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【おすすめ少年漫画・青年漫画】藤田和日郎作品はこれを読め!!

藤田和日郎作品の主人公たち

大御所少年漫画家・藤田和日郎さんの大ファンであるなつやぎです。
今回は少年サンデーの看板作家である藤田和日郎先生のおすすめ漫画を紹介します。

藤田和日郎作品はどれもアツい・・!
泣いてもいい場所で読んでください!
そしてハートについた炎が消せなくなること請け合いのため・・
覚悟しましょう・・!(笑)

藤田和日郎作品はこれを読め①『うしおととら』

藤田和日郎作・うしおととらのイラスト


週刊少年サンデーにて1990~1996年連載。全33巻+外伝1巻。

言わずと知れた少年漫画の王道・傑作・名作『うしおととら』。
この作品の影響を受けた当時の少年少女=のちの有名少年漫画家たちは数知れず。
そこだけ切り取っても少年漫画界に多大なる貢献をした、そんな金字塔的大作です。

藤田和日郎先生初の長期連載作は妖怪『とら』と人間『潮(うしお)』の壮大な妖怪退治のストーリー。
漫画界の伝説的ともいえるラスボスの白面の者の怖さ、強さといったらもう・・!おそろしいおぞましい・・

うしおは藤田和日郎作品の主人公の中でもっともクセがなくまっすぐ純粋、優しく強い少年。
そんなうしおの言動に感銘を受け、心洗われ心惹かれた人は多いことでしょう。

読みすすめる中でうしおととらのふたりのルーツが判明すればするほどひき込まれていきます。
だんだんと深まるとらとの友情、重い運命を背負った母との家族愛に胸が熱くなります・・!

うつぼん

王道の少年漫画が読みたい人におすすめ!

妖怪とかちょっと怖くて気持ち悪いもの好きな人もきっと惹かれるはず。

うしおととらを読む

読みやすいサイズ感の文庫版セット。

藤田和日郎作品はこれを読め②『からくりサーカス』

藤田和日郎作・からくりサーカスのイラスト


週刊少年サンデーにて1997~2006年連載。全44巻。
長期連載作品2作め。

こちらもうしとらに次いで藤田和日郎先生の代表作ですね。
この漫画を読んで『つまらない』と言った人に私は会ったことありません。
とにかく話がおもしろいです。
筆者はこの作品がいちばん好き。

日本を代表する大企業の社長の愛人の子どもとして生まれた少年・勝(まさる)と世界に蔓延しつつある”笑わないと死ぬ”難病にかかった鳴海(なるみ)。
謎の銀髪の美女しろがねと出会い、運命の歯車が動いていきます・・
200年の時と国境を超えた壮大スペクタクルな超大作です。

ネット上で”進むほどにどんどんおもしろくなる!”という言葉が飛び交うほどストーリーの作りが秀逸で、張り巡らされた伏線の回収ぶりがお見事。
主人公・勝の出生のあれこれが判明していく様は上質なミステリー小説を読んでいるようです。

そしてもちろん藤田和日郎先生ですから、アツいです!感動です!泣きます!
藤田和日郎先生作品の中で一番恋愛要素が強い作品でもあります。

心震える命と愛の物語です。

アナゴんず

ストーリーがおもしろい漫画が読みたい人におすすめ!
漫画を読んでおもいっきり泣きたい人にも。
号泣・嗚咽注意~!!

からくりサーカスを読む

完全版の全巻セット。

『うしおととらとからくりサーカス、どちらもメジャー作品だから読んでみたいけどどっちを読んだらいいか迷う・・!(長いし)』

そんな人にちょっとヒントを。

  • うしとらはシンプルな王道ストーリー、からくりサーカスは複雑テクありなストーリー
  • 妖怪に惹かれるならうしとら、人形やからくりに惹かれるならからくりサーカス
  • 最初から最後まで完全ヒーローの主人公が見たいならうしとら、主人公の成長ぶりが見たいならからくりサーカス
  • 友情ものならうしとら、恋愛要素が強めなのがからくりサーカス


ざっと思いつくのはそんな感じでしょうか。
その他にこんなポイントも・・

ヘコアユくん

少年漫画は王道であればあるほど年齢が低いうちに読んだ方がよりハマれる!
という法則?があると思うんだよね~
それまで少年漫画をどれだけ読んでいるかも関係するかな。

小学生~中学生や王道の少年漫画をあまり読んだことがない人にはうしとら
高校生~大人やいろいろな漫画を読みつくした人ならからくりサーカス
が特におすすめかな!



