今回はさまざまなアニメを手掛ける脚本家・小説家の岡田磨里さん関連のおすすめのアニメ作品を紹介していきます。
岡田磨里さんの関連作品はアニメ系総合サイトなどで『#もっと評価されるべき』タグがすごく多くついているんだ~
もっと評価されるべき・・
有名作もあるけど、知る人ぞ知る名作・傑作が多いってことでしょうね。
脚本家・岡田磨里さんとは?
作風や特徴・魅力!
岡田磨里さんはさまざまなアニメ作品の脚本、シリーズ構成や漫画の原作などを手掛ける人気の脚本家です。
『あの花』など、出身地である埼玉県秩父市を舞台にした3部作が有名。
タイトルを略すとしっくり4文字になる作品が多いですね。『あの花』『ここさけ』などなど・・
そのほか岡田磨里さんが手掛ける作品の特徴としては『複雑な人間関係』があげられます。
だいたい三角関係が出てきますね~
それから『複雑な家庭環境』も主人公の背景としてよく設定されています。
岡田さんは幼い頃に両親が離婚していること、小学校~高校まで不登校ぎみだったことを公表しているんだよね。
そんな経験がアニメづくりに活かされているのかも~
複雑な人間関係・・というとくら~いイメージになっちゃいそうですが、かわいらしいキャラクターデザインだったり美しい背景の中で話がテンポよく進んでいくため、シリアスすぎる重すぎるイメージはありません。
切ない・悲しいながらも爽やかさもあり、前向きなお話が多いのも特徴のひとつです。
日常~ファンタジーまで、どれも登場人物たちのリアルな心情がみずみずしく描かれる岡田磨里さん作品。
おすすめを紹介していくよ~!
岡田磨里おすすめ作品①凪のあすから

【凪のあすから】
テレビアニメ・全26話(2部構成)
2013年~2014年放送
おすすめ一作めはテレビアニメ全2部で放送された『凪のあすから』。
岡田さんはシリーズ構成で参加していて、全26話中、物語の主要部分の12話分の脚本を担当しています。
海底に住む人種(!?)が主人公のファンタジー作品。
かわいらしいキャラデザに似合わず、人間関係がもーー大変です・・
繰り広げられるゴタゴタ恋愛劇はわりとドロドロ度が高め。昼ドラ好きな人とか好きかも(?)
花江夏樹さんや花澤香菜さんなど人気声優も多数出演されているのも見どころのひとつ。
そして何と言っても”テレビアニメなのに背景が美しすぎるP.A.WORKS作品”だけあり、とにかく作画がめちゃくちゃ綺麗!なのもおすすめポイントです。
キレイすぎてびっくりしますよ~
岡田さん作品の中でも特に『もっと評価されるべき』名作!
凪あすはP.A.WORKSのオリジナルアニメですが、KADOKAWA・アスキーメディアワークスとの共同制作のため”月刊コミック電撃大王”でアニメに先がけ漫画が先行掲載されました。
漫画は全6巻。試し読みできますよ。

岡田磨里おすすめ作品②荒ぶる季節の乙女どもよ。

【荒ぶる季節の乙女どもよ。】
テレビアニメ・全12話
2019年放送
岡田磨里さんおすすめ2作めは”荒乙”こと『荒ぶる季節の乙女どもよ。』。
原作は別冊少年マガジンにて2017年~2019年に掲載された少年漫画。
岡田さんは漫画の原作とアニメの脚本を担当しています。
岡田さん作品にはめずらしく、ファンタジー、SF一切なしの日常系。
ただ日常と言っても”性に悩む女子高生”が登場人物であり、平和でのほほん~というわけにはいきません。
キュンキュン切ない悩み多き青春もの。
”女子高生の性がテーマって・・それ観るか~?”
なんて思いながらおばさん筆者は観ましたが、いや~おもしろかった~
やっぱり人間関係のゴタゴタはでてくるんだけど、展開が早くて次々と観られるためか、コミカル要素も多いためか、わりと明るくさっぱりした印象の作品です。
”乙女どもよ。”ってタイトルだけど、実際には乙女にはすすめないな。
なぜなら泉くんがヒーロー失格だからです!
もしこれが少女漫画だったらブーイングくらいまくりだよ・・(笑)
(少年漫画なのでアリです)
乙女のみんなは気をつけて見てね!
荒乙はキャラクターが魅力的(個人的には菅原さんが良い!)&次々見ちゃうおもしろさ・テンポの良さがおすすめポイントです~
あと淡い色彩が今っぽくてかわいい!

