森見登美彦さんの作品に登場した聖地を巡る旅行記・再訪2日め。
最終日の2日めは京都を出て西へ西へと向かいます~
森見登美彦聖地巡礼・二日目日程
- 太陽の塔
- 有馬温泉
(喫茶パーラーいずみ)
(金の湯)
(旧保養研修所ありま)
京都から西へ。電車とバスで移動します。
太陽の塔と有馬!
どっちも初なので楽しみ~
早朝の鴨川デルタも心地いい~
旅行二日目、朝早く目が覚めてしまい出発まで時間があったので鴨川デルタへ行ってみました。
石の椅子に座り携帯を出そうとカバンの中をゴソゴソはじめた途端、ものすごい勢いで近づいてくるものが・・!
スズメでした。
突進されるかと思った(笑)

ここのスズメは相当餌付けされているようですね。
こんなに馴れ馴れしい・・いや、人懐っこいスズメに初めて出会いました。
かわいい!
けどごめん食べ物ないんだ・・
(ん・・?この辺ってスズメの丸焼きとかあるんじゃなかったか・・?)
ちなみにちょっと前に出回ってた「鴨川デルタ勢力図」によれば私が座ったこの場所は普段なら読書家さんが座っている椅子のようです。
京都市民ならきっと”わかる~”となるこの図。
京都があこがれの地である私は”なんて勉強になる図なんだ・・!!”
です(笑)
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なんじゃこりゃあ
太陽の塔
スズメにサヨナラし出町柳から京阪電車で祇園四条へ。
阪急電車に乗り換えます。
高槻市駅で各駅停車に乗り換える際、高槻出身の好きな声優さんを思い出しなんだか嬉しい気分に。
”駅で電車を乗り換える”
これだけのことで幸せ気分になれるとは・・なんてありがたいんだ!
南茨木駅でモノレールに乗り換え万博記念公園駅へ。
この辺りは広大な土地を目いっぱい使っている感じでやたら広々としています。
モノレールからの景色は開放感が半端ない!(いつもながら写真を撮ってない!笑)
山に囲まれた京都にいたためよりそう感じます。
日本一ピッチと距離が近い?と言われる吹田スタジアムもここなんだね~

万博記念公園駅もものっすごい晴れ!
左手を見ると・・

でた~!
なんじゃこりゃあ!
(森見さんファンなら言わねばならないヤツ・笑)
確かになんじゃこりゃですよこれは・・(何言ってるのか分からなくなってきた・笑)
そびえたつ太陽の塔。
んで、この万博記念公園付近は本当に日陰がない!
日焼け止めを塗りなおしつつこの旅行一きつい日差しを浴びながら太陽の塔のふもとを目指します。
周りを見ると男女問わず日傘をさしていました。
今や日傘は命を守る道具ですよね、一昔前までは日焼けしたくないマダムのイメージでしたが。
この日は全国的に猛暑。
この暑さが・・
岡本太郎氏のパッションなのか・・・!?

ご対面・・!!
噂には聞いていたけど近くで見ると迫力がものすごい!
力強すぎて世界の終わりが来ても倒れることがなさそう(笑)
一応簡単に説明しておきますと、太陽の塔は1970年に開催されたアジア初の万博・日本万国博覧会(大阪万博)のために岡本太郎氏がつくったシンボル的な建築物です。
万博後に建物の永久保存が決まり建物内の展示物は万博後に撤去されましたが、2018年に当時の様子を復元・補修・改修され内覧できるようになりました。
2018年・・
中に入れるようになったのってけっこう最近のことだったんですね。
森見さんのデビュー作は「太陽の塔」なわけですが、書かれていた&発表の頃はもちろん外から眺めるだけだったわけです。
中もとんでもないよ・太陽の塔
せっかくなので建物内も入ってきました~
※太陽の塔の内部に入るには日時指定の事前チケットが必要です。空いていれば当日券もあり。
外から見てもすごいけど中もまあとんでもなかったです。
芸術家ってすげぇ・・・


地底の太陽
1階のみ撮影OK。
太陽の塔の4つめの顔”地底の太陽”の展示は怖すぎて我が子(5歳児)が見たら絶対泣く(笑)
遠足っぽい小学校中学年くらいと思われる団体がいたけどあのくらいになればもう平気なのかな。