もちろん漫画慣れした大人がうしとらを読んでも面白いけど、おそらくハマり度合いは違うのではないかと思います~

・・・ま、本音としてはみんなにどっちも読んでほしいんですけどね・・!(笑)

うしおととらを読む からくりサーカスを読む

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藤田和日郎作品はこれを読め③『月光条例』

藤田和日郎作・月光条例

週刊少年サンデーにて2008~2014年連載。全29巻。
長期連載作品3作め。

シンデレラ、赤ずきん、一寸法師・・
みんな知ってる世界中のおとぎ話の世界が狂った!?
使命を受けた岩崎月光(いわさきげっこう)が狂ったおとぎ話の世界を”正していく”ダークファンタジー。

正直に書きますと・・
藤田先生作品二大傑作うしとら、からくりサーカスと比べるとやや支持率は落ち気味な印象の月光条例。
これは”あの”からくりサーカス後のサンデー長期連載ということで読者の期待値がMAXだったってこともあるかと思います。

藤田さん大ファンである私も実は連載中に中だるみしてしまった。
が、連載終了後にコミックスを一気に読んだら・・
『めちゃくちゃおもしろいじゃん!』
となったのがこの作品。

からくりサーカスが”どんどんおもしろくなる”なら、月光条例は”一気読みすると化ける”作品!

私だけかと思ったら不思議なことに同じことを言っている人が複数いたので・・あると思います!
途中で断念した人もクリアな気持ちで読み返してみてほしいですね。

藤田先生作品の中では怖さ、グロさが控えめかな。
いや、こわさはあるな・・
あといちばん絵柄が近代的かもしれない(笑)

どちらかというと分かりやすい性格の登場人物が多い藤田先生作品ですが、この月光条例の登場人物たちは一筋縄ではいかない深みがあるキャラクターが多い・・
多いというかヒーロー&ヒロインがそんな感じですね。そこがまた魅力的!
月光&エンゲキブ・・・・好きだ~!!

ポニモ

かっこいい主人公・かわいいヒロインの漫画が読みたい人におすすめ!
グロ系が苦手な人にも!

あ、あとおとぎ話が嫌いな人はぜひ・・!!(笑)

月光条例を読む

コミックス全巻セット。
全部で20巻台だと長さ的に手が出しやすいですよね。

藤田和日郎作品はこれを読め④『黒博物館』シリーズ

黒博物館のキュレーター


デビューから小学館で描き続けている藤田先生初の講談社での作品。
モーニングにて掲載の短編・中編作品の人気シリーズ『黒博物館』。

長期連載作が有名な藤田先生の漫画ですが、短編・中編もものすごくいい!!んです!
短い中できっちり上手にまとめられているかつ、お話の面白さ&キャラの魅力が余すところなく伝わってくるんですよ。すごい、ものすごい完成度。

  • シリーズ1作目は2007年『スプリンガルド』『スプリンガルド異聞 マザア・グウス』同時掲載・全1巻
  • 2作目は2014年『ゴースト アンド レディ』上下巻
  • モーニング35周年読み切り祭りで短編の『キャンディケイン』(2020年現在コミックス未掲載)

以上が今のところ発表されている作品です。
そして第三段も今後連載される・・という情報がほのめかされています。ワクワク!

19世紀ロンドン。
過去に起こった事件などの証拠品などを集めた黒博物館を舞台に、実在した人物、実際に起こった怪事件を元にしたお話が展開されていくダークファンタジー。

「この弾丸一つにそんなドラマがあったとは・・!!」
・・などなど、ひとつの証拠品に関連する人物や事件の真相が徐々に明かされていく様は実に興味深い・・!

この博物館のちょっと天然風なキュレーターさんがいいんですよね~!
読者の心情を代弁してくれるから共感度が高い!(そしてかわいい!)
こりゃ人気あるキャラでしょう。

私はシリーズ1作めのスプリンガルドと異聞マザア・グウスのセットがめちゃくちゃ好きです!
ウォルターは藤田和日郎作品通して『私的好きなキャラランキング』の上位にいます~

かえるうおー!

