑いながら)読み進めていって、最終章でめちゃくちゃ感動!
そういうことかぁ・・

この本を書かれた数年後に結婚されたと知りなんだかすっごく嬉しかったです。

・・・・ちなみに私の夫はリトルトゥースです(笑)

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬を読む



おすすめ旅エッセイ
④人生の旅をゆく/よしもとばなな(吉本ばなな)


吉本ばななさんは小説と同じくらいエッセイもたくさん書かれています。

「お墓に入るときににんまりしちゃうような思い出を・・!」

柔らかくみずみずしく、ちょっと儚げで尖っている・・
エッセイもばななさんの小説と同じ雰囲気をまとっています。

旅行記なのに物語を読んでいるような別世界に浸れる感覚、言葉が心にすーっと沁み込んでいくような不思議感覚をぜひ体感してみてください。
人気作でシリーズ化されています。

人生の旅をゆくを読む


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おすすめ旅エッセイ
⑤深夜特急/沢木耕太郎


バックパッカーのバイブル、伝説的著書の深夜特急。
とにかく面白くてシリーズ全部、文庫だと6冊を一気読みしました。

沢木さんが旅をしたのは1970年代のことなので50年くらい前(!)ですが、旅好きな人たちが持つ根底にある感覚は変わっていないんでしょう、今なお読まれ続ける超名作。

「インドのデリーからイギリスのロンドンまで乗り合いバスでたどり着けるのか」がこの旅のテーマなんですが、まずこの1冊めではまだデリーにすら着いてない!(笑)
下調べもなにもせず出会う物事を受け入れていく・・
そんな旅してみたいですよね。

めちゃくちゃおもしろくてめちゃくちゃどこかに行きたくなります!

深夜特急を読む


深夜特急を読んだ方へ、裏話「旅する力」もおすすめ。



今後もおもしろい旅エッセイを読んだら追記していきます!

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