生命の樹
生命の進化を表す”生命の樹”。
これが建物のてっぺんまで続きます。
もうどこもかしこもキモくて怖くて・・とても好き(笑)
岡本氏によれば太陽は”神聖なる核”と。
このエネルギーがなければ何も生まれていないわけですよね。
そうかぁ。
そう思えば来るときには憎たらしいくらいに感じていた照りつける日差しも帰り道は感謝しながら・・・・・
・・・
いやでもやっぱ暑いわ(笑)
山を越え・・
高速バスで有馬へ!
アートのパワーで元気になった後はさらに西へ。
有馬温泉を目指します。
モノレールと北大阪急行を乗り継ぎ桃山台駅に到着。
ここから有馬温泉まで高速バスが出ているということで事前に予約しておきました。

本当にここでいいんだよね?
と乗り場名を確認すること3度め。
予定より10分遅れでバスが到着しました。よかったよかった。
バス内はほぼ満席&年齢層がとても高め。
約30分間、街を越え山を越え有馬温泉に到着。
有馬温泉ってこんな山の中にあったのか~

バスを降りるとすぐそこに喫茶パーラーいずみが!
16時で閉まってしまうので温泉より先におじゃましました。

昭和の空気が流れる店内、矢三郎と同じ席でミルクセーキをいただきます。
ああ、砂糖壺に喧嘩を売られたい(笑)

窓からは弁天たちが出てきたあのお土産屋さんが。
思ってたより距離近い。矢三郎よくバレなかったね。
喫茶パーラーいずみは喫煙可。
私の座った席は現在は禁煙席となっていたけど特に仕切りもないのであまり意味はないような・・
昔行った地元の古いカラオケ屋みたいな懐かしいにおいがしました(笑)
カフェウッディタウンといい非喫煙者にとっては長居はできません。
まあ矢三郎も森見さんも喫煙者だから仕方ない。(今も喫煙しているかは不明)
タバコ吸ってる狸とかけっこうやんちゃだよなー、なんて思いながら会計を済ませて店を後にします。

パーラーいずみからちょっと坂を上ったところにある金の湯へ。
やったー温泉だぞー!!
有馬温泉は湯源がいくつかあり、金の湯では鉄分塩分豊富な赤褐色の湯に入れます。
金の湯に対して炭酸泉・ラジウムの銀の湯もあり。
その他たくさんの温泉施設が山間に押し合いへし合いしてます。
矢三郎もつかっていた金の湯の”あつ湯”は44℃。
となりの浴槽”ぬる湯”でも42℃。
42℃でもわりと熱いと思うんですが(笑)
嗚呼、「極楽」とは温泉のことと見つけたり
森見登美彦 有頂天家族二代目の帰朝より
その後矢三郎は地獄に堕とされてましたね。
天国から地獄へ・・矢三郎には悪いけどおもしろすぎる!(笑)
熱い湯で疲れがふっとんだ私は・・
極楽のまま帰らせてもらおうと思います~(笑)

金の湯の建物の脇には無料の足湯が。
写真を撮ったのが夕方すぎだったため誰もいませんが日中はそこそこ人がいました。
真夏の温泉もいいもんです~
今度は銀の湯も行ってみたいな。
有馬のポストには海星がいるのだ
金曜倶楽部を尾行する矢三郎。
矢三郎にこっそりついてきて文句ばかり言う海星。
海星が潜んだポストを追って撮影する私。
ということで海星が隠れたポストを撮ってきました。




現在リロの施設として中が綺麗に改装されています
金曜倶楽部が開かれる寿老人の電車が置いてあったのがこの保養研修所ありま。
有馬温泉の宿泊施設等の中でも一番登った奥地にありました。
後ろには山しかありません。
総一郎のお土産の炭酸せんべいは若狭屋のもの
総一郎が一家のお土産にしていたのはこの炭酸せんべい。
有馬温泉のお土産屋さんならどこでも売っている炭酸せんべいですが、同じ包装紙のものを事前に検索してもどうしても見つけられなかったのですが、現地で発見できてよかった!
パーラーいずみの向かいの若狭屋のものです。



↑このアングルもアニメで見ましたね~
赤い橋は有名なねね橋。
秀吉も気に入っていたという有馬温泉。
思っていたよりこじんまりとしていたけれどいいところだったな~。
京都からも遠くはないし、神戸の街中(三宮)から電車で2~30分というアクセスの良さ。
また来たいな~
次は五山だ・・!!
※追記
行きました五山の送り火!
がっ、トラブルが発生~
番外編↓に続きます・・
