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貴船の川床で鱧!清水の舞台で舞う【森見登美彦作品聖地巡礼・番外編③】

貴船の川床・滝

森見さん作品聖地巡礼・番外編の3回目は「貴船」&「清水寺」
番外編最後の記事になります~

貴船の川床は街中マイナス10℃!


京都市内の避暑地と言えば貴船!
出町柳から叡電に揺られること約30分、「ここも京都市内なのか~~」と驚くくらい自然豊かな山の中にたどり着けます。

貴船には鴨川の源流のひとつ「貴船川」が流れており川の上に座敷を敷く川床が有名。
「貴船の川床は街中よりマイナス10℃近く涼しい!」
と聞いていましたが実際とても涼しかったです。
水の流れる音によりさらに涼しく感じる効果がありそう。

貴船の川床の滝


森見さん作品的には貴船は「夜行」にて再会したメンバーが宿泊した地。
作中では具体的なお店の名前が出されておらず「貴船の川沿いの宿」とだけあったため今回は川沿いのお店なら巡礼OKとしました。

夜行では鞍馬の火祭の時期だったため食事も鱧ではなく猪鍋。
なのでいつかは鞍馬の火祭&貴船の宿に泊まって猪鍋をつつきたい!です!

鱧の噛みごたえ食べごたえ!!

川床ディナーは貴船神社のすぐ近くにある貴船荘にて。

涼しくて滝の音も心地いいうえ白ワインでほろ酔い、さらにコースの料理が本当においしくていい気分。
で、写真をあまり撮らないという私あるある(笑)
後日レポ記事のことはすっかりさておき目の前のことに没頭しすぎました・・
(本当に楽しんでいる旅行ほど写真は少ないのかもしれない)

でも鱧はかろうじて撮った・・!

貴船の川床(貴船荘)の鱧しゃぶ
鱧ハモはも~

関西ではスーパーにも並ぶという鱧。関東の普通のスーパーではまず見かけません。(よね?)

人生初の鱧、そのお味は・・
味はクセがなく淡白、嚙み応えが・・思ってたのと違った(笑)
身は普通ですが皮がかんでもかんでも、、、

ハモ・・響きからして勝手に繊細なものとイメージしておりましたが・・
想像以上の咀嚼量を必要とされ胃袋的にはまだまだいけるのになぜか満腹感がすぐそこに。
たくさん噛むと満腹感を得られる・・これダイエット法で有名なやつだ!(笑)

人生はじめての鱧を食す、貴船の川床にて貴重な経験値を積むことができました。

んで、ここ貴船荘さんは川床だけでなく季節によって”山床”と”火床”なるものをやっているんですよ。
これは制覇せねば・・!
冬の貴船はかなり寒いだろうけどそれもまたいとをかし。
ずーっと夏一筋だった寒がりな私でしたが最近やっと冬の良さが分かってきたところです。

落雷の叡電

前の記事でちょこっと触れましたが、今回の旅行のメインイベントは五山の送り火見学。
貴船でご飯を食べた後、出町柳付近で大の字を見る計画でしたがここでトラブル発生!

貴船から出町柳までの唯一の公共交通機関である叡電が落雷によりストップしてしまいました。
私たちが乗る一本前までは動いていたのになんというドンピシャなタイミング(笑)
貴船口駅まで送ってくれた貴船荘の運転手さんに「雨も降らず良かったですね」と声をかけてもらった直後の出来事でした。

たまたまその後駅に到着した川床のお店の送迎者運転手の「タクシーはまず来てくれない」というセリフを聞いてしまい「まさか貴船口駅にて野宿か!?」と不安になりながらも待つことしかできず。

結局30分程して動きはじめ長めの停車がありながら出町柳駅到着は20時20分
五山の大文字点火時間は20時~20時20分・・・

ちょうど終わりの時間に着きました!ってこんな逆ミラクルあるかーーー!
貴船口駅で一夜を過ごすよりは全然マシだけども、それにしてもこのタイミングは・・(笑)