完成度が高い中編漫画が読みたい人は是非!
近世のヨーロッパの雰囲気が好きな人にもおすすめ。

・・長いのが苦手な人にも!(笑)

黒博物館スプリンガルド&異聞マザア・グウスを読む 黒博物館ゴースト アンド レディを読む

『スプリンガルド』『スプリンガルド異聞 マザア・グウス』が1冊で読めます。

『ゴースト アンド レディ』のセット。

『黒博物館キャンディケイン』を読むには、今のところ単行本収録で配信もないためモーニング本誌を入手するという方法のみです。

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藤田和日郎作品はこれを読め⑤『邪眼は月輪に飛ぶ』

藤田和日郎作の邪眼は月輪に飛ぶの鵜平


2007年、週刊ビッグコミックスにて掲載。全1巻。
からくりサーカスの後の初の連載で全7話の中編作品です。

”邪眼は月輪(がちりん)に飛ぶ・・”
もうタイトルからしてかっこいい、渋いですよね。

”その眼で見られたら死ぬ”フクロウ『ミネルヴァ』と人間との戦いが、銃の専門家である床井雅美さんの協力の元、劇的かつ細密に描かれます。

藤田和日郎作・邪眼は月輪に飛ぶのフクロウ、ミネルヴァ



藤田先生作品によくあるコメディっぽいおふざけシーンはかなり控えめ。
作品全体から”職人気質的なオーラ”がかもし出されているうえ、かっこいい系(二枚目系)の少年青年キャラが登場しないという、藤田先生作品で一番大人向け・高年齢向けの作品ですね。

いぶし銀的存在の一冊です。
く~・・かっこいい・・!!

うつぼん

渋い大人向けの漫画が読みたい人におすすめ!
銃マニアが読んでも興味深いはず!

邪眼は月輪に飛ぶを読む

藤田和日郎作品はこれを読め⑥『夜の歌』

藤田和日郎作品・連絡船奇譚のイラスト

デビュー作『連絡船奇譚』を含む藤田和日郎初期作品の読み切り&短編作品集。1995年発売。
掲載作品は

  • からくりの君
  • 掌の歌
  • 連絡船奇譚
  • メリーゴーランドへ!
  • 夜に散歩しないかね(前後編)


いや~・・
漫画募集してこんなに世界観が出来上がっていてクオリティ高いものが送られてきたら・・
「大型新人きたぞ!!」
となるのは目に浮かびますよね。

藤田先生は高橋留美子先生の作品を読んでサンデーに投稿することを決めたそうですが、デビュー前の賞をとった漫画にありがちな、
”憧れの漫画家に絵とか作風がちょっと似てるね!”感が一切ない!
それどころかもう完全に藤田先生の世界の作品ですよね。
改めて、偉大な漫画家さんです。

収録作のうち私は特に、からくりサーカスの元になっている『からくりの君』とミステリー要素がある『夜に散歩しないかね』が好きです!こわいけど!

アナゴんず

和の雰囲気時代劇が好きな人におすすめ!

デビュー前後の初期作品集、ファンは絶対読んで~!

夜の歌を読む

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藤田和日郎作品はこれを読め⑦『暁の歌』

藤田和日郎作・美食王の到着

藤田和日郎短編集の第二段。2004年発売。
掲載作品は、

  • 美食王の到着
  • 瞬撃の虚空
  • ゲメル宇宙武器店
  • 空に羽が・・

『夜の歌』と対になっているようなタイトルですが、こちらも読み切り&短編集のため前作とはお話的なつながりなどはありません。

夜の歌よりも全体的にこちらの方がノリよくテンション高めな印象。
(夜と暁だからそりゃそうか)

私は『瞬撃の虚空』がかっこよくて好きです。
それから”この感じで連載もできちゃうんじゃない?”ってくらい『美食王の到着』の世界観が出来上がっている感じが本当にすごい。

どれも藤田和日郎節全開!の傑作集です!

かえるうおー!

ユニークで明るめの藤田先生作品を読みたい人に!
短時間で藤田先生ワールドを堪能したい人も是非!

暁の歌を読む

藤田和日郎作品はこれを読め⑧『双亡亭壊すべし』

藤田和日郎作・双亡亭壊すべしの青一


2016年~少年サンデーにて連載中。既刊19巻。
まだ連載途中なので軽めの紹介にしておきます。

そこへ入ったら外には出られない・・
謎のお化け屋敷『双亡亭』を壊すための人間たちの壮絶な戦い!