岡田磨里おすすめ作品③空の青さを知る人よ

【空の青さを知る人よ】
劇場アニメ・108分
2019年公開
おすすめの3作めは映画です『空の青さを知る人よ』。
埼玉県秩父市が舞台の3部作の3作品め。
脚本を岡田さん、監督は長井龍雪監督。
”これはせつなくてふしぎな、2度目の初恋の物語”
というキャッチフレーズの通り、せつなくてふしぎな青春SFものです。
清々しい秋の青空が印象的で、秩父3部作の中ではいちばん明るく前向きで爽やかなお話ですね~
普段アニメをあまり見ない人にも、”バリバリ岡田節はちょっと苦手・・”という人にもおすすめできる万人受け抜群な作品でしょう。
声優も劇場アニメらしく、俳優の吉沢亮さん・吉岡里帆さんなど声優にチャレンジしてます。
登場人物に共感する人多数あり!!
そう、あの頃の私はあおいだった、そして今の私は大人のしんのなのです・・
様々な年齢層でそれぞれの共感ポイントがあるはず・・!
なので老若男女みなさまにおすすめです。
↓あいみょんの主題歌も爽やかでいいんですよ~
岡田磨里おすすめ作品④あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない

【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。】
テレビアニメ・全11話
2011年放送
おすすめ4作目は岡田さんの出世作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』。
2011年にテレビアニメ・2013年に劇場版が公開されました。
岡田さんはアニメの脚本を担当した他、小説もアニメと並行してダ・ヴィンチで掲載されました。
秩父市が舞台の3部作の一作目。
バラバラになった小学生の頃の仲間たちがあるきっかけをもとに再会していく・・
ノスタルジックなファンタジー作品。
・・ってアニメ界では殿堂入りの名作なので私がどうこう言わなくてもいい気もするんですが(笑)
岡田さんの作品の中でも特に”泣ける!”お話。
切ない話が好きな人やノスタルジーを感じたい人、感動したい人にもってこいの作品です。
ハンカチを用意して見ましょう・・
こちらも普段アニメをあまり見ない人でも見やすい方かと思います!
”あの花”って・・何の花?
ぜひぜひ考えながら見てみて!
秀逸なタイトルなんだよ~
↑あの花の全話完全解読本。
岡田さんのインタビューも掲載されています。
岡田磨里おすすめ作品⑤さよならの朝に約束の花をかざろう

【さよならの朝に約束の花をかざろう】
劇場アニメ・115分
2018年公開
おすすめ5作目は2018年公開の劇場アニメ『さよならの朝に約束の花をかざろう』。
岡田さんの初監督作品。もちろん脚本も手掛けています。
岡田さん作品は日常にちょっとファンタジー要素やSF要素が入ってくるものが多いんですが、こちらはバリバリの異世界ファンタジー。
若い外見のまま数百年を生きる、不老長寿の一族のお話です。
雰囲気は終始シリアス、激動の展開で内容がめちゃくちゃ濃い・・!
岡田さん作品の中では情報量が多い印象なので、集中力が高い元気な時に見ることをおすすめします。
愛あふれる本気の意欲作です!
岡田磨里ワールドにどっぷりつかりたい人!
必見!
凪あす同様、P.A.WORKSのとんでもない作画を堪能できますよ~!
こちらも本っ当に美しいです!
俳優声優なしの豪華声優陣にも本気を感じます~
おわりに
今回は岡田磨里さんのおすすめ作品を紹介してきました。
どの作品をとってもやっぱり岡田さんの作るお話やキャラは細部まで”らしさ”があってセンス抜群、アニメによく合う脚本だよな~とつくづく思うわけです。
キャラのネーミングセンスとか相当いいよね。あだ名も。
実写化している作品はいくつかいくつかあるけど、やっぱり岡田さんのお話はアニメで見るのがおすすめだな、と書いていて感じましたよ~
それではまた!
まったね~♪