旅行中の天気があやしいことはだいぶ前から調べていたので知っていたし元々晴れてはいなかったけども、貴船の川床を満喫したいい気分直後だったので気持ち的には晴天の霹靂という出来事でした(笑)

京都の街中を離れる時はスケジューリング注意!
勉強になりました。

来年の五山の送り火には古本市が終わったらずっとデルタ付近で待つことを決めたのでした(笑)

五山の送り火・消えゆく大文字・出町橋の上から
消えゆく大文字
たぶん出町橋の上あたりで撮った写真
五山の送り火・消えゆく大文字と混み合う出町柳の歩行者天国
歩行者天国で混雑している出町柳駅付近

河合橋から点灯時間が大文字よりも遅い「法」の字もちょっとだけ見ることができました。

ござんの送り火・河合橋から見た法の字
画面真ん中に法の字あり



清水寺は朝がいい!
かもしれない


五山とは日にちが変わりましてお次は清水寺。
京都でも1番くらいに有名な観光地ですよね。

森見さん作品の聖地としては「有頂天家族」にて弁天と二代目が”不穏かつ意味深な”逢引きを行った場所です。

修学旅行でも来たうえ個人旅行でも何度か訪れたことがあったため聖地巡礼の旅行では後回しにしていたスポットでしたが今回10年ぶりくらいに訪れてみました。

観光客が戻りつつあり有名な観光スポットならそこそこに人がいる現在の京都ですが、午前中の早めの時間帯に行ったところ人はまばら。

人が少ない清水寺の仁王門
人が少ない!仁王門前


15年近く前に秋の夜のライトアップの時期(二代目と弁天の逢引きのシチュエーションも秋でした)にも訪れたことがありましたがとにかく混雑していたのが印象に残っています。
確かに綺麗だったけど、あまり人が多いのもなぁ。

今回はじめて清水寺をマイペースに参拝できました。
本堂にある大きなおりん(鐘)をはじめて鳴らしました。
(おりんを鳴らすための”りん棒”が重すぎてびっくり・笑)
鐘の音に心が静まり混雑している清水寺と同じ場所と思えないほど。
ここでもなかなかいい時間を過ごせました。

帰り道ではこれから向かう人とたくさんすれ違ったのでこの後は混みあいそうな雰囲気。
清水寺参拝は早めの時間帯に行くとゆっくりできていいかも!

500個の風鈴の音

夏の清水寺の大量の南部風鈴

清水寺では毎年夏に岩手の工芸品”南部風鈴”が飾られます。
その数500個!綺麗な音色でした。
東日本大震災の弔いと復興とともに現在は新型コロナウィルス終息を祈り毎年8月に行われているそうです。

清水の舞台で変な踊りに付き合わされる

清水の舞台はその昔、観音様の巡礼が大流行し参拝客が増えた際に安全に参拝できるよう崖の上に増築されたという過去があるそうです。
だから出っ張ってるんですね。

そんな世界遺産の歴史ある場所で変な踊りに付き合わされるの図。

清水の舞台で踊る
京都の街中が見える清水の舞台
遠くに小さな京都タワーも


うん!LES TWINSくらい踊れた!(かもしれないかもしれない!笑)

腕が短いと水は汲めません(笑)

1200年の歴史を誇る清水寺で一度も枯れたことがないとされる音羽の滝。
パワースポットとしても人気の場所です。

なが~い柄杓ですくうわけですが・・腕が短い子どもだと届かないんですね(笑)

清水寺の音羽の滝で奮闘する5歳児

抱っこされなんとか汲めました。
きっと30cmくらい足が地面から浮いてます(笑)


さてさて・・
メインイベントを見逃すという思い残すことが大きすぎる京都旅行でしたが「来年も元気にここに来るぞ!」というモチベーションになるのでまあよかったです(笑)

約1年後の五山を楽しみに生きて行きますよ!!!


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