もともとちょっとこわい作風の藤田先生作品の中でもよりホラーちっくでこわいです・・!
そしてまだ連載途中ですが、何回泣いたかな?
最新作も熱い展開と感動は健在です!

『帰黒(かえりくろ)』は歴代作品の女性キャラ陣の中でも美人度ナンバー1ではないだろうか・・

ヘコアユくん

ホラー好き、こわいもの好きな人は是非!
絵を描く人にもおすすめ!

双亡亭壊すべしを読む

↑現在1~3巻が無料で読めます

『これを読め!』と言いつつ全部紹介してる(笑)


はい、そうですね、”これを読め”といいつつ全く厳選せず全作品を紹介しました(笑)
ファンからしたらどれも素晴らしい作品だから仕方ないです。
(なので『こんな人におすすめ』を書いたので許してください・・笑)

藤田和日郎作品、全部おもしろいです・・!

藤田和日郎作品のアニメってどうなの?

アニメ・うしおととらのタイトル画像


藤田和日郎先生の作品は『うしおととら』(2015-2016)『からくりサーカス』(2018-2019)がテレビアニメ化されています。

作画や音楽、アニメとしてのクオリティはもちろん文句なし!
ファンとしては・・
「あのキャラに色がついている!動いている!喋っている!」
と感動の連続
です。

ただ、ただですね・・
うしとらもからくりサーカスも原作の長さに対して2クールのみの放送で、ストーリーがはしょられているんです。
特にからくりサーカスは長いし濃いからね~

なのでアニメはどちらかというともともと原作を知っているファンが私のように感動しつつダイジェスト版的感覚で楽しむもの、そして知らない人が興味を持つきっかけ、導入としての位置づけ・・そんな印象かな、と。

やっぱりストーリーがはしょられているアニメだけで”完全に楽しむ”というのはちょっと無理があるかな・・
アニメを見て興味を持ったら原作も読んで~!!
というのがファンの気持ち(=私の気持ちだわ)じゃないでしょうか。

『うしおととら』と『からくりの君』はOVAあり

アニメ・からくりの君のタイトル画像


テレビアニメよりもずーっと前、1992年にうしおととらはVHSでアニメ化されました。
全10話、ビデオ発売に先駆けて9・10話の編集版が劇場作品として1993年に公開。
その後DVDコレクションも出ています。
佐々木望さんがうしお役を、大塚周夫さんがとら役を演じています。

紹介しといてアレですが・・私、これ見てません・・
すぐ見て出直してきます!


コミックス『夜の歌』に掲載されている『からくりの君』は藤田先生の画業20周年記念の”魂”という画集にDVDで付属しています。2009年発売。

こちらは私も見ました!
かなりいい!です!
若本規夫さんです(笑)!
ファン必携の画集自体もおすすめ!



ユリイカ2010年2月号には藤田和日郎先生と『鋼の錬金術師』の荒川弘先生との貴重な対談が掲載されています!

おわりに


今回は藤田和日郎先生の作品を紹介してきました。

私がいちばん最初に読んだ藤田先生作品は『からくりサーカス』で、けっこう大人になってからだったんです。
それまで少女漫画育ちだった私は

”絵が苦手”

という理由でずっと読まず嫌いでした。
でも今となってはその絵柄ももちろん含め、藤田ワールドの虜です。

あの時からくりサーカス読んでよかった~本当に良かった~
『絵が嫌いだから読まないとか・・絶対ダメ!』と半ば説教気味にすすめてくれた漫画好きの友人、ありがとう・・

もっと早く読んでいたらよかった。
うしとらの漫画とビデオ、小学生の時に家にあったのに~!!
(オタクの我が姉が持っていたんです)

うしとらを子ども時代に読んでいたら、からくりサーカスとどっちが好きだっただろうか・・・

『あーー小学生の時にうしとら読みたかった!』

過去は振り返らない主義の筆者、人生で唯一の後悔です(笑)

かえるうおー!

この記事に辿り着いたそこのステキなアナタ!
これも何かのご縁・・

一緒に藤田ワールドにハマろうではないか!!



お読みいただきありがとうございます!


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